プレオープン中の藤
2024年4月15日、三河島にラーメンとサンドウィッチの店、藤がプレオープンを開始しました。
以前はMAMA味屋があった場所です。
グランドオープンは5月1日とのこと。
それまでは営業時間、定休日が不定期となります。
店内はカウンターのみ7席程度。
お店の前の道は狭いけれど、車の通りもあるので自転車で来る場合は気をつけてください。
メニューはラーメン、つけめん、釜玉、油そば。ベースのスープは煮干しの魚介系。
ランチタイム限定でサンドウィッチにカレー、ディナー限定でビールとチューハイがあります。
煮干しラーメン
まずはベーシックな煮干しラーメンから。
出てくるなり強烈な煮干しの匂い。一口スープを飲んでみると猛烈な魚介の旨みが口の中に広がります。
スープのベースに鰯と鯵を使い、日によって異なる種類の煮干しで取ったスープを継ぎ足していくそう。
明日は鯖、鰹、昆布などが加わるそうです。
麺はもっちりとした食感で異様に美味い。
この秘密は後ほど。
サンドウィッチ
ラーメン屋には珍しくサンドウィッチもあるんです。
ご飯代わりに注文です。
8枚切りくらいの食パンを使ったトーストサンドです。
玉子は薄く焼き上げられ、タルタルソースとからしと一緒にサンドしてあります。
軽めの食感でラーメンを食べたあとでも十分食べられます。
からしのアクセントが結構強めですね。
こだわりの麺作りの秘密
カウンターの奥に気になる張り紙が。
昼メニュー使用小麦 中華そば:中華チャンピオン
昼メニュー使用小麦 つけ麺・釜玉:夢ちからTYPE50、きたほなみII、春よ来い 全粒粉
夜メニュー 使用小麦:ハルユタカ
こちらのお店、自家製麺のお店ですが、昼と夜、メニューによって麺に使う小麦粉が違うんです!
使っている小麦粉は名古屋で80年の老舗の小麦問屋、綿鍬商店から仕入れています。
夜メニューのプレミアムなラーメンに使われるハルユタカは国産小麦の最高級のもの。
ランチメニューのラーメンで使われる中華チャンピオンは外国産ですが、まだ新しく国内で使っているお店はほとんど無いかも?とのこと。
ご主人が食べてみて異様に美味かったので仕入れることに決めたそうです。
中華チャンピオンとハルユタカ、それぞれを使った麺を並べてみると、色が全然違いますね。
製麺時にもその違いがわかるそうで、ハルユタカは固くコシがあり、中華チャンピオンは柔らかなんだとか。
夜限定!煮干しプレミアム
初日はランチタイムのみ営業だったのですが、夜に伺った際に特別にディナーメニューの煮干しプレミアムをいただいてきました。
ランチの煮干しラーメンと構成は同じ、スープも同じなんですが麺が異なるだけで全然印象が違います。
しっかりとしたコシを感じられ、食べごたえありますね。
国産の柚子皮を削るとさらに風味が変わります。さっぱりとした香りがまた良いですね。
ご主人は生粋のラーメンマニア。
日本のラーメンはスープ重視ですが、中国のラーメンは麺を重視。
麺にとことんこだわる麺マニアになりたいそうです。
行くたびに進化したラーメンを食べることができる藤。通いたいお店が増えました。
<店舗情報>
- 店名:藤
- 住所:東京都荒川区荒川3丁目61-6
- 営業時間、定休日:プレオープンのため不定期(グランドオープンは5月1日から)