こんにちは。1歳の娘を育児中の主婦・荒川つまと申します。
さて、皆さま。春です!
春といえば、新しいことを始めてみたくなる季節。 まして赤ちゃんがいれば、「暖かくなってきたし、何か外に出て面白いことをさせてあげたいな」と思うパパ・ママも多いのではないでしょうか。
ということで荒川区で子育て中の皆さまに朗報です。
西日暮里の社交ダンス教室「長谷川政義ダンスワールド」で2021年4月よりベビーダンスのクラスが開講しました! ワー!!
ベビーダンスとは?
荒川区西日暮里は社交ダンスの聖地と呼ばれるほど実は社交ダンスが盛んな街。
ベビーダンスは、赤ちゃんをスリングや抱っこ紐に入れて社交ダンスをベースとしたステップを踏むという、社交ダンサー考案の親子で楽しめるエクササイズプログラムです。
対象月齢は首が座った3ヶ月頃〜1歳半頃の赤ちゃんで、赤ちゃんを抱っこするのはパパでもママでもどちらでもOK。
首が座った赤ちゃんといえば、好奇心も大爆発の時期。だけどパパ・ママから離れたり、知らない場所はちょっと不安そうですよね。
その点ベビーダンスはパパ・ママとくっついて踊るので、赤ちゃんの社交界デビュー(笑)にぴったりです!
ベビーダンスレッスン体験!
さっそく1歳の娘と一緒に、わたしもベビーダンスレッスンに参加してきました〜。
指導してくださる長谷川先生(一般社団法人日本ベビーダンス協会認定講師)は、2020年生まれの息子さんの新米パパとしても奮闘中。
長谷川政義先生:1999年より社交ダンサー、インストラクターとして活動。2013年、西日暮里で長谷川政義ダンスワールドを開校。第1子の誕生を機にベビーダンスのインストラクターに。
プリティなうさぎさんのついたベビーダンス仕様コスチュームで、息子さん(アシスタントとして参加です笑!)と共に出迎えていただきました。
教室は換気や他の親子との間隔など、しっかり感染対策がされていました。
レッスン前後には赤ちゃんの体温を測って体調のチェックもあるので、体調が変化しやすい赤ちゃんの初めての習い事でも安心ですね。
荒川つま
ということで娘の準備は万全なのですが、問題はわたしです先生!!
娘がお腹にいるときは絶対安静の時期もあって、ずいぶん筋力が落ちてしまった気がします。ダンスも初心者だし、久しぶりの運動でレッスンについていけるか心配です。
長谷川先生
ベビーダンスは社交ダンスをベースとしたものですが、赤ちゃんを抱っこしてのダンスですので激しさはなく、足の上下運動や身体の揺れを利用する簡単なステップになっています。ダンス未経験の方でも全然問題ありませんよ。
それなら大丈夫かな〜。
ベビーダンスは上手さではありません、ぜひ赤ちゃんと軽快な音楽に合わせて身体を動かすことを、楽しんでいただきたいと思います。
よし、「華麗に踊ろう」とか余計なことを考えずに、音楽に身を委ねてベビーとの時間を楽しみます!
〜レッスンスタート!〜
まずは親のストレッチと、赤ちゃんとのふれあい遊びやお歌から始まります。
ダンスだけかな、と思っていたので「こんなこともやってくれるんだ」と大変お得な気分に笑。
教室に入ったときは緊張していた娘も、ふれあい遊びのおかげでリラックスしたみたいです。よかった。
親子で体がほぐれたら、いよいよ抱っこ紐を装着してベビーダンスの時間です!
