桃祭り – 2000体の雛人形と迎える春の素盞雄神社

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南千住にある素盞雄神社では2月末から4月初旬は桃祭りが開催されています。境内には約2000体の雛人形が飾られ多くの桃の花や菜の花が咲き見頃を迎えています。

4月1日から8日までの間のみ江戸時代より伝わる災厄除けの白桃樹御守が授与されます。

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早咲きの矢口、菊のような細いはなびらの菊桃、一つの木から赤と白の花を咲かす源平など多くの種類、100本を超えるの桃の花をみることができるのも魅力です。

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素盞雄神社といえば6月の天王祭や勇敢な神様、スサノオノミコトを祀った勇ましいイメージのある神社ですがなぜこんなに多くの雛人形が飾られているのでしょう?

第二次大戦後の復興期に下町では自分たちの子供のために7段飾りを買う家庭が多かったのです。しかし時は経ち集合住宅暮らしや核家族化により7段飾りを置けない家庭もふえました。役目を終えた雛人形を神社が引き受けはじめたのが由来です。

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参集殿での雛人形の見学はお参りに来た方の迷惑にならないようにしましょう。

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3月3日を過ぎたら早く雛人形を仕舞わないと嫁に行きそびれる、なんてよく聞きますよね。
ひな祭りは終わりましたが素盞雄神社では4月初旬まで見ることができます。

境内では2月末から時期をずらして種類が違う桃の花が咲いていきます。3月中旬になると多くの桃の花が満開になります。新暦の4月は旧暦の3月になり昔のひな祭りはまさに桃の節句の名にふさわしいお祭りだったのでしょう。

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とても可愛らしい花を咲かす桃ですが古くから邪気を払う霊木と言われています。

古事記にはイザナギノミコトが死者の国から脱出するときに桃の実3個を追っ手に投げつけて難を逃れたと書かれています。このような話を聞くと神社に桃の木があるのは納得できます。

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素盞雄神社は平安時代、延暦14年(西暦795年)の4月8日に創建されました。
4月1日から8日までの間のみ江戸時代より伝わる災厄除けの白桃樹御守が授与されます。

素盞雄神社
荒川区南千住6-60-1
http://www.susanoo.or.jp/
https://www.facebook.com/susanoojinja

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