南千住で爽やかに紅茶を一杯どうぞ – Cafe Shukran(カフェ・シュクラン)(読者特典付き)

荒川区を代表する下町、南千住。天王祭などお祭りがあれば人の熱気と汗で埋まるコツ通り。

その喧騒の通りからほんのわずかだけ路地に入ったところ、駐輪場横に、瀟洒な一軒家があります。

カフェ・シュクラン外観
カフェ・シュクラン外観

側面に見える階段下には立て看板があり、紅茶カフェ「Cafe Shukran」とあります。植栽でかわいらしくデコレーションされた入口の先に、2階まで上がる階段が伸びています。

カフェシュクラン階段
階段を上がった2階にお店はあります

オシャレすぎて場違いだったらどうしよう、、少しためらう気持ちを抑えながら、洒落た階段をあがっていきます。

魔女の宅急便に出てくるキキのお店に入るようなドキドキした気持ちを感じながら、Cafe Shukranと書かれたガラス扉を開けると、右手にはカウンター、左手には居心地のよさそうなソファやテーブル席が置かれた穏やかな空間が広がっていました。

カフェシュクラン内観1
爽やかな風が通りぬける店内

ベランダにはたくさんのハーブに包まれた緑豊かなテラス席があり、南千住とは思えない爽やかな風が通りぬけます。

「いらっしゃいませ」と運ばれてきた水はさわやかなハーブで香り付けされており、オーナーのおもてなしを感じます。

埼玉の川口の生まれながら、実はおじいさんが南千住に住んでいた関係で小さい頃から南千住にはよく遊びにきていたという、オーナーの堀田さんにお話を聞きました。


– こちらはどういったお店なんでしょうか?

紅茶を中心に、世界の各産地からの紅茶やハーブティー、日本茶、中国茶なんかも楽しんでいただけるお店です。オープンしたのは2014年7月23日です。

カフェ・シュクラン 堀田さん
オーナーの堀田さん


– なぜ紅茶のお店を?

もともと紅茶に興味をもったのが学生時代なのですが、飲むことよりも、紅茶の歴史のほうに興味が湧きました。それで紅茶のことを勉強しているうちに、就職もお茶の会社に就職してしまい(笑)、10数年本社でお茶の買い付けをやったり、お店のほうで働いたりしていました。

カフェ・シュクラン - テラス席

自分でお茶に関わる仕事を長年している中で、紅茶は渋い、とか、紅茶は紅茶でどれも同じ、という概念を取り外したいという思いが湧いてきました。

たくさんの人に、美味しい紅茶がいっぱいあることを知ってもらって、そして、もっと身近な飲み物として飲んで欲しい、と思うようになって、だんだんと、いつか自分でもお店をやってみたいなぁ、と思うようになりました。


– 紅茶のどの辺りに興味を持ったのでしょう?

学生時代にイギリスに短期留学したんです。

その時、「どうしてイギリス人はこんなに紅茶を飲むんだろう?」というところから始まって、イギリスで紅茶を作ってるわけでもないし、、と勉強をしてみたら、植民地のインドから入ってきたんだ、というようなことを知って、そこから面白いなって思って勉強を始めたんです。


– 店名のシュクランとはどういう意味なんでしょう?

アラビア語の「ありがとう」っていう意味なんです。

カフェ・シュクラン 

もともとお店の名前をどうしようかなって考えていたときは英語やフランス語にしようと思っていたんですが、なかなかありきたりなものしか思い浮かばないでいたときに、たまたまモロッコに旅行で行ったんです。その時に、お買い物なんかをしていると「シュクラン」と言われることがよくあって、いい響きだなって思いまして。

お店をオープンするにあたってお世話になった方や、これからお店に来る方への感謝の気持ちも込めて、それを店名にしようと決めました。


– お店を開店されてみてどうでしたか?

