下町から世界を繋ぐ!町屋のスタートアップ「クスノキ」を訪問してみた

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提供:城北信用金庫

日本、メキシコ、モンゴル。
3カ国のメンバーがあつまった多国籍ITベンチャーが下町町屋にあります。

会社の名前は「株式会社クスノキ」。
まっすぐ、すくすくと、大きく育つ木のイメージが湧く社名です。

クスノキは町屋のインキュベーションオフィス「COSA ON(コーサ オン)」に拠点を構える企業の1つ。IT技術で留学生をサポートする事業を展開しています。

 

落語好きの代表と、マイペースなエンジニア


クスノキのメンバーは現在4名。
代表の浅井さんとエンジニアの春日さん、そしてメキシコとモンゴルからのスタッフも在籍しているインターナショナルな組織です。

代表の浅井さんは、奄美大島で生まれ埼玉の春日部で育ちました。

お子さんがふたりいて、趣味は料理と落語。

大学時代、浅草演芸ホールに通いつめるほど落語にのめり込んでいたそうですが、卒業後は同じくらい興味を持っていたITのベンチャー企業に就職。

そこで、外国人材の採用プラットフォームを立ち上げたことをきっかけに、海外人材が安心して日本に留学できる環境をつくりたいという想いが芽生え、アイデアをビジネスとして固めたのちに起業しました。

そんな浅井さんと一緒に起業したのが、最高技術責任者でありエンジニアの春日さん。

ふたりは同じ会社で働いていたそうです。

浅井さんによると、春日さんはサーバー開発からアプリの開発まで様々なウェブ言語を操ることができるフルスタックエンジニア。

結婚を機に荒川区に住みはじめて10数年。いつも都電沿いを歩いて「COSA ON」に通っているそうです。

 

日本にやってくる外国人留学生をIT技術でサポート


そんなふたりが生み出したのはどんな事業なのでしょう。

「日本にやってくる外国人留学生のビザの申請や生活など、来日前後のことをサポートするサービスを展開しています。」と浅井さん。

クスノキが提供する「SPEED VISA」は、オンラインで必要事項を入力すれば自動でビザの取得に必要な書類を作成できるシステム。

さらに、仲介プラットフォーム「YADORIGI」では、ビザ申請の際に入力した情報をもとに、その人に合った不動産や仕事を紹介しています。

日本にやってくる外国人留学生は33万人。これからどんどん増えていくと言われています。

ところが、彼らが日本で生活するには様々なハードルがあり、外国人という理由で入居を断られたり、アルバイトをしたくても言語の壁があって探すのが難しかったりするそうです。

留学エージェントにビザから生活のことまですべて代行手配してもらうこともできますが、それには現地の給料数ヶ月分の高額な費用がかかります。

それを、オンラインで簡単に、しかも無料でできるようにしたのがクスノキのサービスです。

バングラデシュの大学で日本の就職について講演したとき

そんなサービスの特徴とそこに込めた想いは、社名にも表れています。

「クスノキは英語で『カンフル』です。日本の経済活動が鈍化しているなかで、留学生や外国人の人材をカンフル剤のような存在にしたい。それから、クスノキは大きくなる木なので、留学生にとっての日陰をつくってあげたいという意味で名づけました。」

 

シビアな個人情報を扱うからこそ、セキュリティ重視で選んだ「COSA ON」


それにしても、そんなグローバルな組織がどうして荒川区を拠点に選んだのでしょう。

「最初は拠点を持たずにリモートでやろうと話していたのですが、ビザの申請にあたってシビアな個人情報を扱うので、セキュリティのきちんとした環境を用意したいと思いました。」と浅井さん。

ふたりとも東京の北部周辺に住んでいて、いわゆるスタートアップでイメージされるような渋谷や港区を選ぼうとは最初から思わなかったそう。

「少ない資金でセキュリティの厳しい要件を満たす物件を探したときに、全部の要件を満たすのがCOSA ONでした。シェアオフィスだと仕切りの上が空いていて個室ではないところが多いのですが、ここは鍵付きで個室がしっかりしています。信用金庫が運営しているという安心感もありました。」

実際に入居してみて、どうですか?

「決める前に他のオフィスも内覧したのですが、薄暗かったり、雑多だったりすることも多かったんです。ここは明るくて清潔。雰囲気がとてもいいと思います。」

 

荒川区と一緒になにかつくりたい。ITのことならなんでもご相談ください。


オフィスだけではなく、オフィスがある荒川区も気に入っているとか。

「最初に何かを立ち上げるにはいい場所だと思います。アクセスがいい、家賃が安い、飯がうまい。モチベーション上がりやすい場所だなと思います。」と浅井さん。

10年以上荒川区に住んでいる春日さんはどうですか?

「町屋に来てよかったです。飯が安いし、ぜんぶおいしい。あと、区役所の前の池で釣りや将棋をしている人がいて、自由だなぁと思いながらいつも見ています。」

ランチや仕事終わりに荒川区の飲食店を開拓しているというふたり。
そのうちに、荒川区が持つ地域資源に気付き、地域の人と一緒になにかやりたいなぁというイメージが湧いてきたそう。

「荒川区は、小さいけれど腕は一級、という老舗のメーカーさんが多いですよね。2代目の社長が面白いことできないかなと考えていたりと熱い思いを感じます。もともとITで仕組みをつくることが好きなので、そんな地場産業と何か一緒につくりたいですね。」と浅井さん。

「ネットで探しても見つけられない、だれも知らないおいしいお店がけっこうあるんですよね。埋もれてしまうともったいないなぁと思っています。ホームページの作成ならお手伝いできるので声をかけてください。」と春日さん。

留学生のサポートと平行して、受託の仕事も請け負っているというクスノキ。
ウェブサイト、サーバー、ゲーム、アプリ、IoTなど、ITのことで困ったらなんでも相談してください、とのことです。

最後に、浅井さんに今後の目標を聞いてみました。

「今後は留学生だけではなく、日本に住む280万人の外国人をサポートできるようなシステムをつくりたいと思ってます。これから日本にどんどん優秀な外国人が集まっていくと思うので、僕らにしかできない共同体をつくりたいです。」

一緒に働くスタッフも、サービスを提供する顧客もインターナショナルなクスノキ。
ふたりと話してみたら、ITのことだけではなく、世界やアジアの視点で見るとどうなのか?というヒントも得られるはずです。
彼らを知らずに街ですれ違っているだけではもったいないです。
何か一緒にできないかなと思ったら、ぜひ連絡してみてくだい。

株式会社クスノキ
http://www.kusunoki.ltd/

Speed Visa サービスサイト
https://s.s-visa.com/

インキュベーションオフィス COSA ON
https://www.cosa-on.com/

提供:城北信用金庫

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