新しいのに昔風な町の自転車屋さん「ピンポンパン サイクル」@日暮里繊維街(読者特典付き)

ピンポンパンサイクル①
店長の池田さん 


※文末に読者特典を記載しています。ぜひご利用ください。


日暮里繊維街。布や革のお店が延々と連なるその中に、突然その自転車屋さん「ピンポンパン サイクル」はあります。 

個性派の自転車屋さんのオープンが最近目立つ日暮里地区。その中でも新しいこちらのお店ですが、以前あった工場の体裁を保ったまま手作りで改装してオープンしたお店は、まるで昔からここにあるような体ですっぽりと収まっています。

ピンポンパンサイクル②

開店は朝10時半。開店と同時に地元のお父さんお母さんが次々と自転車を持ってきます。

やっぱり荒川区は自転車の町なんだなぁと感じます。そんな忙しい中、30分ほど待って漸く時間の空いた店長の池田さんにインタビューしてきました。

– お店の設立はいつですか?

9月17日にオープンしました。ここは元々金属加工をされている町工場だったみたいです。

ピンポンパンサイクル③
お店は一般車からスポーツ車まで取扱い

– なぜ「ピンポンパン」という名前なんでしょう?

あんまり凝った名前にしたくなかったんですけど、だからといって「池田サイクル」とかにもしたくなかったんで、、(笑)
すぐ簡単に覚えてもらえるものを、と考えてこの名前にしました。

– ご自身についておしえてください。

私は群馬の出身なんですが、大学に入ってから東京に来ました。

高校大学とずっと自転車競技をやっていたんですが、大学を卒業してからは御徒町や原宿など、いくつかの自転車屋で働いて修行してからこのお店をオープンしました。

もともと父親がダイエットを始めた影響で家族でサイクリングやっていたんです(笑)。最初はママチャリサイクリングだったわけですが、そこから始まって中学ぐらいから本格的に乗り始めました。

– お父さまは今も自転車に乗られているんですか?

そうですね、私が整備して。。(笑)


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友だち追加数 


– 自転車競技ではどのようなことをされていたのですか?

高校の時はトラック競技で高校選抜で優勝したこともあります。僕がやっていたのはポイントレースという競技で20km走るごとに通過順位によってポイントが貯められる競技です。大学では明治大学の自転車部で主将をさせてもらってました。

大学を卒業する直前にご縁があって日本のプロチームに混ぜてもらったことがあるのですが、その時に香港から上海まで転戦するレースを一度走らせてもらったんですが、それはすごかったです。。。空気も汚いですし、それでも走るし、道もいきなり穴が空いていたり。。それでもプロは自分の給料がかかっているんで走るんですよね。

ピンポンサイクル⑦
朝から大忙し。どんどんと手際よく修理していきます。

電気がどうとかそういった条件は一切関係無く、とにかく勝ちに行く、という自分たちの生活がかかっている人たちの姿を学生時代に見ることが出来たのは貴重な学びでした。

最近はあまり走れていないですが、一般向けで有名なものだと10月ごろに行われるツール・ド・おきなわなどにも出ました。

– お店の特徴をおしえてください。

もともと私はスポーツ系が強いのですが、パートナーは一般車に強いので、一緒にやろうということでお店をスタートしました。

以前はスポーツ系専門のお店などで働いたこともあるのですが、私はできれば自転車の種類を問わず、お客さんの依頼に応じて何でも扱える自転車屋をやりたいと思っていました。

– 自転車の魅力はなんですか?

乗って風を切って走るのが単純に楽しいですよね。行動範囲が広がりますし、それが自分の力で広がるというのもいいところだと思っています。これまでに1日で最長300kmぐらい走ったこともあります。

– 300km、、、東京から静岡真ん中ぐらいまでですね。

学生の時ですけどね。12時間以上乗ってました。でも乗る人は夜通し乗って24時間乗るような人もいますから(笑)。

– お店をオープンされてこれまで如何ですか?

下町の方たちなので皆さん優しくしてくれます。やりやすいです。

空気入れを無料で出していると、それを申し訳なく思っていただく方もいらっしゃって、よく缶コーヒーとかお茶菓子とか持ってきていただけるんです。一時は店の裏の休憩スペースがお茶菓子で一杯になっていました(笑)。

ピンポンパンサイクル⑤
オープン間もない店内は手作り感満載。

以前いた地域と比べると、みなさんそういう温かい人たちが多くて、ずいぶん人柄が違うなと思いました。一番最初にあった不動産屋の方もそうでしたし、下町の空気を感じます。

– 今後どのようなお店にしていきたいですか?

やっぱり地域の人たちのお役に立てる自転車屋になりたいですね。それに加えてスポーツ車も出来るという形で発展していきたいです。

ピンポンパンサイクル⑧

パートナーは一般車に加えてマウンテンバイクも出来るので、そういうところを活かしてゆくゆくは地元の方と一緒に走りに行ったりとか、そういうこともやっていきたいですね。

一緒に遊んで、地元の子どもたちの成長を小さいときから見させてもらって、そうやって根付いていきたいなと思ってます。

– 不要な自転車の引取もやられているんですよね?

はい、引取もやっています。

ピンポンパンサイクル⑨

自転車の処分は大変だと思うんですが、うちでまとめて処分しますので是非持ってきてください。将来的にはリサイクルなんかもやっていければと思っています。

– 読者の方に一言どうぞ。

まだお店を出して3ヶ月ぐらいなんですが、長く地域の方と関わっていきたいのでよろしくお願いします。お店の外観はまだ整っていないんですけど、色んな自転車を取り扱えるので何でも相談していただきたいです。

ピンポンパンサイクル⑩

☆読者特典☆
「荒川102を見ました」で、通常800円の自転車点検が無料に!(2016年2月末まで。公式Facebookページから取得できるクーポン券を持っていくのが便利です。)

<店舗情報>

  • 店名:ピンポンパン サイクル
  • 住所:荒川区東日暮里6-18-7
  • 営業時間:10:30-19:00(水曜定休。日祝営業)
  • 電話番号:03-5604-9937
  • Eメール:info@pppcycle.com
  • ホームページ:http://pppcycle.com

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。 >>> 「荒川102取材マップ」


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