都バス通り「東日暮里三丁目」停留所前に、なにやら皮がたくさん並んでいます。
一見売り物か?と思うほど乱雑に並んでいますが、販売している商品です。
都バスの停留所の横にも看板がならんでいます。
そうここが、レザーショップ・きづき です。
実は、私以前荒川区の「街なか商店塾」できづきさんの「紙コップホルダーを皮で作ろう」というイベントに参加したことがありました。
店主の印南さんとは久しぶりの再会となりました。
「こんにちは、おひさしぶりです」とあいさつもそこそこに、印南さんは早速「街なか商店塾」でレザーショップ・きづきが教えてくれる、コインケースづくりの準備を黙々と始めました。
「好きな革を店の前から選んでくださいね。」と言われ、大好きな緑の革をえらぶと早速型で型抜きをしてくれました。
これが、コインケースの型なんですね。
この型からどうやってコインケースになるんだろう?と思いながら言われるがままに作業をしました。
型を抜いた革に、次は刻印をしました。
刻印は、紙コップホルダーを作った時に教えていただいたので、慣れたものですよ。
でも、革によってははっきりと型が浮き出ないものもあります。
どうでしょう?
私、芸術的センスが乏しくお恥ずかしい。。
なんて、思っていると印南さんがその革をささっと組み立ててくれました。
じゃじゃーん!と出来ました、コインケース!
まさに、世界に一つしかない革製品のコインケースです。
ひと仕事終えたところで、レザーショップ・きづきの印南さんにお話を伺いました。
– このショップを開いたきっかけを教えてください。
8年前に革関係の仕事を始めて、自分でやりたいと思って始めました。いつの間にか革にかかわることが多かったんです。
– レザーショップ きづきの特徴を教えてください。
革って敷居が高いと思うので、その敷居を低くして大量生産の合皮とは違う本当の革を扱って作る楽しさを提供したいと思っています。いろんな職人さんに作り方を教えてもらいながら行っています。
革はいろいろあって、向いている革や、そうでないものもあります。
– おすすめの革はありますか?
豚革がいいですね。ピッグスキンと呼ばれています。
関東近県では豚舎で6か月以上かけて育てられた豚肉を食べるのですが、残った皮は、墨田区の八広で鞣され(なめされ)ます。
– 鞣すとは、どういうことをするのですか?
動物の皮はそのまま使用すると腐ったり、乾燥すると硬くなったりします。樹液や薬品を使って、腐ったり硬くなったりしないようにすることを「鞣す」と言います。
– 豚の革はどんな点がおすすめですか?
豚の革で作られているものって何か知ってますか?ランドセルの裏側であったり、靴の裏側に使用されたりしているんですよ。
豚革は通気性に優れていて柔軟性があります。
ふんわりとした柔らかい仕上がりになってます。
これが豚1頭の革ですよ。と持ってくださいました。
すごい、迫力です。
「ほらここがおっぱい
ほらこんなに毛穴があるでしょ。
だから、通気性にいいんですよ。」
と、教えてくれました。
あー、これが本当の豚からできているんだ~って改めて実感しました。
印南さんは、シャイな方で口数が少ないのですが革の話をしたら止まりません。
本当に革が好きなんだなぁ~って思いました。
レザーショップ きづきさんは、2016年7月16日から受付が開始された「第8回「街なか商店塾」」にも参加しています。
私が作ったものと同じコインケースも作れますので、是非、参加してみてください。
「荒川102を見た」というと、革のキーホルダーがもらえます(土日限定数量先着20個)。
キーホルダーに刻印も打つ体験もできます。
実際私もキーホルダーに刻印を打ちました。
バランスというものがないのか、私は(汗)
でも、世界で一つしかないものですからね。
<お店情報>
- 店名:レザーショップ・きづき
- 住所:〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5-1-4
- 営業時間:13:00〜20:00
- 定休日:不定休
- 電話番号:03-5604-5657
- ホームページ:レザーショップ・きづき
※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。 > 「荒川102取材マップ」