2018年4月、荒川車庫前の住宅街にフランスからの風が吹きました。
ガレージの中にキッチンカーが目印のアッシュカフェです。
アッシュカフェをオープンする前、このキッチンカー、シトロエンHトラックで吉祥寺、ひばりヶ丘などで営業していたそうです。
もちろんまだ現役。5/20に熊野前で行われるヨガフェスにも出動します。
ご主人の浅見和宏さんは大手設計事務所に勤務する傍、独立を夢見てフランス行きを計画。
奥様の博子さんは25年ほど前にフランスで食べたタルトタタンに感動。
それ以来タルトタタンを作り続け、お菓子教室を開くほどに。
パリでアパルトマンを探すのはとても難しく、1年以上探し続けて見つけたのがアール・ヌーヴォー時代の建築家、エクトール・ギマールによるアパルトマンです。
100年前にデザインされたアパルトマンへ引っ越したお二人。
たまたま暖炉を取り外すという友人がおり、売ってもらえないか交渉するも断念。
備え付けの暖炉を持って帰るというと無理な話に聞こえますが、フランスでは芸術性の高いアンティークなものは高額で取引されるそうです。
日本へ帰国する際に日本で開くカフェに置きたいと再度お話ししたところ譲っていただけたのだとか。
様々な偶然と想いが重なって、この暖炉はアッシュカフェのカウンターの脇にあるのです。
シトロエンHトラックを置けるガレージがあること、ご主人の設計事務所も開ける物件であること、それらの条件を加味して物件探しをしたところ、荒川車庫前の物件になりました。
最初は駅からも距離があり、周りは住宅街。
本当にお客様が来るのかと思っていたところ、ご近所さんたちがたくさん来てくれるようになったそうです。
自慢のタルトタタンにはリピーター多数。
1ホールで8〜9個ものりんごを使っています。
ランチプレートは週替わり。
肉類が載ったボリュームのあるサラダ、ライスサラダ、ペースト状の温サラダと3種のサラダにお替りもできる自家製パンのプレートです。
この組み合わせはフランスのカフェではよくあるもので、現地でよく使われるハーブやスパイスもたっぷり。
この日は「豚肉と小松菜のサラダ」「ひよこ豆の温サラダ」「いんげん、レーズン、アーモンドのライスサラダ」でした。
タルトタタンを注文するとこんな感じで提供されます。
薄い生地にたっぷりのりんごがよくわかりますね。
添えられているのは自家製アイスクリーム。20種類程度のフレーバーがあるのだとか!
タルトタタンと並んで名物なのはオリジナルパフェ、メルヴェイユ。
キッチンカーではこのメルヴェイユを販売していました。もちろん今度のヨガフェスでも!
チェイルというフランス菓子とメレンゲを添えられたメルヴェイユ。
お好みのアイスクリームのフレーバーを選ぶことができます。
写真はプリンのフレーバーにカラメルソースをかけたクレームブリュレ。
ひんやり甘いアイスにほろ苦いカラメル。サクサクのチュイルとメレンゲの食感のハーモニーが素晴らしいです。
アッシュカフェはまだオープンしたばかり。
カフェとしても使うのはもちろん、ギャラリーやイベントの開催なども考えられているそうで、今後の展開が楽しみですね!
<店舗情報>
- 店名:アッシュカフェ
- Instagram:https://www.instagram.com/_hcafe_/
- Facebook:https://www.facebook.com/le-style-h-873340152688052/
- Twitter:https://twitter.com/lestyleh
- 営業時間:11:00~17:00
- 定休日:月曜、木曜
- 住所:東京都荒川区西尾久8-45-11
- 電話:03-4283-3780
Permalink
Permalink