隅田川が氾濫したら?水害時の備え・荒川区内の避難先を確認しましょう。

最近街中で、こんなサインが電柱などに貼られているのを目にしたことはありませんか?

これは、水害時にその場所が何メートルぐらい冠水する可能性があるのかを示したものです。
ちなみに上の写真は日暮里駅近辺のもの。
日暮里駅近辺でもこれだけ冠水の恐れがあるのですね。

(注釈:荒川区は隅田川に面した町ですが、荒川氾濫の恐れがあるときは荒川放水路と隅田川の分岐点にある岩淵水門が閉鎖され隅田川単体では氾濫しないように守られます。荒川区が水害にあう事態としては、水門あたりの決壊、あるいはその手前上流で決壊して北区側から浸水してくる可能性などが想定されています。詳しくは荒川区役所までお問い合わせください。)

荒川区といえば、荒川でなく隅田川に面した町。
普段はゆったりと流れ、我々を癒してくれる隅田川ですが、昔から何度も氾濫を起こしてきた一級河川です。

江戸時代は隅田川の治水が大きな課題となり、江戸幕府が開府して間も無く、諸大名に命じて1620年には浅草の待乳山から三ノ輪の浄閑寺までを結ぶ高さ3m、幅8mの大堤防を築きました。これが、今も地名に残る「日本堤」です。

参考:荒川と隅田川の「水害の歴史」が証明した“浅草の安全性”(PHP online 衆知)

この日本堤の北端である三ノ輪から日暮里に至るラインが、いわば江戸の防波堤だったわけですが、荒川区の大半は、その防波堤の外側にあります。

近年は毎年のように記録的な大雨や台風が来襲。各地に甚大な被害を及ぼしていますが、荒川区の場合、大規模水害時にはその大半が冠水するとされています。

荒川区からは、防災情報が集約された防災サイト「まなBOSAI」が公開されており、水害に備えたハザードマップも提供されています。
普段から、備蓄、避難先の確認を怠りなくしておきましょう。

(クリックすると拡大できます)
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また、今年は荒川区防災アプリもリリースされました。

アプリでは地震時、水害時の冠水レベル、避難先、避難経路などを簡単に確認することができますので、スマートフォンをお持ちの方は、アプリをダウンロードしておくことをおすすめします。

iPhoneの方 荒川区防災アプリ(iOS版)

Androidの方 荒川区防災アプリ(Android版)

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