「それにしても腹が減った」
町屋で飲んでたらあっという間に24時、そういえば晩御飯を食べていなかったのでなんとなく腹が減っているのである。
三角屋の店長、たけひろくんに聞いてみた。
「今からだったら天心ラーメンじゃないですか?」
確かにな。
でも天心ラーメンってそんなに遅くまでやってるの?
「3時までやってますよ」
というわけで明治通り、新三河島駅近くの天心ラーメンへ。町屋から歩いても15分ぐらいだ。
おー、煌々と照明が焚かれた店は深夜のオアシス。
店内に入ると深夜1時にも関わらず大勢のお客さん。カウンターとテーブル席があるがカウンター席に座る。
甘辛く柔らかい角煮がたっぷりの天心肉ラーメン
ラーメンも料理もたくさんあるが、ここはたけひろくんのオススメ、天心肉ラーメンを注文。
太麺と中太麺を選べるのだが、中太麺を選択。
天心肉ラーメン(800円 税別)が到着。
厚めの角煮がゴロゴロ、そして青菜ともやし、このボリュームでこの値段は安すぎなんじゃないか?
通常はスープまたは麺から行くべきなのかもしれないが、たくさん入ってるんだからいいじゃないかということで、まずは角煮からいただく。
甘辛く柔らかい角煮が口の中でほぐれる。深夜1時にこれを体験しちゃう罪悪感、いいのか? 俺……。
という疑問を抱く間もなく、角煮のタレと醤油スープが絡む麺を啜る。
シンプルな醤油ラーメンがこの時間ありがたいのだ。
天心肉ラーメンは王道だ。
じゃあサイドは少し冒険してみよう。
お得感たっぷりの半にんにく炒飯
というわけで半ニンニクチャーハンを追加。
25時にニンニクたっぷりのチャーハン食べちゃって今夜は寝れるのか?
指定の麺類を頼むと半チャーハンなどを350円(税別)で食べることができる。
半チャーハンというにはちょっと量が多くお得感たっぷり。
とても満足して家に帰った。
……しかし家に帰ってもニンニクパワーで寝れないのである。
ふと思う、違う選択肢もあったんじゃないか?
癒やしを求め、翌日も天心ラーメンへ
全く迷うことなく翌日再び天心ラーメンへ。
昨日より早く23時ぐらい、ほぼ満員じゃないか。
注文は昨晩から脳内シミュレーションで決めてある。
「鶏そばと半ニラレバ丼ください」
昨日は濃厚な味わいの角煮+醤油ラーメン、今日はさっぱりと鶏肉と塩ラーメン。
まさに冷静と情熱の間に、正反対のラーメンを食べたくなったのだ。
鶏そば(730円 税別)登場!
スープはさっぱり。癒やされる味わい。
鶏肉にも癒やされたい……と思っていたらこのボリューム。
やっぱりけっこうな肉なのである。なんだかんだ言っても肉が多ければうれしい男の性。
しっかりハートを掴まれているのである。
町中華の王道メニュー、ニラレバ登場。半ニラレバ丼と言いながらやはり量は多いのである。
ふと思い出したのだが、学校の先輩であり蒸気機関車大好き鉄道オタクのS田君に「S田君にとって蒸気機関車とは?」と聞いてみたところ「うーん、オレが北海道に住んでいたとして蒸気機関車が沖縄に住んでいる。そんな2人が東京で会うって感じかなあ」という、全くよくわからないたとえ話をされたことがあった。
まさにこのニラレバ丼はニラレバが北海道に住んでいたとして、ご飯が沖縄に住んでおり、そんなニラレバが東京でご飯と会ったぐらいの絶妙なうまさなのだ。
これは1杯飲みたくなるなあ。
お酒のメニューもつまみもしっかりあるじゃないか。しかし今日は我慢。
天心ラーメンは〆の2軒目、3軒目に最適でありつつ、1軒目でも全く問題ない最強の店。
次回は酒とつまみを楽しもうと思う。
- 店名:天心ラーメン
- 住所:東京都荒川区東尾久1-21-8
- 電話番号:03-3819-8331
- 営業時間:11:30~14:00 / 17:30~翌3:30
- 定休日:火曜日