サンバの音楽が始まると、赤ちゃんたちも楽しい予感に目がきらきら。
ダンス初心者なので「出来るかな」とけっこうドキドキしていたのですが、先生のおっしゃる通り赤ちゃんに合わせたゆったり簡単なステップで気持ちよく体を動かすことが出来ました。
レッスンの仕上げは習ったステップを童謡に合わせて踏みます。これは家での赤ちゃんとのお歌遊びや寝かしつけのときにも使えそうな技。
親が楽しそうにステップを踏む姿に赤ちゃんたちも「なんかわからないけどたのしー!」とはしゃいでいました。
やがていろんな抱っこ紐からスヤスヤとかわいい寝息が……。
赤ちゃんにとっても、ただ音楽に合わせて揺れるだけではなく、パパ・ママのぬくもりや匂い、楽しい音楽、そして自分以外の赤ちゃんとの出会いなどなどで、良い刺激を受けたのではないでしょうか。
こりゃお昼寝もぐっすりだわ〜。
親としても社交ダンスの華やいだ雰囲気を味わいながら、心身ともに大リフレッシュ出来ました。
先生にプチインタビュー
長谷川先生、本日は盛りだくさんのレッスンをありがとうございました。
こちらこそ今日はお越しいただきありがとうございました。
気持ちよく体を動かすことが出来てスッキリです。娘も楽しそうにしていました。 レッスンでは先生の息子さんも抱っこ紐に入って気持ちよさそうにスヤスヤ寝ちゃっていましたが、ふだんの寝かしつけでもベビーダンスをされているのですか?
はい、特に昼寝の寝かしつけにしています。 ベビーダンスを知る前は専ら妻の添い乳頼りでしたが、添い乳は虫歯の心配が出てきてしまって。
ああ〜、添い乳は楽ですけど歯が生えてくると心配ですよね。そっか、ベビーダンスだとゆらゆらダンスで寝かしつけが出来るんですね。
そうそう、それに授乳できない場面でも役立つんですよ。うちの場合、妻の乳首が傷ついてしまったことがあって。
いたたたたた。
授乳が辛かった時期には、ベビーダンスがかなり有難いものでした。そして今度妻が大腸カメラ検査を受けるのですが、そうすると検査後1週間は授乳ができません。その後には卒乳が控えています。
あらら、それは息子さんも奥さまも大変ですね。家族一丸となって乗り越えないといけませんね。
そうですね。でも、ベビーダンスがあるからなんとかなるかなと夫婦で話しています。
ベビーダンスの推しポイント、それは「自信になる」こと
ベビーダンス、なんて頼もしい……。これはぜひ家族で覚えておきたいスキルですね。
そう、ベビーダンスはママだけでなく、パパでも楽しめる、パパにも役立つスキルなんです。 “おっぱい”という武器がないパパは、赤ちゃんとの留守番で、「もし泣き止まなかったら……」という不安がありませんか? そこでベビーダンスです!
ベビーダンス!! ワオ!!
赤ちゃんが程よい揺れを感じるベビーダンスは、高い就寝率を誇ります。
ぐずったときにも「自分にはベビーダンスがある!」と、ベビーダンスを武器の一つとして装備していただき、自信を持って赤ちゃんとのこの貴重な時間を楽しんでもらいたいと思います。
確かに、我が家も娘がぐずったり寝つかないときは夫が頑張って抱っこしてくれるんですが、最終的には「やっぱりママのおっぱいじゃないと……」みたいになりがちで。夫もガックリして、かわいそうなんですよね。
夫にもぜひベビーダンスを覚えてもらえれば、「任せて! 僕がダンスするから!」って自信を持ってくれるかもしれませんね!
