ウィーン君が行く:汐入のパン屋さん「クオッカ」

1月はうちのすぐ近く、汐入ベルポートに昨年夏にオープンしたパン屋さん「クオッカ」でお話を聞いてきました。

QUOKKA
クオッカの看板

ここは前もパン屋さんだった場所で、全く新しいお店なのかなあ?とずっと不思議に思っていたんです。

夕方なら少し手も空いているから良いですよと時間をとってくださった店長の古関浩允さん。

QUOKKA #2
QUOKKA店長 古関さん

「前のお店と違うんですか?ってよく聞かれますが、違うんです。クオッカというのはオーストラリアの小さなワラビーのことなんですが、オーナーが好きな動物でお店の名前になっています」

古関さんはアルバイトでパン作りに出会って、自分は向いているなあとパン作りの道に入ったんだそうで、パン作りの話になると、静かな情熱が感じられました。

現在、お店のスタッフはオーナー含めて5名で毎日4名でやってますとのこと。
本格的なフランスパンから、デニッシュ、あんパン、スコーンと、パンの種類が多いですね。

QUOKKA #3

「8月にオープンしてまだ半年なんで、いろいろ考えながら、幅広い種類のパンを作っています。こんなのはどうだろうと提案して、みんなで相談して作っているんです。最近はカフェメニューにスープを加えてみたり」

お店の奥に小さなテーブル二つのカフェスペースがあって、インタビューの間にもお子さんとパンを食べていくお母さんが。外にもテーブルが一つありますね。

「今は寒いですけど、犬の散歩の途中で寄って行かれる方とかもいらっしゃいます。」

QUOKKA #4
プリンもありました。

「スタッフにパティシエもいるので、ケーキが並ぶときもあります。いろいろ作ってみているんで、毎日覗いていただくと、サプライズがあるかもしれません。ケーキはチーズケーキも好評でした。リクエストがあればそういうのも作ってみたいです。」

ふむふむ、それは楽しそう。近いし、毎日覗いちゃいます。

私はしっかりしたパンが好きなので、小麦粉にこだわってらっしゃるのかなあと思って食べていたんですが。

「フランスパン系のお店でやってきたので、ハードタイプのパンは好きでずっと作っていきたいです。粉も種類によって試したり変えたりしてみてます。あとは、バターは発酵バターを使ったり。マーガリンでもいいわけなんですが、そこはちょっとこだわってます。バタールは国産のものですが、バケットはフランス産の粉を使ってます。」

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え?バタールとバケットって、形の違いだけじゃないんですか?

「違いますよ。作り方が違って、バケットはずっと長い時間寝かせて作るんです。」

へええ、へえ、へえ。奥が深いんですね。天然酵母とか使っているんですか?

「そもそも生イーストは生きていて天然なんで、天然酵母って自家製酵母って意味だとすれば、それはやってないです。食パンは発酵玄米酵母というのを使っていますが。」

いやいや、生半可な知識を振り回しちゃだめですね。。 朝は早いんですか?

「5時半から準備して、お店を開けるのが10時。その日によっては9時頃にあけることもこともあります。閉店は平日は7時、祝祭日は6時で水曜日はお休みです。」

やっぱりパン屋さんは朝早いんですね。半年、ここでお店をやって汐入をどう思われますか?

「通りすがりの方が少ないので、すごく地域密着だなあと感じています。」

これからはどんなお店に?

「遠くからも買いにに来てもらえるような。もうちょっと広ければパン教室とかもやってみたいんですよ。」

QUOKKA #5
Bakery QUOKKA

なるほどー。お話聞いてパンを買いに来るのが楽しみになりました。サプライズを探しにきますね。

この日はパンで作りが好きな友人のしまださんが取材同行してくれたのですが、彼女は尾久から買いに来る気満々でした。

古関さんありがとうございました。


<今回ご紹介したお店>

  • お店の名前:Bakery QUOKKA
  • 場所:東京都荒川区南千住8-4-5
  • 開店時間:月〜土 10:00~19:00、日/祝 10:00〜18:00
  • TEL/FAX:03-6806-5266

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」


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