都電荒川線・三ノ輪橋停留所近く、国道4号沿いのメキシコ料理店「SOL TOKYO」で、ブラジル料理のランチが始まったということで早速行ってきました。
ブラジル料理といっても食べたことがあるのはシュラスコぐらいの私、どんな料理が出てくるのでしょう?
すご腕のブラジル料理人が手掛けるランチ
お店に着くと、ブラジルの国旗がかかっています。
ランチを手掛けるのは来日31年のブラジル料理人のマリさん。
サンパウロから車で6時間ほどの位置にあるバイーア州出身。
さまざまなホテルレストランで経験を重ね、ブラジル人だけでなく日本人の舌にも合うブラジル料理を提供してきました。
ブラジル大使館主催のレセプションでも腕を振るうなど、すごい料理人なのです。
ブラジル料理のランチは平日のみ。シュラスコ丼、ブラジルプレート、ビーフストロガノフの3種類を食べられます。
今日はシュラスコ丼とブラジルプレートを注文しました。
愛情たっぷり、ブラジルのおふくろの味
まずはシュラスコ丼(1,650円・税込)、サラダ、デザート付き。
コロナ禍をきっかけに家でもおいしくシュラスコを食べられるようにと開発した料理。
骨付きチキン、豚肉のステーキ、ブラジルソーセージ、牛肉のイチボと4種類の肉とポテトがライスの上に乗っています。
シンプルな味つけの肉にブラジルのソースをつけて食べます。
ライスはブラジルの米に近いタイ米を使用、バターとガーリックの味つけ。
肉の総重量は200g、鶏、豚、牛をしっかり味わえる一品です。
続いてでてきたのはブラジルプレート(1,200円・税込)、サラダ、デザート付き。
カリオカ豆(南米のインゲン豆)を塩コショウ、ニンニクなどと煮込んだ料理「フェイジャオ」と牛肉、フレッシュトマト、玉ねぎなどをじっくり煮込んだワイルドなブラジル風ビーフシチュー「カルネ・ザ・パネーラ」が乗っている、ボリューミーでバランスのいいプレート。
フェイジャオはブラジルの代表的な家庭料理で、ニンニクが入っているので元気になる食べ物なのだそうです。
「お料理は楽しい、愛をたくさん入れて作ってるからおいしいのよ」
家族がいっぱい集まりしゃべって、食べて楽しく過ごすのがブラジル式。
インタビュー中にも店内の音楽に合わせてダンスを踊りだしてしまうマリさん。楽しい食卓が目に浮かびます。
今回、マリさんが出す料理はブラジルの家庭料理、いわゆるおふくろの味。
11歳ぐらいにお母さんから教わった料理をアレンジしています。
どちらの料理にも小さい容器に入った白い粉チーズのようなものがついてきました。
これはなんだろう?
「ファロファと言ってキャッサバの粉です」
と、マリさん。
キャッサバ(タピオカの原料)の粉をカリカリに炒め、調味料などと混ぜたもの。
ブラジル人は大好きなんだそうです。
イメージ的にはふりかけ。料理に混ぜたりして食べるんだそうです。
確かに味わいと食感が変わります。
もっとブラジル料理を知ってほしい。ランチメニューは拡大予定!
「ブラジルにはシュラスコバーベキュー以外にもたくさんの料理があります。ブラジル料理を食べたことがない人にも味わって、楽しんでほしいです」
今は始めたばかりでメニュー数を少なくしているけれど、慣れてきたら増やしていきたいとのこと。ブラジルは日本の23倍の広さがあり、いろいろな料理がありそうですよね。
マリさんの愛情いっぱいボリュームいっぱいのランチは目が離せません。
<店舗情報>
- 店名:Sol Tokyo メキシコ料理
- 住所:東京都荒川区東日暮里1-1-3
- 電話番号:03-6806-7447
- 営業時間:
- 火曜〜金曜 11:30〜14:30、ブラジルランチ / 17:00〜25:00、メキシコディナー
- 土曜、日曜 11:30 〜14:30、メキシコランチ / 17:00〜25:00、メキシコディナー
- Instagram: @soltokyo