常に一人でやっているのが大変と言えば大変ですね。。。(笑)焼菓子なども自家製でやっているので。ただ、作ったりキッチンでやることについては、好きなので殆ど苦にならないんです。

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飲食やっている方はみな同じではあると思うんですが、帰り際においしかったですとか、また来ますとか言ってもらえることがあって、そういうことがあると嬉しいです。あとは、南千住にこういう感じのお店が無かったので、こういうお店ができて嬉しい、って言ってもらえることが多いんです。お店を作って良かったなって思える瞬間です。

ですが、その他のこと、、経理関係とか、パソコン系もあまり得意ではないので、その辺は苦手ですね。。(笑)。


– オススメのポイントについて教えてください

紅茶を売りにしているので、もちろん紅茶です。お茶はオーダーをいただいてから一杯一杯茶葉から作っています。

自家製ケーキについても、紅茶とスイーツのコーディネーターの資格も取ったのですが、お茶に合うような配合で3種類をローテーションで作っています。たまに、定番の3種類以外に抹茶や焙じ茶を使ってアレンジを加えてみたり、美味しいフルーツが手に入った時は違うタイプのケーキを作ることもあります。

滑らかでやさしい甘さが香る、新茶の水出しダージリンティーと、自家製バナナタルト。
滑らかでやさしい甘さが香る、新茶の水出しダージリンティーと、自家製バナナタルト。

お茶については種類がたくさんあるので、単品でもケーキと一緒でも、お好みのお茶や、ケーキに合うものがどれかなど、遠慮無く聞いていただければと思います。

☆☆☆読者特典☆☆☆
平日ランチタイム以外、いつでもケーキセットをセット価格でご提供(通常ケーキ550円→450円)

食事については、お昼はランチをやっているのですが、夜もコースメニューを用意していまして、2500円と3000円のコースがあります。

予約が必要なんですが、2500円のコースだと4品。前菜、サラダ、あと一品。それにパスタかピザかを選んで、コーヒーか紅茶を付けて、という内容になっています。きっちりしたコースという感じではなく、何人かで一緒に食べながら時間を楽しんでもらって、、という内容になっています。

テラス席でゆったりしたひとときを。
テラス席でゆったりしたひとときを。

お菓子も手作りですし、食事関係もドレッシングなども含めて、ほぼ全て手作りで作っています。


– 紅茶の講座も開かれているんですね?

季節によっていろんな講座をご用意しています。

例えば先月(5月)であれば新茶の季節だったので、紅茶の新茶の講座をやりました。6月から7月にかけては、夏をイメージして美味しいアイスティーの作り方と、アイスティーを使ったアレンジティーの講座を行います。

カフェ・シュクラン ティー講座

教室は本講座とリピート講座がありまして、興味を持っていただいた講座だけを受講していただくことも可能ですが、「基本編」と合わせて3つの講座を受講していただくと、紅茶雑貨のプレゼントが付く特典もあります。講座は毎回4名までの少人数でやっているので、お一人お一人じっくり学んでいただけるようになっています。

大体、どの講座も実演と試飲があって、あとはちょっと歴史的なことも勉強していただく、といった内容になっております。


– 地域の方に一言どうぞ。

ここでお店をやるということになったとき、小さいときも来ていたし、やっぱりここの土地にご縁があるのかなって思ったんですが、実際に引っ越してきて住んでみたらすごく住みやすくて、歴史もありますし、いい町だなって思ってます。

まだ知っていただけていない方が多いと思いますし、2階なので、ちょっと入りづらかった、ってよく言われるんですが(笑)、気軽に来れるお店なのでぜひ足を運んでみていただきたいです。ゆっくりした時間が流れていると思います。


あなたもぜひ、南千住の路地裏にひっそりと佇む空間で、路地に流れるさわやかな風につつまれながら、シュクランの魔法にかかってみてください。

カフェ・シュクラン内観2


<店舗情報>

  • 店名:Cafe Shukran(カフェ・シュクラン)
  • 住所:〒116-0003 東京都荒川区南千住7-5-16 2F
  • 営業時間:11:30〜18:00(祝、日、月)、11:30〜21:00(水〜土)
  • 定休日:火曜日
  • 電話番号:03-5604-5149
  • ホームページ:Cafe Shukran

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。> 「荒川102取材マップ」


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