他者との「境界」を行き来する…東尾久OGU MAG「act. Inframince」

東尾久のギャラリーOGU MAGで5月19日(日)まで、北林加奈子・髙山瑞・堀田ゆうかによる三人展「act. Inframince」が開催中です。

身体の内側と外側、二次元と三次元、平面と空間といったさまざまな「境界」に、彫刻や絵画などの表現手法を用いたアプローチが試みられています。

 

三者三様の作品が問いかける境界


北林加奈子さんの作品は、陶に糸や木、布などの素材を組み合わせた彫刻によるインスタレーション。

 

 

異なる素材が組み合わされた作品は、自己と他者の境界としての皮膚感覚、気配を手がかりに制作されました。

 

髙山瑞さんは、線と余白を主題に木彫技法で作品を制作しています。

書く、描く、掻く、欠く……あらゆる「かく」ことの原点を探るため、二次元である線の奥行きを木に彫ることで、余白を三次元的に表現。

刻まれた線により現れた影と余白は、堅い木材にやわらかな質感を与えています。

木にも、石にも見える。緊張と弛緩が同居している。そんな作品群です。

堀田ゆうかさんは、ドローイングやインスタレーション作品を展開しています。

作品をキャンバスの規格に当てはめるのに違和感があるという堀田さん。薄い木の板を切り出し、線を描いていきます。

難なく絵を描けてしまう紙ではなく、木の板に描くことでささやかなエラー、自分なりのリアルさを表現することに居場所があると感じているそう。

描いては消し、を繰り返したという作品は、制作過程の過去と今が地層のようなレイヤーになっています。

 

写真右下の、木材による曲げた指先のような作品も、空間に線を引く「ドローイング」作品のひとつ。

鑑賞者にはこの作品を自らの指の延長として捉え、まるで作品に触れているかのような感覚を得てほしいとのこと。

3人の作品がお互いに影響を与え合い、訪れる人にどのような印象を与えるのか。

舞台、土間を連想させるOGU MAGの空間で、作品を体験してください。

 





併設されたカフェでは焼き菓子も楽しめる


OGU MAG+にはギャラリーとつながったカフェが併設されており、荒川8丁目にある焼菓子工房アトリエ エヌのスイーツとともにカフェタイムを楽しめます。

あんバタートッピングのスコーン(340円・税込)

 

タルト・フロマージュ(480円・税込)

 

OGU MAG+の営業時間は木曜〜日曜の13時〜19時。

北林加奈子・髙山瑞・堀田ゆうかグループ展「act. Inframince」の残りの会期は5月16日(木)〜19日(日)です。

 

<展覧会情報>

  • 北林加奈子・髙山瑞・堀田ゆうか「act. Inframince」
  • 会期:2024年5月9日(木)〜5月19日(日)
    • OPEN: 木曜-日曜 13:00〜19:00(最終日17:00まで)
  • Instagram

<ギャラリー情報>

  • 店名:OGU MAG+
  • Instagram: @ogu_mag
  • X(旧Twitter): @OGUMAG
  • Facebook: @OGUMAG
  • 住所:東京都荒川区東尾久4-24-7
  • 電話番号:03-3893-0868

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