ランチを求めた先で見たものは…。西尾久、居酒屋ボンドの定食に癒された

どうしてもツイてない日っていうのがある。
昼時、なんとなく歩いていればおいしいランチにありつけるだろうなんてふらふら歩いていたのだが、どこにもたどり着かない日だった。

町屋で取材後に、以前から気になっていた店に向かうのだが、木曜日はランチが休みなのを忘れていた。
その後、備長炭焼き鳥 俊に向かうもすでに終わっており、その後もいくつかの店が定休日だったり品切れだったりで途方に暮れていた。

そんなときに現れた救世主、某BARのスタッフと偶然会った。
「そこ曲がったとこにランチやってる店あるよ」とのことで向かうとありました。

 

おしゃれな空間で楽しむ、居酒屋の定食ランチ



以前、荒川102でも紹介している居酒屋ボンド。
気になっていたんですよね。のれんがかかっていて和風っぽい雰囲気なのに名前はボンド。

ボンドとは?

思いつくのは映画007の主役、ある程度大人な人なら誰もが知っているイギリス情報局の腕利き諜報員ジェームスボンド。
「BOND, JAMES BOND」
と自己紹介するお馴染みのセリフを思い出す。私はやっぱりショーンコネリーが好きだなあ。

店の中に入ると浮世絵が飾ってあり……と思ったら現代的なポップな浮世絵。とてもおしゃれな空間。
ランチメニューを見てると、どれもおいしそう。

これは迷うじゃないか。


迷ったとき、基本的にはメニューの一番最初に書いてあるものを頼むことにしているのだが、どうしても寒ブリに目がいってしまう。
鶏もも唐揚げも捨て難いのだが、単品でも頼めるということで寒ブリ刺しタップリ薬味定食(1,000円・税込)を注文。やっぱり旬の魚を食べたいのである。
お冷が水でなくお茶であるのも、好き好きなんだろうがうれしい。

 





想像を超えるタップリ薬味の定食


うわ、想像を超えてきた。
確かにタップリ薬味とは書いてあった。が、これはタップリ過ぎというか寒ブリが見えないじゃないか。

薬味を少しずらすと見た目もキラキラ美しい寒ブリ登場!
まずは刺身のみでシンプルにいただく。
脂がのっていてとてもうまい。
魚は良いものを安く提供したいので、豊洲、足立市場の担当者と直接電話交渉して、その日のベストを入荷しているとのこと。

そして薬味とともに食べると、これまたうまい。わさびと醤油で食べてもいいし、ポン酢で食べるのもよし。
薬味が残ってしまった。というか意図的に残した。
ランチが運ばれてきたときから思っていたのだ。

 

唐揚げも追加注文


この薬味、唐揚げにも合うんじゃないか?
ということで追加の鶏もも唐揚げ(200円・税込)を注文。
やはり合う。

ここまでやって完成形なんじゃないか?と思うほど絶妙なマッチング。
寒空の中、歩き続けてたどり着いた店は大当たりだった。

お会計時にこのランチを荒川102で紹介してもいいかと聞くと、寒ブリはそろそろ終了だという。
確かに寒ブリの旬も終盤、この寒ブリのクオリティーなら次回は海鮮丼もいいんじゃないかと期待も高まる。
次は担々麺を始めるとのこと。まだまだ寒いので熱々のラーメンも楽しみだ。

ところでボンドの意味はなんなのか店主に聞いてみた。
「ボンドは絆っていう意味なんですよ。っていうのもあるんですけど、井上雄彦さんの漫画バガボンドが好きだからです」
とのこと。

うんうん、良いよね。バガボンド。
お酒も豊富なようでまた夜にも訪れたい店だった。
最新情報はInstagramで発信しているそうなので要チェック!

<店舗情報>

  • 店名:居酒屋ボンド
  • 住所:東京都荒川区西尾久2丁目8-2 コーポ石橋 101
  • 営業時間:
    • 昼の部 11:30-14:30 / 11:30-15:00(土、日、祝のみ)
    • 夜の部 17:00-22:00 / 17:00-23:00(金、土のみ)
  • 定休日:Instagramをご確認ください
  • Instagram:@izakaya_bond05

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