「カービング雅」でカービングを学ぶ

カービング雅 arakawa102
ARAKAW102入りカービングを作ってもらいました。

これは、カービングというタイ伝統の工芸技術によって作られた作品なのですが、こんな凄い作品を作ってしまう達人が荒川区にいるんです!

その方は、あらかわ遊園近くの「さんぽみち」さんでカービング教室を開いたり、お祝い事やお店の展示用に、オーダーでの作品制作などを手掛けていらっしゃる「カービング雅」の小林さん。

お二人のお子さんをお持ちのお母さんでもあり、主婦業をやる傍ら、趣味で始めたカービングにどっぷりはまってしまったという小林さんからご連絡をいただいたのが12月。大学時代に一度タイにいったことがある私ですが、日本でカービングをしている人、それも荒川にそんな教室があるとは思いもしなかったので、興味津々、年明け早々に取材に伺ってきました。

カービングを初めてどれくらいなのでしょう?

10年ぐらいです。私は実はタイでカービングを勉強したことはないんですけど、タイの人とたまたま知人を通して知り合いになったんです。それがBBQイベントだったんですけど、きゅうりとか大根とかあるじゃないですか?で、その方がさくさくっとBBQの材料でバラとか彫られたんです。それを見て、衝撃を受けたのがきっかけでした。

その後、それが「カービング」というものだと知りまして、教えてもらえる先生を見つけて、それからずっと日本で練習してきました。

日本で勉強されたきたんですね。ちなみにカービングはどんな野菜でも彫ることが出来るものなんでしょうか?

ナイフが刺さるものであれば出来ますよ。ジャガイモでバラとかも作れますし。なので、まず果物や根菜を見たら、「彫れるかな~」って思っちゃいますね。でも、例えば冬瓜は固いんです。かぼちゃだけは固いんであらかじめ下茹でします。

カービング雅 #7
これもカービングで彫ったもの!

実は私もタイに行ったことはあって土産物屋で見た記憶はあるんですが、日本でこういうことをやっている人がいるというのは全然知りませんでした。

日本ではいまカービングはブームみたいですよ。

去年は、お稽古をしたいものの中ではベスト10に入ってる、なんて情報もネットに出てました。とはいえ、「私はカービングをやってるんです」と言って、「そうなんだ」と一言で返ってくることは稀です。「なぁに?」って聞かれますね(笑)。

教室はいつオープンされたんでしょうか?

– まだ1年ぐらいなんです。子どもが大きくなって落ち着いてきたのでやってみようかな、と思って。戸田と墨田のほうでもカルチャーセンターにお声がけいただいたりしてやってます。

もともと荒川にお住まいだったんでしょうか?

いえ、主人が荒川の出身なんです。もう結婚して15-16年住んでますが、それまでは浦安の新興住宅街に住んでたので、下町は全然違うなと思いました。例えば商店街で物を買うということがなかなか最初はできなくて。

どうしてですか?

普通目上の方と話すときって敬語じゃないですか。でも、小台の商店街に行ったりして物を買うときに、お店の人と話すときには敬語使わないほうがいいんだぁって。でもそういうことが10年ぐらいは分からなくて。

お店の人はきさくだし、おしゃべりしたほうがいい気がするんですけど、おしゃべりしながら買い物をするってことが苦手だったんです(笑)。「苺安いよ!」とか「お姉さん~!」とか言われてもどう答えていいか分からなくて(笑)

いまは「今日は要らないの~」なんて普通に返せますけど(笑)。それが良さなんだなぁ、って最近分かってきました。

教室のことを教えてください。

月2回やってまして、それぞれ5-6人ずつぐらい参加していただいてます。毎回2時間なんですが、その時間の中で完成できるものを課題として出すようにしてます。石鹸も果物もやってもらってます。この教室をやらせていただいている「さんぽみち」さんの会員になると会員価格が適用されて通常の料金より500円安くなります。通常料金は1回のレッスンで2500円と材料費です。入会費などはありません。7-8回ぐらいの授業回数を目処に、まず「バラ」を作るのを最初のゴールにしてるんです。

カービング雅 #2
写真は「ダリア」の制作中。生徒さんもみなさん真剣!

カービングの魅力って何でしょうか?

果物でも石鹸でも、道具はナイフ一本で変わらないんです。道具を揃えるのにそれほどお金がかからないんです。

やっぱり2時間程度で完成するってことで日常の時間の中で達成感や満足感が得られるのはいいところからなって思ってます。石鹸は香りもあって癒し効果もありますし、プレゼントにもいいですし。

カービング雅 #3
材料一式。石鹸とナイフだけで始められます。

ちなみに、今回頂いたARAKAWA102の彫りの作品の制作にはどれくらいかかったんでしょう?

スイカは1時間ぐらい、リンゴは10分程度です。スイカは緑と赤と白が出るという意味で、素晴らしい果物なんです。他の果物はメロンも2色だし、大根も白一色だし。

いつも果物は熊野前の「フルーツ三上」さんにお願いしてるんですけど、今日もこの日のためにスイカとメロンを配達してくれたんです。

カービング雅 #4
先生が彫るとスイスイ〜と滑らかなカットが刻まれていきます。

実は果物の調達は割と大変で、なかなか季節もののフルーツは普通に手に入らないものもあるので社長が直接市場で仕入れてくれるフルーツ三上さんにはとても助かってるんです。

カービングでは味より形なのでそれを重視して入手してもらっています。そういうことも凄く良く分かっていただいているので。

最後に、教室を運営されている上で大事にされていることを、お聞かせください。

みなさん介護や子育てなど、お忙しい中を時間を縫って来ていただいている方が多いので、私としては「この2時間だけでも楽しい時間を過ごしていただく」というのが一番の願いでやってます。ですから、皆さんとの対話や指導のことを考えると、大体5-6人ぐらいの教室の規模が一番良いです。刃物も使いますし。

カービング雅 #5
小林先生(後列左)と生徒のみなさん

私も実際に参加させていただきましたが、生徒さん1人1人の進捗や状況に合わせて、非常に細やかな指導をされていると感じました。「楽しい時間をすごしてもらいたい」という小林さんの言葉のとおり、2時間集中して作業に没頭すると日頃の雑念も忘れてストレスから解放される効果もあるように思いました。

持って帰ってみんなに見せれば「凄い!」と家族や友人にも言ってもらえるカービング。工作や手芸が好きな方、ちょっと趣味を見つけてみたいな、と思っている方にはとてもオススメです。女性の生徒さんが多いですが、男性も、ちょっとしたイベントなんかでこの技を披露できればきっと人気者(^^

なお、カービング雅さんでは、オーダーでの注文も受け付けています。 ぜひ、お店のデコレーションや、イベントでのご利用をされてはどうかと思います。魔法のように彫られた果物や石鹸の彫刻は注目度抜群!歓声があがること間違い無しです。

実は私も実際にカービング体験をさせていただきました。 写真に出すのがお恥ずかしいレベルですが、、、2時間で、こんな作品が出来ましたよ。

カービング雅 #6

もちろん、他の生徒さんはとっても上手で比べものになりませんでしたが、家に持ってかえると子どもが「すごーーい!」と褒めてくれました~~(^^;

小林さん、ARAKAWA102への素晴らしい作品の提供も含め、楽しいお時間ありがとうございました!

 

教室の見学など詳細は、「カービング雅」ホームページへ。

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