キムチご飯:三河島駅近くの韓国惣菜屋さんの「白菜キムチ」「チョンガクキムチ」(大和水産隣り)(閉店)

知られざるキムチの名店を抱える荒川区。地元の究極のキムチを求めるシリーズ第3弾は、久しぶりのシリーズに登場するのは、JR三河島駅前、マグロで有名な大和水産の隣りにある韓国惣菜屋さん。店名は分からない。

ここはキムチだけでなく、さまざまな韓国のお惣菜を売っているお店で、キンパなどもおいしいと地元の主婦に評判らしい。いつもお母さんが一人で店番をしている。

店の前にはショーケースがあり、キムチや惣菜が並べられている。どれもおいしそうだ。しばらく眺めていると店の奥からお母さんが出てきた。とても気さくな感じのするお母さん。もともと白菜キムチを買いにきたのだが、看板を見ていて気になったのが「チョンガクキムチ」。始めて目にする名前だ。

「チョンガクって何?」とお母さんに聞くと、「韓国の小さな大根ですよ」とのこと。へー。当然これは買ってみなければ。

「じゃあそれ一つください。」と言うと、お母さんは「はい〜」と言いながら店の中の冷蔵庫から一つパックを取り出してきた。

戻ってきてそれを袋に詰めながら、「白菜もおいしいよ。とてもおいしいんだから。」とニコニコしながら言う。うーん、そう奨められちゃうと断れない。どっちにしても白菜キムチがもともとの目的ではあったので2つ買うこととなった。白菜とチョンガクで1000円。

さて、自宅に帰ってさっそく開けてみる。取り敢えずパックのサイズがデカい。左が「チョンガクキムチ」、右が「白菜キムチ」。

まずチョンガクキムチをいただく。

面白いのが身の形。人の鼻のようにも見える形をしていて日本では見たことのない品種だ。

一口かじってみると、なるほど大根。身は比較的しっかりと硬く、ボリュームのある食感が楽しめる。丸ごと漬けてあるせいか、大根の芯のほうには大根らしい辛味が少し残っており、爽やかな味わい。一緒に漬けてある葉の部分と一緒に食べるとジューシーさと甘みが少し増す感じだ。ご飯と一緒に食べるというよりも、焼肉を食べるときに、肉で巻いて一緒に食べたりすると、油っぽさをさっぱりさせてくれて良いかもしれない。

次に定番の白菜キムチをいただく。

一口食べて「ウマい!」と思った。さすがお母さんがオススメするだけある。

ここの白菜キムチはカツオの風味が効いており、非常に酸味があるのが特徴。あまり辛すぎず、ご飯なしのキムチだけでもどんどん食べられるため、白菜のジューシーさを存分に楽しめる。すっきりした酸味なのにしっかり味の余韻を感じるので、もう少しその余韻を楽しみたくてついつい箸が進む。後を引くおいしさだ。

というわけで、定番の、ご飯に載せてパクリ。

店名もないお店だが、また買いにくること決定である。三河島サイコー。駅から徒歩1分なのでぜひお試しを。


<店舗情報>

店名:不明(三河島駅前、大和水産隣り)
住所:荒川区荒川3-61-4


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