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城北信用金庫は荒川区に本店を持ち、荒川区・北区を中心に都内と埼玉に支店を置く信用金庫。
信金といえば“地域に密着した昔ながらの金融機関”といったイメージがありますが、城北信金の取り組みはどれもあたらしく革新的。一般的な金融業の枠組みにとらわれない、城北信金ならではの取り組みの数々に密着しました。
ヒト・マチ・モノをつなぐ「NACORD」。城北信金がクラウドファンディング参画を支援する理由
城北信金が目指すのは、地域に住まう人たちとのより深い関係づくり。「NACORD(ナコード)」は、その取り組みのひとつです。
NACORDは、地域企業の魅力やアイディアを発信するオウンドメディアです。
そのコンテンツのひとつにクラウドファンディングがあり、地域の企業や町工場のクラウドファンディング参画を、城北信金が後押ししています。サービス大手「Makuake(マクアケ)」との業務提携によって2015年にスタートしました。
ですが、いったいなぜ、信用金庫がクラウドファンディングに注目したのでしょうか。石川常務に話をうかがいました。
「国内だけに限らず、海外からも資金調達を行いたいという思いでツールを探していたところ、行き着いたのがクラウドファンディングでした。クラウドファンディングの仕組みは、実はとても金融サービスに近いんです。それから、SNSを通じてMakuakeの社長とつながることができたので、一緒になにかできませんかって話を持ちかけたのがきっかけです」
荒川区や北区は町工場がひしめく東京の下町。そこには、優れた技術力があったとしても、資金力不足や情報力不足が原因でくすぶってしまうケースが少なくないという現実があります。そこで城北信金が、製品力がある地元企業とクラウドファンディングをマッチング。製品の見せ方やアプローチの方法を企業とともに考え、実現へ向けてプロジェクト化のサポートを行っています。
「これはNACORDができたばかりのころにプロジェクト化を行った、荒川区の株式会社バックストリートファクトリーさんの “イルミネーションクラフト”というアイテムです。応援購入金額の193%を達成したプロジェクトでしたが、このプロジェクトをきっかけに、レーザー彫刻技術に注目が集まり、さまざまな企業から受注が入ったといいます。クラウドファンディングを単なる資金調達で終わらせるのではなく、新しいビジネスを生むマッチングサービスとして生かしていただけたら嬉しいですね」
デザインだってコミュニケーション。印象深いビジュアルで心に残る取り組みを
NACORDのほかにも、新型コロナウィルス感染症対応の最前線で活躍する人々を支援するプロジェクト「THANKS UNITY(サンクスユニティ)」、カフェ併設の起業家支援施設「COSA ON(コーサ・オン)」、アスリート職員支援「Johoku Athletes Club」、地域密着型音楽レーベル「Johoku Music Lab」など、他の信金には見られない革新的な取り組みを行う城北信金。
いずれも、サイトから施設の外観、パンフレットに至るまで、すべてのデザインが洗練されているのに驚きます。
「金融商品ってどこも似たようなものしか取り扱えないので、金融機関は差別化が難しんです。より城北信金に親近感をもってもらうために、まずは“親しみやすいビジュアルであること”を強く意識しました」
こだわり抜かれたデザインを手掛けているのは、平均年齢27歳~28歳のメンバーで構成されたコミュニケーション開発事業部のスタッフたち。広報誌の作成やサイト制作を外部委託するケースが多いなか、フォトグラファーやデザイナーが社員として在籍している金融機関なんて、なかなかないのでは…?
「せっかくいろいろなサービスを立ち上げても、『見たい!』と思ってもらえなければ、なかなか目には留まりませんよね。“伝える”という意味では、デザインだってコミュニケーションのひとつだと考えています。ビジュアルにもこだわっていきたいですね」
より地域との関係性を深めるために、さまざまな取り組みに挑み続ける城北信金。金融サービスはもちろん、金融業務の枠を超えた取り組みでも地域住民や地元企業を支え、町とともに、地域全体を盛り上げていく。そこには、「地域に住まう人たちの夢を支える金融機関でありたい」という強い思いがありました。
地元で事業をはじめたい、企画を製品化して世界に売り込みたい、事業をもっと大きくしたい…。これまでもさまざまな夢のサポートを行ってきた城北信金だからこそ、あなたの夢を実現するためのヒントが見つかるかもしれませんよ。
*城北信金は11月の期間限定イベント「イート荒川!」に協賛しています。
<企業情報>
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- 社名:城北信用金庫
- 本店住所:東京都荒川区荒川3-79-7
- 本部住所:東京都北区豊島1-11-1
- HP:城北信用金庫ホームページ
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