エイエイオーで始まる!?気軽に楽しめる落語、活ハウス@日暮里

日暮里駅から徒歩5分ほどの、日暮里繊維街や斉藤湯さんからすぐ近く、こっちでいいのかなと住宅の間を歩いていくと、落語ライブハウス「活ハウス」があらわれます。

道路側から見える大きな「落語」の文字
道路側から見える大きな「落語」の文字

表には大きく「落語」と書いてあるのですぐわかるのですが、どこから入るのかな?
と奥へ進むと活ハウスと書いた鉄の扉が。

活ハウス入り口
活ハウス入り口

マンションの一室のような入り口なので恐る恐るドアを開けると、既に賑やか。

前説の様子
前説の様子

ドアを開け入ると目の前すぐに人がいる。
二人の落語家さんが私に気づき「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」と言ってくれる。
木戸銭を払い、そんな和気あいあいな雰囲気の中、お客さんなのかスタッフなのかわからないほどの常連さんに席を譲っていただき靴を脱いで着席。
カーペットの上はほんのり暖かい。これはいい、寒い日でも大丈夫。

この日の出演者は以下のとおり。
三遊亭兼太郎

五代目圓楽一門会所属。
2013年三遊亭兼好に入門。
2017年10月から二ツ目昇進。
東京都東村山市出身。
荒川区在住。

桂竹紋

1983年4月5日生まれ 熊本県菊池郡出身
医療系専門学校卒業、漫才師、ローカルタレントと転々とし
2014年12月 桂竹丸に入門「桂竹もん」
2015年1月 楽屋入り前座
2019年2月 二ツ目昇進「桂竹紋」に改名
とにかく明るく元気に高座を努めるをモットーとし頑張ってます。

のお二人。

桂竹紋さんが二ツ目昇進したばかりということで、お祝いムードな雰囲気で、「エイエイオーではじめましょうか」と前説から面白おかしくあっという間の1時間半。

高座が終わるとお客さんと一緒に乾杯して、いろいろと話したり写真をとったりもしている。

終了後の乾杯
終了後の乾杯

さて、このお店の女将、山形出身の未来来活砲偽(みらくるかっぽうぎ)さん。
アマチュアで落語をはじめて10年

小さい頃に本ばかり読んで笑わない子だったそうで、それを心配したお父さんが落語全集の本を買ってきて、それを読み笑ったというのが落語に触れるきっかけだったとのこと。

そして、ご自身も大人になって子供に落語の本を読み聞かせしているうちに、「自分にもできるんではないか」と思い落語を始めることに。

「落語を始めてやはり練習する場所が無く、海へ出かけて犬にほえられながら練習していたこともあったのですが、思い切ってマンションの一室を借り、そこで練習をするようになりました。

そのうち周りの落語好きのみんなも呼んで、お客さんにも入ってもらおうかとはじめたのが、だんだん大きくなっていって。

ある日マンションの管理会社さんから「そういうことはダメです」と、そこでの活動が出来なくなって、代わりの場所をあちこちと探し回って、不動産屋さんに言われるがままたどり着いたのが日暮里でした。」

 

日暮里近辺に落語家さんが多く住んでいることなどは知らずに来たそうです。

千葉で始めた「活ハウス」から約3年、社会人落語家にはある程度認知されているので、出演者のかたは「活ハウス」を求めて地方からもやってきてくれるとのこと。

女将、未来来活砲偽さんが主催する「未来来ライブ」は新人さんいらっしゃいでどなたでも参加可能。

 

そのほかにも漫談・漫才、ギターのライブも行われたり、またこの「活ハウス」はレンタルスペースとしても貸し出しをしていて、琵琶の教室なども開催されている。

基本的にはアンプを通さない音であればOKなので、何でもご相談くださいとのこと。

高座の裏にはカーテンで仕切られた控え室が。
高座の裏にはカーテンで仕切られた控え室が。

実は女将、未来来活砲偽さんは、毎日千葉から通ってきている。
「頼まれてやってないし、自分勝手でやってるんだからいいんですよ」と明るく答える。

昨年10月1日に千葉から引っ越してきて日暮里にオープン。
「最初はとにかく開けることだとやっている。アマチュアもプロも垣根なくこの場所を使ってもらって、早くこの日暮里のかたがたにも知って、遊びに来たり、利用したりして欲しい。やりたいことがある人に、なんでも出来る場所を作りたい」と話す。

三遊亭兼太郎さん、桂竹紋さん、未来来活砲偽さんのスリーショット
三遊亭兼太郎さん、桂竹紋さん、未来来活砲偽さんのスリーショット

最後に、三遊亭兼太郎さん、桂竹紋さんにもお話伺えました。

三遊亭兼太郎さんは「とにかく花粉症を治すことと、4月24日のご自身の中野の落語会にぜひ来てください」と活ハウスではなく中野押し(笑)

桂竹紋さんは二ツ目になって、もっとここ「活ハウス」で落語が出来たらと。
「4月は昇進記念一週間落語をここで行います。」とお知らせいただきました。

お二人とも、「演者さんからもすごくお客さんとの距離も近く、反応も感じられてやりやすく楽しい。」とのこと。しかし、滑ったときは地獄だそうで(笑)

とにかく、お二人ともこれからこの「活ハウス」をもっと活用していきたい。みなさんにもたくさん使って欲しいと。

寄席というと少し敷居が高いかなと思われる方は、ここ「活ハウス」でまず気軽に落語を楽しんでもらえればとお薦めいただきました。

女将の未来来活砲偽さんも気さくで、気楽に間近で落語を楽しめる日暮里の落語ライブハウス「活ハウス」(落語ライブハウス活砲偽 略して 活ハウス だそうです。)

仕事や買い物帰りにちょっと寄ってみるのもいいのではないでしょうか。

活ハウスホームページ
http://katuhouse.com/

Facebookページ
https://www.facebook.com/katuhouse/

活ハウス
東京都荒川区東日暮里6-56-4メゾンホクソー102号室
090-7202-8414

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Shingo Hashimoto

BARRICADERS、西日暮里マリナーズというバンドでベース弾いてます。リンゴより梨が好き。荒川区西日暮里のI.G.O音楽教室/スタジオ代表。P.A機材.レンタル・オペレート、イベント企画・制作など。シンコ・デ・マヨフェスティバル主催。足立区在住。

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