サイクリストのためのトレーニングジムとカフェ、三ノ輪橋にオープン(前編)

「サイクリストのための一貫性のあるエンターテイメント施設を作りたかった」
と語るのは店のオーナーのヨスパークさん。
2017年11月、三ノ輪橋駅近くにオープンしたシテック + カフェ ガリビエは天候に関係なく自分の自転車でトレーニングができるジムと、サイクリングをした後に自転車レースを見ながらお酒や食事を楽しめるカフェです。

まず1階にあるジムから見て行きましょう。
都内では最大規模という18台の室内トレーナーがあります。

スポーツジムにあるようなエアロバイクではなく自分のバイク(自転車)を使ってトレーニングができるのが特徴。
多くのサイクリストが自分の体に合ったカスタムされたバイクでトレーニングしたいと感じているそうです。
Zwift、FulGazなどのソフトを使い、前方にある大きなスクリーンや手元のモニター画面に映し出される約300ある実際のコースや、CGで作られたファンタジーの世界などを見ながらトレーニングができます。

コースの映像とペダリングの負荷は同期しているので、ただ動画を見ながら走っているわけではなく感覚をつかむことができます。例えば映像で上り坂を登っている時には実際ペダルが重くなるわけです。またオンラインで同時にログインしている人と走るソフトもありゲーム感覚で楽しむこともできます。
7台(男性用5台、女性用2台)のレンタル用ロードバイクもあるので自転車がなくても安心です。
初めての方は1時間無料で借りることができます。

3階にはロッカールームとシャワールーム、ランドリー(会員専用)があります。

ロッカールームは広く清潔感があります。

トレーニングを終えたら2階のカフェでビール!

この感じがいいですね。ヨーロッパの店をイメージしたインテリアが落ち着きます。
オーストラリアから来たシェフのブラッドリーさんが作る料理は砂糖や脂肪を抑えたヘルシーなメニューでありながら、どれも美味しく結構なボリューム感です。
カフェはもちろんジムの会員でなくても自由に使えます。
ジムの奥のエレベーターから2階、3階へ上がれるので車椅子や松葉杖、ベビーカーでも安心です。

カフェの詳しい紹介は後編へ

サイクリスト歴25年のヨスパークさん(写真右)は2016年に来日しました。
オランダでは仕事が終わった後にサイクリングをする環境が整ってますが、東京はまだまだインフラが整っていないのでインドアのジムを作ろうと思ったそうです。
南千住は荒川サイクリングロードのような人気のあるコースに近くサイクリストも集まりやすい場所であるとのこと。18台のトレーナーは個人でもグループでも楽しむことができ、広々としたカフェはサイクリストの交流の場として期待できます。
今後は週末のライドや海外へのサイクリングツアーも企画しているそうです。
荒川区には昭和30年頃、約30軒の自転車関連の工場があり自転車の街と呼ばれていたそうです。これからは多くのサイクリストが集まる自転車の街になるといいですね。


<店舗情報>

外国語(英語)メニュー完備、オーナーもシェフも外国人のため、英語、ドイツ語、フランス語での対応も可能です。
ウェブサイト(https://cittec.owst.jp/)上には、中国語(繁体字、簡体字)とハングル語のメニューもございます。
店内Free Wifi、電源完備。

障碍者のお客様対応:エレベーターあり、通路も広くテーブル席で飲食可能
子供連れのお客様対応:子供連れ歓迎致します。建物内にエレベータがあり、ベビーカーのまま利用できます。

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です