オーストリア人が教える本場のザッハトルテ。世界の料理教室を取材してきました。

2月14日、尾久ふれあい館で世界の料理教室が開催されました。
今回の料理はチョコレートを使ったオーストリアのお菓子ザッハトルテ。

講師は荒川区の友好都市であるウィーン市ドナウシュタット区があるオーストリア出身のレベッカ先生。

レベッカ先生は子供のころにみたテレビ番組などから日本に興味を持ったそうです。ウィーン大学で日本学を学び、荒川区役所のインターンシップで一ヶ月荒川区にホームステイしたこともあります。現在は交換留学生として日本の大学に通っています。

ザッハトルテはウィーンのホテルザッハーの名物菓子。1832年にフランツザッハーという料理人が考案したそうです。チョコレート味のバターケーキにあんずのジャムを塗り、全体を溶かしたチョコレートでコーティングしたケーキです。オリジナルのレシピは公開されていないため各家庭ににそれぞれのレシピがあり、今回はレベッカさんのおばあさんのレシピで作りました。

まずはレベッカさんのお手本を見てから、実際参加者も調理を始めます。各グループ和気あいあい、楽しそうです。

ケーキをオーブンに入れたらしばらく休憩。今回の教室の主催者である荒川区国際交流協会の紹介がありました。
荒川区国際交流協会は在住外国人の支援や国際交流を推進するために1993年に設立されました。
多文化共生を目指し日本語教室や日本語サロン、バスハイクや荒川区の海外友好都市であるオーストリア共和国ウィーン市ドナウシュタット区との高校生相互派遣、大韓民国済州特別自治道済州市、中華人民共和国大連市中山区との交流事業など様々な草の根活動を行なっているそうです。今回の教室にもお子さんがドナウシュタット区との高校生相互派遣に参加した親御さんがいました。

焼きあがったケーキを2つに割りあんずジャムを塗ってチョコレートでコーティングして完成です。
レベッカさんとオーストリアの話をしながら、できたばかりのザッハトルテをいただきます。
甘すぎずとても上品な味です。ちょうど開催日がバレンタインデーだったのでラッピングして持って帰る人も。

「料理はあまり得意でないですがこんな簡単にできると思わなかった。また参加したいです」
「楽しかったです。また別の国のお菓子の教室もやってほしい」
と、参加者の声。とてもいいイベントでした。
グループで作業を分担したり協力しながら調理していくので料理が苦手という人でも楽しく学べるのがいいですね。
次回開催されるときは記者としてでなく実際に料理を学びたいと思いました。

荒川区国際交流協会
http://arakawa-kokusai.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です