もっと言うと、ベビーダンスはパパママのみならず、おじいちゃんおばあちゃん、誰でも楽しめて役に立つものですよ。
そういえばダンス中は、いつも家でやっているようにただ赤ちゃんを抱えてゆらゆらするより足腰がなんとなく楽でした。まさにうちの母にも勧めたいかも。
ベビーダンスでは、姿勢やベビーダンス用に抱っこ紐の装着方法を指導していますので、抱っこの際に腰や体に負担がかかりにくくなると思います。実際、妻も普段からこのベビーダンス用の装着方法で子どもを抱っこしていますが、「以前より抱っこをするのが楽になった」と話していますよ。
そうしたらぜひ産前にでも、家族みんなで赤ちゃんを迎える準備としてベビーダンスをマスターしておくのもいいかもしれませんね! 家族で踊りながら赤ちゃんを待つという状況も陽気で祭り好きな荒川区民らしいですし。
ベビーダンスはスキンシップ
ダンスの質問からちょっと離れて、子育て中仲間としての質問なんですが……。先生の息子さんは今10ヶ月(取材当時)ということで、いかがですか子育て。
我が子はかわいいですね。
日々新しく出来ることが増えてくるのを見るのが楽しみです。まあ、最初の数ヶ月は私も寝不足で大変でしたけれど、だいぶ楽になってきた気がします。こちらの言うことがわかってきているようで、コミュニケーションが出来るのが嬉しいです。
ただ、我が子の泣き声を聞くのはやっぱりストレスになりますよね。そんなときには、ベビーダンスで自分の運動がてら赤ちゃんとスキンシップをしてもらって、パパママにはいつも笑顔で子育てしてほしいと思います。
社交ダンスは笑顔が命ですね。ウフフ。
新米パパ・ママへメッセージ
それでは最後になりましたが、荒川区の新米パパママ仲間にメッセージをお願いします!
ご出産おめでとうございます! そして育児お疲れさまです!!
私もまだまだ新米の親ですが、お子さんのことをよーく観察してほしいと思います。
なんとなく、仕草や表情で何をしてほしいか、何が嫌なのかが分かってきませんか。 赤ちゃんにも「ちゃんと見てくれている」という安心感や信頼関係が生まれてくると思います。そのようなお子さんとの良い親子関係を築くためのコミュニケーション方法の一つとして、ベビーダンスがお役に立てれば幸いです。
荒川区は西日暮里を中心に、「社交ダンスの聖地」と言われています。せっかくご縁があってそのような街に暮らし、生まれていらっしゃったのですから、ぜひ一度ベビーダンスで音楽に合わせて身体を動かす楽しさを、親子で味わってみてくださいね。
長谷川先生、今日は本当にありがとうございました!
先生のお話のなかでも「観察」というワードが出てきましたが、さすが相手の動きを読んだりリードする術に長けたプロフェッショナル。育児への工夫についても興味深いお話を伺うことができました。
ちなみに長谷川先生の奥さま曰く、先生の観察力には感心すると共に「子育てでも助かること多し!」とのことでお墨付きのもようです。
体験レッスンを終えて
真摯に、かつ笑顔を忘れず育児というのはなかなか難しいですが、ベビーダンスはいい意味で気が紛れるので、たとえば親も泣きたくなりそうな夜泣きの日も「サンバ……サンバ……あなたは泣いてるけどママはサンバのステップを踏んでるのよ……」とステップを踏むだけで、自然と笑顔を思い出し、赤ちゃんにも「大丈夫、ママがついてるよ! サンバ!!」とポジティブに仕切り直すことが出来る気がします。
これが先生のおっしゃる「武器」なのかな笑!?
ということでベビーダンスは育児中の方にはぜひ1度でも試してみてほしいな〜と、心から思います。
──荒川区にベビーダンスブーム、来る予感がします……!
ぜひ社交ダンスの聖地・西日暮里でDance with赤ちゃんしませんか。
取材協力/画像提供:©長谷川政義ダンスワールド
寄稿:荒川つま(荒川区に住んでます)レッスンの体験レポの記事もあります。
<店舗情報>
- 長谷川政義ダンスワールド ベビーダンスクラス
- 会場:長谷川政義ダンスワールド 荒川区西日暮里6-47-8 サンライズ21 2F
- 対象:ベビー (健康で首の座った3ヶ月頃からの赤ちゃんと保護者)
- 開催:毎週土曜日 11時00分〜12時00分
- レッスン料:1回1,500円(税込1,650円) 5回6,000円(税込6,600円)
- 申込み、詳細:https://ameblo.jp/hmdanceworld/