荒川から世界へ!
そんな挑戦をしている縫製工場があります。
尾久の女子医大東医療センターがあった通りにある、就労継続支援B型事業所「祭」。
一見、何のお店かわかりませんが、ウィンドウ越しに見える巾着ポーチを作っている縫製工場なんです。
中に入るとたくさんの巾着ポーチが。
基本的には形、サイズは同じなのですが布の素材、模様が違います。
就労継続支援B型事業所ってなに?
就労継続支援B型事業所は障害者総合支援法に基づいた就労系福祉サービスの一つで、障がいや病気などで一般就労が困難な人を対象に軽作業などの就労機会や就労訓練を提供する場所だそうです。
施設利用者さんがスタッフと一緒にミシンを使って作業していました。
この事業所のプロデューサーの森さんは代官山にあるアパレルショップ「M」の代表。
以前は町屋にもショップがあったので、知っている人も多いと思います。
「この巾着袋は祭りのときに持つ小物入れから発想を得て、日常で使えるものを考えました。施設利用者さんの手作りで1点1点個性があります。この商品をランクアップしたものをブランド化し、アパレル会社にて販売されます」
個人それぞれの得意分野から、可能性を作っていきたい
なぜこういった障がい者を支援する事業所を作ったのですか?
「弟が障がいを持っていて、小学生のころから弟のために何かやりたいと思っていたんですよね。縁があって京都で福祉施設を運営している会社と出会い意気投合し昨年8月にスタートしました。
20年以上アメリカンカジュアルの仕事をやっているのでアパレルをやりたいと思い、ただ作業をするのではなく、目標ややりがいを持てる場所にしていきたいと思っています」
「可能性を作っていきたいんですよ。障がいがある利用者の皆さんは、みんな真面目で伸びしろがあるんです。個人それぞれの得意分野を拾って仕事を作っていこうと思ってます」
日本だけでなく海外でも人気のブランド#FR2とのコラボレーションの予定もあるとのこと。
利用者さんが作った作品が全国に展開する#FR2での店舗で販売され世界に羽ばたいていく、そんな未来を想像するとワクワクしますよね。
「祭」の巾着ポーチは尾久にある「祭」で買えるほか、3月29日に尾久の原公園で開催されるシダレザクラ祭りの荒川102ブースでも販売が決定しました。みなさん遊びに来てください!
就労継続支援B型事業所「祭」では利用者さんを募集しています
「祭」は一般の作業所と違い縫製工場です。きちんと技術が学べ、全国の就労継続支援B型事業所の平均水準より高い工賃を得ることができます。
なによりも利用者さんが作ったものが実際全国のショップで販売されることにより、やりがいにもつながります。
「荒川区にある就労継続支援B型事業所【祭】です。縫製のお仕事をメインに、他にも軽作業もおこなっています。
出勤退勤時の送迎、栄養管理されたおいしいお昼ご飯、高額の工賃、イベント主催などを【祭】は強みとしています。是非、一緒に働きましょう!!^ ^」
<施設情報>
- 就労継続支援B型事業所【祭】
- 住所:東京都荒川区西尾久2-1-13 ボストンハイツ 1階
- 電話番号:03-6807-8956
- 営業日時:月曜日〜金曜日(祝日は休み) 10時〜17時
- 運営 株式会社 ZEN Creation
- 就労継続支援B型事業所【祭】Instaglam @matsuri_arakawa
- 祭から立ち上げた巾着ブランドのInstagram TOKYO MATSURI CLUB @tokyomatsuriclub