荒旅vol.4 ~ elfが巡る旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設〈後編〉~

荒川区の皆様も荒川区以外の皆様もこんにちは!elfです!

下水処理場?浄水場とは全く別物だったのか!
恥ずかしながらこんな気持ちでスタートしました(><)

荒旅~elfが巡る旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設〈前編〉~

小学生の時に社会科見学で行った浄水場が印象に残り過ぎていて、、、
考えれば分かる事なのにー!

〈後編〉はいよいよ国指定重要文化財へ!

“荒旅”とは荒川区にあるアイジーオースタジオからニコ生放送中のelf(エルフ)の3人が、荒川区初心者として独自の切口から荒川区を掘り下げて行こうという企画です。


【elf】
劇団スーパー・エキセントリック・シアターに所属する榊英訓(サカキヒデノリ)・鎌田麻里名(カマタマリナ)・安川里奈(ヤスカワリナ)によるボーカルユニット。
俳優として舞台・TV等で活躍すると共に、elfとしてLIVE活動中。

栗野さん「まず下水が流れ着くのがこの“沈砂池(ちんさち)”です。ここで土砂類を沈殿させます」

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安川「でかーい!」
栗野さん「今は埋めてしまいましたが、実際はもっと深かったんです。」
鎌田「こ、怖、、、」
栗野さん「ゴミを取り除いた下水は“量水器室”へ。流れてくる下水の流量に応じて、ポンプの台数や水処理施設の散水機の運転台数を決めます。」

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榊「こういうのが分からないから役者やってるんだよ。」
安川「そんな理由だったんですか(笑)」

栗野さん「ではこちらのヘルメットを被ってください。」
安川「ヘルメット?」
栗野さん「これから地下にある“ポンプ井及びポンプ井接続暗渠”をご案内します。」

榊「すげーー!!地下ダンジョンみたい」
鎌田「これはテンションあがるねー!」
安川「いってきまーす」

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栗野さん「東西に別れて、下水はここで合流して、阻水扉を通って各ポンプ井に流して、その後ポンプで地上に吸い上げます。」

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安川「ここを水が流れてたんだ、、、」
榊「この穴どこまでつづいてるんだ!?怖っ!」

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栗野さん「東側壁には、昭和30年(1955年)まで使われた場内返水管が接続されています。」

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栗野さん「ポンプ点検のための大きな扉がついています。」
鎌田「でっかいワッフル!」
栗野さん「そしてこの真上にあるのが、この後ご案内する“ポンプ室”です。」

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栗野さん「では外に出ましょう。」
榊「冒険気分終了かー。」

栗野さん「こちらがメインの建物、“ポンプ室”です。」

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鎌田「下水処理施設とは思えないお洒落な建物ですね!」
栗野さん「着工は東京駅が開業した大正3年。旧三河島汚水処分場喞筒場施設は、セセッション様式という直線や平面を強調する新しい芸術感覚を取り入れ、左右対称なのが特徴の美しい建造物です。ちなみに、使用している煉瓦タイルも東京駅と同じものなんですよ。」
榊「へえ?」
鎌田「ここでelfのPV撮ろうか!(笑)」
安川「MISIAさんの『Everything』みたいなの撮れるかも。」

栗野さん「では中へどうぞ。」
安川「わー!ひろーい!」

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栗野さん「ここにはポンプが10台が設置されています。」

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鎌田「なんかこういう顔した海の生き物いない?」
榊「たしかに。」
安川「このぐるぐるしたのはアンモナイトっぽいです。」

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栗野さん「この渦巻きポンプの設計図ですね。」
榊「あ!この下がさっきのダンジョンだ!」

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栗野さん「旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設、いかがでしたか?」
鎌田「まず、日本で一番最初っていうのに驚いたよね。」
安川「しかもオシャレ。」
榊「冒険気分も味わえたし、すげぇ楽しかったっす!」

栗野さん「季節ごとに桜やつつじの鑑賞会、キャンドルでのライトアップ等のイベントも実施していますので是非いらしてください。とても綺麗ですよ」
elf「今日は本当にありがとうございました!!」

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ゆっくりまわって見学時間は1時間くらい。天気のいい日に是非行ってみてください(°∀° )/

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<国指定重要文化財 旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設>

  • 住所:〒116-0002 東京都荒川区荒川8-25-1
  • アクセス:東京メトロ千代田線「町屋」駅または京成線「町屋」駅から徒歩13分、都電荒川線「荒川ニ丁目」から徒歩3分

※施設見学は、予約が必要です!

<問い合わせ先>
三河島重要文化財見学受付
電話番号 03-6458-3940
受付時間 9:00~17:00
平日 (火・金、年末年始を除く)、土・日・祝日

地図

【劇団スーパー・エキセントリック・シアター】
1979年11月劇団創立。創立37年を迎える。
解り易くて誰もが楽しめる、サービス精神旺盛な芝居を目指し、三宅裕司、小倉久寛らを中心に結成された劇団スーパー・エキセントリック・シアター(通称SET)。
劇中にアクション、ダンス、歌、笑いをふんだんに取り入れ、尚且つ、社会に対しての警鐘を提示し続ける作風は“ミュージカル・アクション・コメディ”として確立され、演劇界の第一線を走り続けている。リンク SET公式サイト「いんたねっとでSET」

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