西日暮里の新しい交流拠点になりそうな予感!西日暮里スクランブル 第2弾

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前回第1弾では、西日暮里スクランブルをプロデュースする株式会社HAGI STUDIOの代表宮崎さんに、ここ西日暮里スクランブルをどんな場にしたいか、地域や人とのつながりをどうスクランブルしていくかなどお話を伺いました。

今回は、各お店のスタッフさん、全体を統括するストアマネージャー木下さんにもお話を伺ったのでご紹介します。

 

・ぐるぐるジェラート


北海道の牧場から直送されたジェラートをベースに西日暮里近隣の街で作られた食材を使った、食材だけでなく地域の情報や人を交ぜあわす美味しいジェラート。


  • 店名:ぐるぐるジェラート
  • 電話番号:080-1545-4242
  • 営業時間:日~木: 12時00分~21時00分
    金・土: 12時00分~22時00分
ぐるぐるジェラート 金光良太さん
金光良太さん

九州出身なのもあってラーメンが好きなんですよ。
近くのラーメン屋さん「ゆきかげ」さんに通って仲良くなって、ふとしたところから「ジェラートやりたいんだよね」っていう話が出て。自分たち結構広い家に住んでいるので、そこの土間の部分で試験的にやってみます?ってなって。
それが去年の夏ですね。この店を一緒にやってるスタッフに、ここ西日暮里スクランブルの話が来て実店舗を出すという形になったんです。

地元の珈琲とか根津の味噌とかをトッピングして、「美味しいね」「これどこの?」って話になってって、街の案内所になれればいいなと思ってます。
そういう意味もこめて「ぐるぐるジェラート」って言う名前になってます。

 

・革マルシェ


革製品を「永く」使うことで生き物や思い出を大切にするお店


  • 電話番号:03-5615-5061
  • 営業時間:月~金:11:30~19:00
    土日:11:30~19:00
  • 定休日:祝祭日
革マルシェ 矢野さん
矢野さん

https://kawamarche.com/

「革の未来を変える」
生き物の命をいただいて作られる革製品を大事に扱っていただきたいということで、リユース、修理、想い出も大切にして修理させていただいています。
錦糸町が本店で、こちらは受付と簡単な修理、縫い物だったり、色のかけ直しをさせていただいています。修理の受付というより、いろんな革についての気軽な相談窓口として使っていただけたらなぁと思っています。

 

・西日暮里 Book Apartment


31cm角の本棚を借りて本屋さんを開く。気軽に本屋さんを始められ、本屋さん同士のつながりも楽しそうです。


  • 営業時間:11:30-20:00
  • 定休日:不定休
西日暮里 Book Apartment 横枕直人さん
横枕直人さん

■80の箱(棚)があり、棚主さんに貸し出して本を販売する、まさに本のアパートですね。

ほとんどが個人の方が借りて、本を販売されています。
少しだけ出版社の方もいらっしゃって、絶版になった本を刷りなおして販売しているところなんかもありますね。

■ここを借りている方々が、面白そうだと思う本、紹介したしたいと思う本を並べているということですね?

そうなんです。なので、普通の本屋よりも1つのジャンルにディープに知っている人たちが置きがちな本が並んでいるので、ちょっとマニアックだったりとか、めちゃくちゃ偏っていたりとか。たとえばこの棚に並んでいる本は海苔屋さんが棚主さんなんですけども、おにぎり、おむすびの話だったり、有明海の話だったり海苔関係のものが並んでいます。

またこちらは、すべてカバーを隠してある本が並んでいて、タイトル見ずに買うのが粋だよねっていう、見ちゃダメではないんですけど、見ちゃうとそれは野暮だよねっていう(笑)値段もすべて300円で手に取りやすいと思うので、出会いを楽しんでもらうというのがコンセプトのお店です。ジャケ買いでもなく、厚み買いですかね(笑)。
先日もたまたま買った本が気になっていた本だったというお客様がいて、そういうことが100回に1回くらいあるくらいでも面白い本棚かと思いますね。

あと、ZINE(ジン)って最近流行っているみたいなんですけど、いわゆる自費出版の雑誌のことなんですけども、それを置いている方もいらっしゃいます。
かなりしっかり作っていらっしゃって、この方の棚は全部「時間」に関する本が並んでいて、右からだんだんタイトルの時間が長くなっていく置き方をされていて。そして、最後にこの「カイロス」という自費出版の本は「時間なんか気にするな」っていう感じの本なんです。

■ここのお店のスタッフとしているのは何人くらいなんですか

私はHAGI STUDIOの社員でここも担当しているんですけども、ここは一応アパートメントなので「管理人」ということで仕組みを作ったりとか運営をしつつという感じです。
お店番自体は棚を借りている方で回すという形なんですけども、義務ではなくてやりたい方がやってくださいということにしています。店番をやっていただいた方には、前においてあるテーブルをポップアップショップとして物販などに使っていいという特典をつけています。先ほどの海苔屋さんなんかは毎週ここでのりを販売しています。という形でほぼ毎日誰かが店番にはいっています。誰も入れない日に私が来ています。

