三ノ輪のオリンピックの近く、路地を奥に入ったところにあるお好み焼きの名店、美乃和。もんじゃ、お好み焼きだけでなく味噌が美味いという情報を聞きつけ、行ってきました。
場所はちょっとわかりにくいかもしれないですが、ジョナサンとオリンピックの横の道を歩いていると看板が出ています。
下町らしい店構えは期待ができます。
今日お話を聞くのは、店主のかつじさん。
「先代がここに店を興し、今年で44年になります。昔この辺は近所に飲食店はあまりなかったんですよね」
東日暮里で育ち、近隣の人たちからも「かつじ」と呼ばれる人気者です。
炒め物にも生野菜にも合う、秘伝の味噌
早速、秘伝の味噌をつかった「とりみそ」(1,050円・税込)を注文。
鶏もも肉とネギを味噌に絡めて鉄板で焼く料理なんですね。
焼いているときから、もう香りがたまらないです。
濃厚で独特な辛味、甘味が合わさった鶏肉が美味しい。人気メニューなのは当然ですね。
ホイルの上で焼くのは鉄板で直接焼くと味噌が焦げやすいのと、味噌を焼いたあとにもんじゃ焼きなどをやると味噌味になってしまうのを避けるためです。
「先代の作っていた味噌を引き継いでいます。多くの材料を使ったスープと味噌をじっくり半日以上煮込んで作ってるんですよ」と、かつじさん。
この味噌はとりみそ以外にも豚肉と玉ねぎを炒めるぶたみそ、牡蠣を炒めるかきみそ(冬季のみ)のバリエーションがあり、どんな炒め物にもよく合う。さらに生野菜につけて食べても美味しい万能調味料です。
とりみそにプラス250円のチーズを入れるのもおすすめ。
チーズタッカルビみたいですね。
辛いものが好きな人には韓国の辛ソース(0円)もあり?
試してみたところ、食べた瞬間あまり辛さが伝わらず平気かな?と思っていたのですが、噛み締めるごとに辛さを感じました。かなり辛いので要注意!
激辛好きの人にはぜひ挑戦してほしいです。
先代の味を受け継ぎ、進化させる……美乃和のお好み焼き、もんじゃ焼き
焼く油は普通のサラダオイルのほかヘルシーな米油、オリーブオイルも選べます。
荒川区といえばもんじゃ。
ここでもんじゃ焼きを紹介しないわけにはいきません。
めんたい、もち、チーズもんじゃ(1,320円・税込)をいただきました。
明太子がたっぷりのもんじゃです。
チーズにも明太子にも味がついているので、ソースを入れずに食べるのがおすすめとのこと。
確かに明太子の味をしっかり感じることができます。
やはりお好み焼き屋にきて、お好み焼きを食べずに帰るわけにはいかない!
ということで〆に店の名前がついている具沢山な美乃和天(940円・税込)を注文。
早く食べたいのでついつい強火で作っちゃいますよね。そこは我慢して弱火でゆっくり焼いていくのがコツとのこと。
ソースを塗り、マヨネーズをかけて完成です。
先代のレシピより山芋と出汁を増やしたのでふわふわ感が増しています。
ソース味の中に具材の味を感じる、柔らかくて美味しいお好み焼きです。
サワー類はこのタンブラーで提供されます。メニューにはアレルギー表示もしてあり、細かいポイントですがこういった気遣いがうれしいですね。
とりみそ、もんじゃ焼き、お好み焼きとどの料理にもこだわりを感じます。先代が始めた店と味を守りながら、さらに味とメニューを進化させている姿勢が素敵な店でした。
<店舗情報>
- お好焼 美乃和
- 住所: 東京都荒川区東日暮里1-6-12
- 電話番号: 03-3807-5601
- 定休日: 水曜日(祭日の場合も予約があれば営業)
- 営業時間:
- 土日祝 17時~0時(L.O.23時)
- 平日 18時~0時(L.O.23時) 営業時間外は予約制。予約があれば昼の営業も可。
- Instagram: @okonomiyaki_minowa