お店訪問:コルシカ商店(熊野前)(※閉店)

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熊野前駅のすぐ目の前からつづく熊野前商店街。 手作り品やオーガニック商品を販売するコルシカ商店さんはその中にあります。

ロハスや文化祭など、様々なテーマを軸にしたイベント「つながるマーケット」を主催されたり、区の各種イベントにも積極的に出店されているコルシカ商店さんは、店長自らが買い付けた海外の雑貨や衣類が所狭しと並べられており、区内外の若いお母さんや主婦の方の癒やしスポット。ナチュラルな空気が漂っています。

そんなコルシカ商店さんから嬉しいことにメッセージをいただき、店長の今井さんにお話を聞いてきました。

お店にはいって挨拶をすると、「えー、もっといかつい人かと思ってた〜(笑)」

店長の今井さん

初対面なのに、この一言でインタビューの緊張感をすーーっと解いてくれた今井さん。インタビューはまるで以前からの知りあいの立ち話のような感覚で、くつろいだ雰囲気で進みました。このお店に来る人達がみな友達に会いにくるような空気感で来られる秘密がちょっとわかった気がしました。

 

– 最初にずばり一番聞きたかったことを。なぜコルシカ商店という店名にしたのですか?

2005年くらいにコルシカに行く機会があったんですけど、人がすごく優しかったんです。それに食べ物がおいしくて。山で採れたものと海で採れたものと。

コルシカ商店:お店の中から入り口方向

 

– コルシカ島には山があるんですね。

あります、海も山も。お花もいっぱいあって、おじいちゃんとおばあちゃんが庭でお花を手入れしていたりとか、自然もあって。

 

– どれくらいいらっしゃったのですか?

フランスに行ったついでに行ったんですけど、コルシカのほうが良かったなって。滞在したのは3-4日だと思います。いろんな国に行くと、ここに来てすごく良かったなって思うところもあれば、ここに来てまあもういいかなって思うところもありますけど(笑)。コルシカ島のライフスタイルは本当にいいなぁって思ったんです。

ほかにも、私は島が好きで、他にもいいところはあったんですけどね。サントリーニ島とか。 サントリーニ島? – ギリシャだと思います。それで、サントリーニ商店ってのも考えましたけど、、、語呂がちょっと、、(笑)。他にもあったけど、そういう語感もあって、コルシカ商店にしました。

モノがいっぱいあってもなくても、根本的なところで、人を思いやってとか、物質的じゃないところとか、ライフスタイルがいいなって思うところがたくさんあって。

 

– ということはコルシカのライフスタイルを、ってことがお店のコンセプトでしょうか?

うん、そう思ってたんだけど、、自分自身めっちゃ忙しいんで(笑)。ゆっくり、とか思ってたんですけど、あれ、私の生活、そんなゆっくりじゃないなって(笑)。

 

– もともと海外に行かれていたのはお仕事で?

そうですね。当時は香川県の高松で10年ぐらいお店やってたんです。それで外国の商品を買い付けてたんです。結婚してお店を閉めてから東京に来ました。子どもが幼稚園に入るまでは専業主婦をやってたんです。

 

– ご主人の関係で東京に来られたんですね。

そうなんです。私が住んでいた高松市内も、自転車でどこでもいけて自転車が多いところなんです。自転車でカフェいってお買い物もいけてお魚も食べれて。

荒川区に来たら東京も近いんだけど、でも自転車で行けるようなところで気軽にいけて気分転換できて、というところが少ないなぁって。 専業主婦だったしお金もそんなにないし、子どもの世話をして掃除して、ってやってると、天気が良いし出かけよっかなって思ったころには行けなかったりするから、近所に何かあればいいなって思ってました。

 

– それで自分で作っちゃったってことですね。

そう(笑)。

 

– 商品は自分で買い付けてるんですか?

いろんな国のものがあるんですけどね。ご縁があって取引するようになった個人の作家さんのものとか、People Treeというフェアトレード商品とかも扱ってます。一昨年インドに行ったときに子どもたちが自作の縄跳びで遊んでいるのを見てたくましいんだけど、何かしたいなって思いまして。帰ってきてから、People Treeの商品を扱うようになりました。

荒川区で売る商品としては少しお高いところもあるんですけど、オーガニックでコットンで、そういうものをこの土地で、都心に出なくても買えるということになればお客さんもいるかなって思ったのと、自分も何か発信できればいいなって思って。それでPeople Treeさんとお取引をするようになったんです。

私は手仕事が好きなので、手仕事となるとやっぱりアジアとか途上国からの商品が多くて、手間もかかってるから愛着も湧きます。それにPeople Treeの商品は日本で企画デザインをしているので、フェアトレードって知らなくても商品自体がかわいいと思っていただけます。

 

– 買い付けでしょっちゅう海外に行ったりはしてるんですよね?

いまは一年に1回ぐらいです。毎年結婚前から1年に1回は主人と行くようにしていて、アフリカとか南米とかも行ってたんですけど。今は子どもが出来てからは子どもと行けるところを選んで行っていて。インドも一緒にいったり。

インドの椅子

– もともと旅行が好きなんですね

好きですね。外国にいって自分の習慣とか常識だけが普通ってことじゃないんだな、って思うことが好きなんです。「へぇー、こういう習慣があるんだとか、こういうのもありなんだ」みたいなのが。そういうのを見るのがすごく好きで。文化とか習慣とか。

 

– お客さんは尾久の方が多いとは思うんですが外からも来たりしますか?

実はメディカルハーブのアドバイザーやアロマインストラクターの資格をもっていたりするんで、それで講座をやったり町屋の懸巣工房喫茶室さんなんかでセミナーやったりするんです。そういうイベントつながりで遠方の人とつながったりします。

 

– 先ほどのお客さんもそうでしたけど、お客さんとの距離感が近いですよね。

近いんですよねぇ。なんかこれは前のお店のときもそうだったんですけど。。西の人間だからかなって。すぐ近くなっちゃうんです(笑)。

 

– 今後お店はどうしていきたいんですか?

つながるマーケットは荒川区の中で人とつながっていく中で何かのスキルを持っている人がそれを出す場所がないということで始めたんですけど、つながってきた感があるので、私ができるつながるマーケットっていうのはそろそろ次の段階に行ったほうがいいのかなって思っています。

あぁ、そういえばまだまだ入りにくい人がいるって話しだからなんかその辺なんとかしたいかも(笑)。

あとは、大量生産のものじゃなくても手間暇かけてるけど、少しお値段はっても大事に着て、みたいなことはちょっと伝えていきたいかな。

 

「どうもー」「こんにちはー」「あれはある?」「うん、あるよー」

そんな会話が取材中もお客さんとの間でやりとりされていて、きさくで無理のない今井さんのお人柄がつながりを生んでいることをとても感じるインタビューでした。

そういえばコルシカ島ってナポレオンが育った島だったな、ということを、この記事を書きながら今さらのように気付きました。そんな、今井さんが惚れ込んだコルシカ島、、、荒川区の中で感じてみてはいかがですか。


<店舗情報>

※こちらのお店は閉店しました。

  • お店の名前:コルシカ商店
  • 場所:荒川区東尾久5-21-9
  • 営業時間:11:00-18:00(水曜、日曜、祝日はお休み)

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」


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