棚主交流会というのをやっているのですが、先日隣同士の棚主の方が、実際にも近所だったという出会いがありました。
また、逆に姫路の方とかもいらっしゃって、本は郵送してきて我々で置いているんですけれども、どうやって知ったのかなって思ってます(笑)

あと、こちらに棚帳というのがありまして、民宿などに行くと宿帳ってありますよね。それの棚版で棚帳って呼んでるんですけれども人生相談なんかも書かれていて、知恵袋みたいな感じにもなっていたり、新しい本の情報がかかれていたりします。

 

・Labo753


三河島駅近くにあるstudio753(就労継続支援B型事業所)が運営するショップ。


Labo753
Labo753

■西日暮里 Book Apartmentの横枕さんにお話を伺いました。

三河島駅近くにある精神疾患のある方が働いている工房があって、そこで作られた雑貨を無人販売しています。

あるキャラクターがいるんですけれども、かつて工房に伝説的な独特の世界観がある方がいらっしゃって、その方が書いた「河童」らしいんですよ。僕にはいまだに分からないんですけれど、もともとはもっと気持ち悪い絵だったらしいんですけど。ここの工房にはデザイナーさんがいて、ある程度ディレクションしてきれいな雑貨を作るということをやっていて、その河童もデザイナーさんが少しデフォルメしてかわいい形にしたそうです。

社会貢献的な工房ってデザインにこだわっていないものとかも見たりするんですけれど、ここはプロダクトとして成り立つものを作っていて、結構安いんです。素材もいいものを使っていて、相当手間がかかっているんですよ。作った人も売れるほうがうれしいですよね。

 

・SPICESH


HAGI STUDIOのスタッフで運営しているカレー屋さん、隣の八百屋さん「TAYORI MARKET」も同時に対応している。


  • 営業時間:11:30-22:30
  • 定休日:不定休
SPICESH(スパイセッシュ)渡辺さくらさん、朱則安さん
左から、渡辺さくらさん、朱則安さん

お店の名前、「SPICESH(スパイセッシュ)」はスパイスを摂取すると言う意味で「SPICESH」になりました。
スパイスが苦手な方でも食べられるようになっていて、辛さもマイルドです。今はココナッツカレー1種類なんですけど、これから少しずつメニューも増えていく予定です。

 

・TAYORI MARKET(*移動式マーケットとなり常設店舗ではなくなりました)


谷中銀座の路地裏にある「食の郵便局 TAYORI」から生まれた、全国の生産者から直接仕入れた野菜や果物や加工品を八百屋として販売する「TAYORI MARKET」


  • 営業時間:10:00-20:00/ 20:00-22:00
  • 定休日:不定休
TAYORI MARKET 堀田若那さん
堀田若那さん

旅先で食べる朝食って思い出に残るじゃないですか。そこでスタッフが地方へ旅して見つけた美味しいものを持って帰ってきて朝食にするという「旅する朝食」というのを谷中のHAGISOでやっていて。そこで出会った農家さんたちのお野菜を使ってお惣菜や定食を出していたのが「TAYORI」なんです。

元々「TAYORI」というお店はお惣菜、お弁当、コーヒー、焼き菓子があったんです。「TAYORI」から派生して月1回「お野菜TAYORI」というお野菜を買える仕組みがあったんですけれども、それを「TAYORI MARKET」としてここに開いて、いつでも買っていただけるようになりました。
お店にはポストがあって、生産者様に手紙を届けられる仕組みも作っています。

 

・NIGHT KIOSK


街の情報、人と人をつなぐクラフトビールの立ち飲み屋。


  • 営業時間:平日 17:00-24:00
    土曜 15:00-23:00
    日曜 15:00-22:00
  • 定休日:不定休
NIGHT KIOSK 木下央さん、片山航さん、吉田詩玲奈さん
左から、木下央(なかば)さん、片山航(わたる)さん、吉田詩玲奈(しれな)さん

クラフトビール150種類以上を置いていて、ビール以外に地元の酒屋さんから買っている日本酒、ワインなども置いています。
スパイスや果物を漬けたお酒もあります。それぞれのお酒はNIGHT KIOSKに入って来る1つのきっかけだと思います。
仕事や学校の環境とは違うし、飲食店の空間ではいろいろなバックグラウンドを持った人がフラットになると思っています。

やっぱりお酒が入ると人との壁が下がるし、そういう瞬間って不意に起きるから面白いなと思っていて。その時が作られた感じじゃなくてそういうきっかけを自然とアシストするような空間にはしたいなと。
お客さん同士が自然と繋がっていったらというのもありますけど、一日の休憩とか「あぁここがあってよかったな」ってそれぞれ何か思ってもらえたらいいなと思います。

 

最後に、全体を統括するストアマネージャー木下さんに、ここ西日暮里スクランブルをオープンするまでとこれからを伺いました。

■何名で運営しているんですか?

