尾久満喫サイクルロード 〜 洋菓子セキヤから都電沿いに戻り、ぬりえ美術館へ(移動時間合計25分)
洋菓子セキヤを出たらまた都電沿いに戻り、今度は町屋方面に戻っていきましょう。熊野前交差点から尾久の原公園方面への道に入り、尾久の原公園入り口、防災通りで右折してぬりえ美術館を目指します。すぐに「ぬりえ」の文字が描かれた建物が見えてきます。
ぬりえ美術館は、ふっくらした顔立ちにつぶらな瞳、「きいちのぬりえ」でおなじみ故・蔦谷喜一氏の作品を中心に、世界中のぬりえを展示する私立美術館です。
展示は壁掛けだけでなく、引き出しの中にもたくさんのぬりえが。寄贈品の中には塗ってあるものもあります。どんな子が塗ったのかしら、と想像力を掻き立てられます。
大人には懐かしさをもって受け入れられる「きいちのぬりえ」ですが、実は子どもからも「かわいい!」と人気なのだとか。シャープなデザインが多い昨今、ふんわりと丸いタッチはむしろ新鮮に映るのかもしれません。
それにしても、大人になってぬりえどころか色鉛筆に触れることが少なくなったと思いませんか?ぬりえ美術館では多数の作品展示や蔦谷喜一氏のインタビュー映像上映に加え、ぬりえコーナーを併設。来館者は誰でも自由にぬりえを楽しむことができます。服はこの色、頬はこの色…私も手を動かすうちにすっかり集中してしまいました。
また、同館では月に1度「大人のぬりえサロン」を開催。このサロンから生まれた「デコぬりえ」は、色を塗るだけでなくリボンやレースを貼り付けるもの。絵や着彩が苦手という方にも大好評で、5月まで予約で満席とのこと。気になる方は6月の講座に申し込んでみては?
さあ、尾久満喫の旅もいよいよ終着点です。最後にケーキを頂いてからおうちに帰りますか。