以前から気になっていた小台にある街中スナック ARAKAWA LABO本店に行ってきました。
みなさんスナックって行ったことありますか?
スナックとは居酒屋よりちょっと小さな街の社交場です。ママや常連客と話したりお酒を飲んだり、「第2の家」なんていう人もいるぐらい居心地のいい場所なのですが、入りづらさからか、あまりいいイメージを持っていない人も居るようです。
そんなスナックのいいところを残しつつ、コミュニティーカフェの要素を足したのが街中スナック。
客同士が仲よくなれる飲み屋という感じでしょうか。
店内は白をベースとした明るい雰囲気。
カウンターとテーブル席があり、伺ったときには荒川区内に住むミュージシャンのライブを開催していました。
カウンターの上に並んでいるキープのボトルには「サザンオールスターズが好き」「ピアノ好きな人」「街中スナックで働いてみたい人」などメッセージが書いてあります。
通常ボトルにはキープしている人の名前を書くのですが、これはなんなのでしょう?
カウンターのさえママに聞いてみました。
テーマへの共感で人がつながる、シェアボトル
「シェアボトルは一般的なボトルキープの機能とテーマを決めて、そのテーマに当てはまる人や共感してくださった方には1杯無料でプレゼントしますというボトルです。いただいた方はボトルオーナーにお礼のメッセージをメッセージカードに書いてお店にあるアルバムに入れて帰ります」
なるほど、おもしろい仕組みですね。
ということで私も1本シェアボトルを入れました。
ボトルに字を書くのってけっこう難しいな……。
書けましたー!
読者の皆さんも街中スナックに来たらぜひ「荒川102読者」のボトルから1杯飲んでいってくださいね。
ただシェアボトルは何杯でも飲めるわけではなく、1杯のみ。飲んだらメッセージを書くのがルールです。荒川102の感想などいただけたら励みになります!
よーし、私もシェアボトル飲んでみたいというわけでカウンターやテーブル席の近くにある棚を物色。
私向けのボトルを見つけました。
「ロック好き」
今日はこれをいただきます。
飲んでいたら
「ロック好きなんですか?」
と、先ほどまでギターを演奏していた男性が話しかけてきました。
こうやってコミュニケーションが生まれていくんですね。
世代を超えた交流が生まれる街中スナック
なぜこういったお店を作ろうと思ったのでしょうか?
店主のたなかさんに聞いてみました。
「近年デジタル化が進んでいるのとコロナになってリアルの繋がりがなくなっているのを感じていました。
その中でも同世代以外との繋がりが特に少ないと感じていたところから、2022年の頭から3世代交流型のスナックをテーマに孤独、サードプレイス、若者を現役世代・シニアが応援し交流する、居場所作りをビジネスにしております」
とても興味深い試みです。この事業が認められJR東日本スタートアップ株式会社のスタートアッププログラムに採択されたとのこと。
荒川発の街中スナックは現在、東京、福井、京都の3店舗を営業中で、2024年2月に宮城県松島に新店オープン予定。全国の街中スナックを巡る旅なんておもしろいかもしれませんね。
<店舗情報>
- 街中スナック ARAKAWA LABO本店
- 住所:東京都荒川区西尾久2丁目37-6
- 営業時間:18:00~22:00
- 定休日:不定休
- Instagram: @machinaka_snack_arakawa_labo