2025年2月21日と22日、荒川総合スポーツセンター大体育館にてプロバスケットボールチーム、東京ユナイテッドBC 対 新潟アルビレックスBBの試合が開催されました。荒川区でプロスポーツの試合を見ることができる機会は貴重なので、取材に行ってきました。
荒川総合スポーツセンターは毎日大映(後のロッテ)オリオンズが本拠地として使用していた東京スタジアムの跡地に建てられた体育施設であることは、意外にも知られていないですよね。もともとプロスポーツに縁がある場所なのです。
東京ユナイテッドBCとしては初の荒川区開催です。
東京ユナイテッドBC(BCはバスケットボールクラブ)は、2021年に創設された有明アリーナを拠点に東京ベイエリア(東京湾岸・隅田川、東京東側エリア)をホームエリアとするプロバスケットボールチーム。全国の17チームが参加するプロバスケットボールリーグ B3リーグに所属し、現在第2位。
会場に到着すると、体育館前には先行入場を待つファンがたくさん。
体育館内には南千住警察署のブースや、今回のスポンサーである矢吹炉研のブースがありました。
矢吹炉研ブースではInstagramをフォローした先着50人が抽選に参加できるイベントを開催。
先着50人に対して賞品が17個って、ファンにはありたい高確率じゃないですか!
バスケ観戦初心者でも楽しめる仕掛けが満載!
19時、TIP OFF。私はバスケットボールの試合を見るのは初めてなので楽しめるのか一抹の不安が……。
でも大丈夫。ルールもある程度勉強しておけば観戦しているうちにわかってくるし、そんな不安以上にスピード感や迫力に魅了されて後半には一緒に声を上げて応援してるはず。
バスケットボール観戦初心者でも楽しめる工夫がされていました。
試合前にはチームマスコットのユナイトくん、UNITE DANCERSのLisaさんと一緒に応援の練習。試合中にはアリーナMCがしっかりファウルの内容やファウル数、シュートを入れた人、タイムアウトのコメントをしてくれるので、なぜ試合が止まっているのかわかります。
前半は東京ユナイテッドBCのペースで進みます。観覧席は1階と2階。1階の座席最前列はなんとエンドライン、サイドラインから1.5mほど。1階ゴール裏の席で見ていたのですが、選手が2メートルぐらいの距離に来ることもあり、シュートするところを間近に見ることができます。選手が走る音、ドリブルの振動が床を伝わって感じられるのも衝撃でした。
前半終了、ハーフタイムショーは荒川区のダンスチーム、SARA Dance Studioが登場。元気なダンスを楽しめました。
入場者は703人と発表があり、後半スタート。2階席からは全体の動きが見えるので戦略的に見ることができます。ディフェンスの仕方やそのコース抜けるんだとか、スピードの緩急など2階席には2階席のよさがありました。
前半と比べて後半は新潟アルビレックスBBがボールを持つ時間が増え、東京ユナイテッドBCファンの応援にも熱が入ります。気づくと私も大声をあげて応援していました。
興奮の中、試合終了。103対64で東京ユナイテッドBCの勝利。
試合後に、キャプテンでこの日のMVPである川島蓮選手に試合の感想を聞きました。
川島蓮選手インタビュー
―― MVPおめでとうございます。
「僕が自分でやるっていうより、みんなからのパスをもらったりディフェンスもみんなが頑張ったのを最後に取ってスチールしただけなので、一人の力じゃなくてほんとみんなのおかげで取れたんです」
―― 今日の試合の感想をお願いします。
「前半、自分たちのバスケットができて、前からプレッシャーをかけて相手を22点に抑えてというゲームができてとてもよかったと思うんですけど、後半は気の緩みだったり、自分たちの課題だと思うんですけどその部分を修正できなかったので、ちょっと詰められたりする時間もあったと思います」
―― 荒川総合スポーツセンターは初めての会場だと思いますがどのような印象でしょう?
「ここはやりやすかったなあって印象ですね。お客さんの声援も近いですし、そういう環境は僕らも楽しめました。気持ち的にも上がってくる会場でした」
―― 荒川102読者にメッセージお願いします。
「今回荒川区で試合をやってちょっとでもバスケットを見たい、東京ユナイテッドBCを見たいっていうきっかけになったらうれしいです。なかなか荒川区で開催することは少ないですけど、有明にも足を運んでくれたらうれしいです」
荒川区開催の経緯は? 東京ユナイテッドBC、副社長に聞きました
最後に東京ユナイテッドBCの副社長、干場さんに荒川区開催の経緯について聞きました。
「もともと江東区だけではなく東京のベイエリアをターゲットにしていたのですが、それだけではまだ足りないな、東京という名前もついていますしもうちょっと広げたいなと思っていました。それほど遠くなく、あまりプロスポーツをやっていない地域を探したとき、荒川区が一番反応してくれたんです。
まず行政と話をして、荒川総合スポーツセンターの館長と調整のうえ荒川区開催となりました。TUBCは東京ベイエリア(東京湾岸・隅田川、東京東側エリア)をホームエリアとして活動しています。ぜひ今後TUBCに興味を持っていただき、会場にご来場いただきたいと思います」
荒川区でホームゲームが開催されたということは、荒川区がホームのチームと言えるのではないでしょうか?
プロスポーツを身近に見ることができる貴重な機会、荒川区民の声で来シーズンも荒川区で試合を行なってほしいですね。
荒川102は東京ユナイテッドBCを応援していこうと思います!
<東京ユナイテッドBC>
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