102政治局:白熱の議論がおこなわれる「委員会」の会議録を見てみよう!

6月25日から7月11日にわたって開催されていた区議会の6月会議が行われました。
どんな議案が可決されたのか、見てみましょう。

 

1. 6月会議で可決された議案一覧


議案番号 議案
議員提出議案第 14号 東京都後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙における候補者の推薦について
議員提出議案第 15号 ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充等を求める意見書
議員提出議案第 16号 憲法改正の早期実現を求める意見書
議員提出議案第 17号  手話言語法制定を求める意見書
議員提出議案第 18号 総合的、体系的若者雇用対策を求める意見書
議員提出議案第 19号 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書
議員提出議案第 20号 中小企業の事業環境の改善を求める意見書
議案第 21号 職員の配偶者同行休業に関する条例
議案第 22号 公益的法人等への荒川区職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
議案第 23号 荒川区特別区税条例等の一部を改正する条例
議案第 24号 荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
議案第 25号 区民運動場造成工事請負契約
議案第 26号 三河島駅前自転車駐車場の指定管理者の指定について
議案第 27号 包括外部監査契約の締結について
同意第  2号 荒川区副区長の選任同意について

リンクをクリックしてみると、、、、、残念ながら、そこにはほとんどなにも書かれておらず、可決された議案の中身については分かりません。。。
また、否決された議案があるのかどうかも分かりませんし、議案は誰が提案したのか、誰が賛成/反対したのかもわかりません。

これでは何が決まったのか分かりませんから、情報公開になっていないという印象です。本議会の風景は動画で配信されていますが、長時間かけて動画を見る人はいないでしょうから、区議会にはまず何よりも、ホームページの内容を改善してほしいものです。

 

 2. 白熱する委員会の議事録が閲覧できる「会議録」ページ


学校では議会のことしか学んだ記憶がありませんが、国もそうですが、条例や予算案は、議会という場で議論される前にある程度、委員会で審議されるようになっているようです。そのため、議会の議事録や動画をみても、ほとんど採決だけが淡々と進行しているような様子が窺えます。いっぽう、委員会の会議録を閲覧すると、内容によっては激しい討論が展開されている様子がわかります。

平成26年の会議録を見ると、7月末時点でまだ一つしか掲載されていませんが、こんな感じで検索できるようになっています(画像をクリックすると区議会のホームページが表示されます)。

平成26年1月に開催された「福祉・区民生活委員会」の会議録が表示されました。平成26年になってもう7ヶ月が終わろうとしているのに会議録が年初に開かれた委員会の1つしかないというのはおかしな感じですが、ちょっとのぞいてみましょう。

矢印ボタンをおすことで議論の進行した様子を追うことが可能です。
発言者も表示されていますので、区の方や議員の方がどのような考えで発言されたのかもわかります。ただ、ホームページの作り方はわかりにくいかもしれません。。。せめてテーマ別に分かるようになっているとか、改善していただけると嬉しいなと思います。

議事録を見ると、たとえばP.14以降、サンパール荒川の改修工事に25億円を使うという行政側の提示にたいして、その中身が適切な手続きを踏んでいるのかと区議会議員が疑問を投げかけ、大議論が展開されていることが分かります。

議員さんと行政が白熱の議論を展開し、お互いに牽制しあいながら良い政策をつくりあげていく。私たちの知らないところでこういう仕組みが働いており、荒川区がなりたっているのだなということを実感できます。

もっともっと、こういった一つ一つの議論が私たちの生活をささえているのだということを区民が実感できるような荒川区、荒川区議会になるよう、リアルタイムで分かりやすい情報公開の仕組みを整えていただきたいですし、区民としても支えていきたいものですね。

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