テナントさんは別にして、HAGI STUDIOで運営している4店舗で10人ちょっとかな、「NIGHT KIOSK」、「SPICESH」、「TAYORI MARKET」の3店舗の運営スタッフは循環してシフトを回すようにしています。固定で入ってもらっていることもありますが。Book ApartmentはHAGI STUDIOのスタッフと棚主が店長さんをしています。

■ここのお店ができるときから関わっているんですか?1つのお店ではなく、4店舗を同時にオープンするのは大変ではなかったですか?

このプロジェクトをやるって決まったときから社員になりました。それまではHAGI STUDIOが運営している宿の「hanare」のアルバイトスタッフをしていました。
お店の立ち上げとか知識もなかったですけどそこから関わらせてもらってましたね。忙しく本格的になってきたのは9月とか10月だったと思います。

お店を立ち上げるためにいろいろ「想像して」といわれてましたけど、想像力が足りないなと思いました。初めてのことばかりで、こなす事もこなしきれずに想像するまでの時間と頭の余裕がなくて、目の前のことに追われる感じでした。

設計のスタッフとも一緒にこのプロジェクトを進めていましたが、お店を作り上げるにはテーブルの高さや幅、材質のことにも目を向けたり、お店で提供するカレーについて、野菜について、お酒についてそれぞれ幅も広いし深いし、まだまだこれから知識を貯めていくしかないかなと思ってます。

■「TAYORI MARKET」はもともとやっていたお店からの派生ということですが、それ以外はどのようにして決めたんですか?

ある程度は代表の宮崎や飲食マネージャーのほうで決めていたと思います。
お酒の好きなスタッフも多かったり、カレー屋で働いていたスタッフがいたり、必然的に決まったと思います。
立ち食いカレーっていう光景って面白いよねって。あったらいいな、あったら面白いをイメージしてできたと思います。

■2019年12月11日にオープンして、まだ2ヵ月半くらいですけど、動き出してからはどうですか?

お店が動き出してからのほうがイメージしやすいし、立ち上げの準備のときよりはやりやすいと感じています。
オープンしてみてどのくらい人が来てくれるかなっていう不安はありました。
日によっては波もありますが、覚えた人が増えてきて不安が軽減してきたかな。
いろんな人に出会えて、いろんな話が聞けてとても楽しいです!

NIGHT KIOSK 片山航さん、田頭美穂さん
片山航さん、田頭美穂さん

■この先半年、1年後このお店がどうなっていたらいいなとか、イメージや目標はありますか?

ここがオープンしてから人の流れを見ていて、こうなったらいいなっていうのはあります。1つはイベントをやって人を交ぜていきたいです。また、自分たちも街へ出て行って交ざりにいきたいです。
西日暮里には長くお店をやっていらっしゃる方がたくさんいると思うので、その方たちと繋がって地域コミュニティで一緒に何かやれたらいいなとも思ってます。

谷中のほうは町会に入ってて、諏訪神社のお祭りとかでスタッフがお神輿担いだり、イベントにも出店したりとかもしているので、そういう関わり方もこっちでできたらいいなと思ってます。

■谷中と西日暮里の客層などの違いはありますか?

週末の谷中は谷中界隈にいない人が来てる印象です。観光地として外国の方にも認知されてきているエリアだと思っています。
その印象に比べると西日暮里は地元の人が多いエリアかなという印象です。
谷中は本屋、雑貨屋とか喫茶店とかが点在しているけど、西日暮里は飲食店が多く、あまりお買い物をする所はない気がします。

 

スタッフの皆さんも元気で和気藹々と仕事をしている姿が心地よく、ここから西日暮里に新しい何かが生まれてくる予感がします。再開発も気になりますが、西日暮里スクランブルがこの街をグルグルかき混ぜて、楽しませてくれることを期待します。

第1弾の記事はこちら
https://arakawa102.com/shop/%e8%a5%bf%e6%97%a5%e6%9a%ae%e9%87%8c%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%96%e3%83%ab1/


<店舗情報>

  • 店名:西日暮里スクランブル
  • 住所:東京都荒川区西日暮里5丁目21-1
  • 電話番号:03-6806-8991
  • HP:http://scramblebdg.com/
  • 施設全体の営業日/定休日情報はSNSを通じてお知らせしてまいります。個別の店舗へのお問い合わせは、店舗に直接ご連絡ください。

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