地震危険度ランキング(※)で荒川区町屋4丁目が都内で1位に。区内の多くのエリアが、ランキング上位に入っています。
おもな理由は、緊急車両が通れない狭い路地、木造住宅密集地の多さ、川による地盤の弱さなどです。
(※2018年、東京都公表)
みなさんは地震の備えをしていますか?
防災バッグの用意、最寄りの避難所の確認、家族との緊急連絡の意識合わせ……。これらの行動を意識できるのは、我々が地震の恐ろしさを知っているからです。
では、身近な子どもたちはどうでしょう? 大震災を知らない幼い子どもたちにも、日常的に防災の意識づけを行いたいものです。
3月31日まで! 防災にちなんだ荒川の景観を伝える「防災×景観カルタ」を子どもたちに贈ろう
2024年3月1日から、「あらかわ 防災×景観カルタ」寄贈プロジェクトのクラウドファンディングがスタートしました。
声を上げたのは、あらかわ区景観まちづくり塾。
荒川区都市計画課と区民たちが共同で運営する組織で、荒川区らしい景観を探るための活動を行っています。
「荒川区の景観にとって防災は切っても切り離せないものだ」という気づきから、防災に関連する荒川区内の景観をイラストにして、45枚のカルタにまとめました。
たとえば「ろ」は、「路地裏の家事に備える赤バケツ」。
赤バケツは荒川区が各家庭に配布した、防火用バケツです。
火災時の初期消火に利用するためのもので、路地裏の植木鉢とマッチするようにあちらこちらの軒先に並んでいます。
このように荒川区の各地の景観が、親しみやすいイラストになっています。あらかわ遊園や隅田川、堤防など、荒川区民にとってなじみのあるものばかり。
あらかわ区景観まちづくり塾・カルタ製作委員会の代表を務める山本展久さんも、「きっと荒川区に親しみのある方なら『あ、あそこだ!』と気づいてくれるハズ」と言います。
今回のクラウドファンディングでは、このカルタを区内の学童クラブや放課後子ども教室(にこにこすくーる)、ふれあい館・ひろば館といった、放課後に小学生が利用できる施設44カ所に寄贈します。
子どもたちに楽しみながら荒川区の街や防災について知ってもらう機会を作ろうという取り組みです。
>>「クラウドファンディング READYFOR」の【あらかわ 防災×景観カルタ】寄贈プロジェクトページ
気になるクラファンのリターンは?
クラウドファンディングは、特定の活動主体がインターネットを通じて自分たちの思いを伝え、共感した人たちから資金を集める仕組み。お礼として「リターン」を用意しているのが一般的です。
今回の取り組みでは「あらかわ 防災 × 景観 カルタ」が出資者自身に贈られるコースや、上述の子どもが集まる施設に直接寄贈するコースなど、全8種類が用意されています。
この取り組みの詳細や活動実績は、「クラウドファンディング READYFOR」の【あらかわ 防災×景観カルタ】寄贈プロジェクトページをご覧ください。期間は2024年3月31日までです。
あらかわ区景観まちづくり塾、その他の活動もチェック!
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カルタを作るほかにも、「防災 × 景観」をテーマに講義や街歩きなど、さまざまな活動を行っています。
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