荒川ラーメン紀行Z 麺屋 愛心 TOKYO 町屋店

長い間お休みしていた荒川ラーメン紀行ですがこの度2019年5月「荒川ラーメン紀行Z」として復活です。

思い起こせば、「今、三ノ輪のラーメンが熱い!」ということでジョニーの味噌、当時オープンしたばかりのトイボックスラーメン鶴若を紹介するためにスタートした企画でした。

しかし熱烈なラーメンファンも多い世の中でラーメンの記事を書くのは私にはとても難しく、記事を書くたびにこれでいいのか? きちんと伝わっているのか? と問う日々が続きました。

というわけで最後に掲載したのはいつだっけ?という感じなのですが、その間にも多くのラーメン店がオープンし、以前掲載した店もさらに進化したラーメンを作っています。なによりも、「あのラーメンの連載いいよね」と言ってくれる読者やお店の人の声から連載再開を決意しました。相変わらず薄いラーメン知識ですがお店の気持ちをきちんと伝える努力をしていこうと思います。

と、硬い話からスタートしたわけですが、記念すべき連載再開第1回目は、2018年4月に町屋にオープンした「海老寿久らーめん愛心」です。

新潟に本店を持つラーメン屋の東京進出1号店です。いまやごはん時には行列もできる人気店です。

新潟ラーメンらしいメニューも揃えながら、全く新しいエビをふんだんに使った担々麺の店。カウンター10席のみの黒を基調とした店内は落ち着いた雰囲気でおしゃれな印象。

早速、ラーメンを頼みます。

海老寿久担々麺(1,000円)

店名にもある海老寿久担々麺、甘エビを殻ごと砕き自家製芝麻醤と合わせた濃厚なスープに細麺を使った担々麺です。

海老寿久はエビのビスク(甲殻類のクリーミーなスープ)という意味で、その名の通り濃厚なエビの味わいがたまらない一品。スープに浮かぶ赤と黒の油、赤は辣油、黒は山椒油と異なった味わいを楽しめます。

〆の「追いリゾ」は残ったスープにご飯を入れチーズをかけて炙った手間のかかったもの。お腹いっぱいでもついついお願いしてしまいます。

麻婆麺(1,000円)

もともと新潟のご当地ラーメンである麻婆麺をアレンジ。プルプル食感の豆腐と花山椒の風味が効いた本格的な麻婆餡をのせたラーメンです。

注文ごとに湯通しする豆腐や味のアクセントに使っている大葉と各所にこだわりがみえます。厳選された煮干しでとったスープは香りが良く、麻婆餡がからんだ時の味わいは格別。いつでも半ライスサービスなので、ラーメンの上に乗った餡をすくってご飯にかけて即席麻婆丼を作るのもありですね。

白カレー(330円)

サイドメニューエースといえば間違いなくこの白カレー。

ほどよくスパイスがきいたカレーの上いっぱいにたっぷりのチーズを乗せ炙っています。一度食べるとクセになるリピーター続出の逸品です。

「新潟から出てきて新しい地での出発に不安はありましたが、たくさんの地元の方が暖かく迎えてくれました」

店長の山際さんは新潟の本店で修行を積んだ25歳の女性。笑顔と元気のいい応対が素敵です。

「小さなお店ですがお客様とのふれあいを大事にしていきたいです。まだまだ未熟者ですが地域のみなさんに愛されるよう精一杯美味しいラーメンを提供して行きます。」

店長の人柄もラーメンも素晴らしいオススメの店です。


<店舗情報>

  • 店名:麺屋 愛心 TOKYO 町屋店
  • 住所:荒川区荒川7-39-3
  • 電話:03-5604-5585
  • 営業時間:11:00~15:00/17:30~22:30
  • 定休日:火曜日
  • その他:全面禁煙。カウンターのみの店ですので車椅子は入り口に一番近い席でのみ対応可。お子様用取り皿、フォーク、箸の用意あり


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