【リーダーに聞く!荒川区のお仕事】あらBOSAI2025編

今回は特別編!あらBOSAI2025


荒川区役所
荒川区役所

地域情報サイト「荒川102」の新企画「リーダーに聞く!荒川区のお仕事」では、区役所の各部署の取り組みや課題、そして職員の情熱をお届けします。

区民生活部防災課地域防災担当課長宮崎さん(右)、防災事業係長鎌田さん(左)
区民生活部防災課地域防災担当課長宮崎さん(右)、防災事業係長鎌田さん(左)

今回は2025年3月2日に開催される「あらBOSAI2025」について教えていただくため、担当部署の区民生活部防災課地域防災担当課長の宮崎さん(写真左)、防災事業係長の鎌田さん(写真右)にインタビューしてきました。

今年で10年目を迎えるあらBOSAI。
開催する意義や見どころなどをご紹介します。

あらBOSAI2025
あらBOSAI2025

「あらBOSAI2025」を開催する目的や背景についてお聞かせください


荒川区では、首都直下地震をはじめとするさまざまな災害に対し、区民の一人ひとりが防災について考え、自らの命を守る行動を促すためのきっかけ作りとして、毎年この「あらBOSAI」を開催しています。

 

今年のイベントで特に注目すべき特徴や新たな試みは何でしょうか


今年の「あらBOSAI」では、初めてキッチンカーを導入します。災害時に被災者の方に温かい食事を提供することを目的に、防災業界でも注目されている取り組みです。ケバブ、タコライス、チュロスなどをご用意しています。また、能登半島地震で活躍したトイレカーの展示も行います。

 

主にどのような層の参加を期待していますか?


もともと防災に関心の高い方はもちろん、普段防災についてあまり考える機会がない方や、お子様連れのご家族など、幅広い層の参加を期待しています。

消防車などの展示を通して、お子様にも楽しんでいただけるような工夫も凝らしています。昨年度は約3,000名の方にお越しいただいたので、今年度はそれ以上の方にご来場いただければと考えております。

 

「知る」ブースの見どころを教えてください


「知る」ブースでは、地震発生時の通電火災を防ぐための感震ブレーカーの展示や、電気自動車による給電デモンストレーションを行います。電気自動車からNゲージに給電する様子をご覧いただくことで、災害時の電源確保について理解を深めていただけます。

 

「見る」ブースの見どころを教えてください



普段見ることのできない防災車両として、消防の無人走行放水装備「エアコア」や、自衛隊の高機動車などを展示します。
また、災害状況の把握に役立つドローンの展示も予定しています。

 





「体験する」ブースの見どころを教えてください



ARゴーグルを使った消火体験や水害体験、起震車体験、はしご車体験搭乗など、さまざまな体験プログラムをご用意しています。特に人気の高いはしご車体験搭乗と、水素で動くミニカーのブースは、抽選による整理券が必要となります。

※体験搭乗には整理券が必要となります。
【はしご車】
それぞれ体験搭乗時間の1時間前より本部で抽選を行います。

  • 第1回体験搭乗 11時から
    抽選に参加する方は10時から10時15分に本部にお越しください。
  • 第2回体験搭乗 13時から
    抽選に参加する方は12時から12時15分に本部にお越しください。

【ミニカー】
午前と午後のそれぞれ先着順になります。詳細については荒川区HPをご確認ください。

中学校防災部の具体的な活動内容や、イベントでの役割について教えてください


荒川区内の中学校10校すべてに防災部があり、日頃から防災に関する知識や技術を学んでいます。「あらBOSAI2025」では、各学校の防災部の活動を紹介するパネル展示を行うほか、防災部員が初期消火や応急救護、担架搬送などの体験ブースで運営をサポートします。

 

地域開催(アフターあらBOSAI)について教えてください


中学校防災部の活動の様子を、近隣住民や保護者の方に広く知っていただくため、3月6日から21日まで、区内10カ所の施設で「アフターあらBOSAI」を開催します。各施設では、中学校防災部の活動紹介のパネル展示や、防災にする普及啓発展示を行います。「あらBOSAI」当日会場に来られない方も、ぜひお近くの会場にお越しください。

 

このイベントを通じて、区民や参加者に最も伝えたいメッセージは何でしょうか


防災対策には、自助・共助・公助の3つが重要です。区としては公助の担い手としてしっかりと取り組んでいきますが、区民の皆様にも、ご家庭でできる自助の取り組みや、町会・自治会への加入を通じて共助の意識を高めていただきたいと思います。

 

「あらBOSAI2025」以降、荒川区としてどのような防災啓発活動を計画していますか


「あらBOSAI」をきっかけに、区民一人ひとりが防災の大切さを自分事として感じ、日々の生活の中でできることを考えていただけるよう、引き続き啓発活動を続けていきます。家庭内での備蓄や、感震ブレーカーの設置、家具の固定など、できることから対策を始めていただきたいと思います。

「あらBOSAI2025」は、楽しみながら防災について学べるイベントです。ご家族やご友人をお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

 

防災を学び、未来へ備える1日にしよう


今年で10年目の節目を迎える、あらBOSAI2025。
これまで人気だったブースに加えて新しい取り組みも実施されます。
ぜひご家族で参加し、我が家の防災について話してみてください。

 

<イベント情報>

  • イベント名:あらBOSAI2025
  • 会場:東尾久運動場多目的広場(東京都荒川区東尾久7-1-1)
  • 日時:2025年3月2日 10:00〜14:00

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川村 大

年間500回以上お一人様で外食をするソロメシエヴァンジェリスト。 2007年から続く食べ歩きブログ「東京レビュー」を主宰 ぐるなび運営のグルメキュレーションマガジン公式キュレーター 荒川区の荒川区民による情報サイト荒川102を運営する合同会社荒川102社長 定額制温泉宿予約YYORKアンバサダー

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