町屋の人気店・沁涼茶品が、台湾朝ごはんのお店にリニューアル
町屋の台湾茶専門店「沁涼茶品(チンリャンチャピン)」が、台湾朝ごはんのテイクアウトのお店「M。你好(エムニイハオ)」にリニューアル! 食品ロスのゼロをめざし、毎日数量限定でフードメニューを販売しています。どのようなお店になったのか、伺ってみました。
お店のメニューは日替わり。台湾出身の店主ミシェルさんが「台湾の朝ごはんが食べたい」と、メニューを考案されているのだとか。
この日は、台湾クレープの蛋餅(ダンピン)のAセットと、もち米の台湾おにぎり飯團(ファントン)のBセット。それぞれ台湾豆乳の豆漿(トウジャン)とのセットで、600円です。
さらに台湾豆乳は、だしのような塩味を感じる鹹豆漿(セントウジャン)、ほのかな甘味の甜豆漿(テントウジャン)から選べます。日本人になじみのあるのは鹹豆漿(セントウジャン)、台湾人が好んで飲むのは甜豆漿(テントウジャン)なのだとか。
他では味わえない、本格台湾朝ごはんの数々
こちらが、台湾クレープ蛋餅(ダンピン)と鹹豆漿(セントウジャン)によるAセット。蛋餅(ダンピン)はもちもち食感の生地に卵、ネギなどが包まれており、豚平焼きに似た食感です。それぞれ50円プラスで、コーン、ツナ、チーズ、揚げパンをトッピングできます。
鹹豆漿(セントウジャン)は日本の食べ物でたとえることが難しいのですが、茶碗蒸しを中華風スープにアレンジしたような印象。酢で豆乳が固まり、ふわふわとした食感です。干しエビ、揚げパンでしっかりした旨味を感じますが、酢の酸味でバランスがよく、朝ごはんにぴったり!
具材として使われる揚げパンは、お店で毎日手づくりされています。トッピングのほか、単品は120円で購入可能。この旨味と食感は、ぜひお店で味わってください。
続いて、台湾おにぎり飯團(ファントン)と甜豆漿(テントウジャン)のBセット。甜豆漿(テントウジャン)は大豆の甘さを感じる温かい台湾豆乳で、具は入っておらず、豆乳のおいしさをそのまま楽しめます。日本の豆乳とは異なり、ドリンクというよりスープに近い味わいです。おにぎりとセットになっているのも、うなずけます。
一方、もち米の台湾おにぎり飯團(ファントン)は具材がぎっしり! 玉子、ネギ、ザーサイ、干し大根、揚げパンなど、その日によって内容が異なるそうです。サイズは小さく見えるものの、食べ終えるころには満腹に。
セット以外に、胡椒餅(こしょうもち・500円)をオーダーしました。カリッとした食感の焼きまんじゅうの中に、胡椒が効いた豚肉がぎっしり詰まっています。これだけでもお腹にしっかり溜まる、満足の一品。
カウンターにはタロイモパイ、タロイモパン、クリームパンなど台湾フードが販売されています。
「ブランチ感覚の食事のほか、幼稚園の送り迎え、家事の合間などのすき間時間に台湾を味わってください。町屋価格で、満足のボリュームでご提供しています」と、ミシェルさん。
レイアウトが変わった店内では、台湾の雑貨も売られています。メニューや取り扱う商品は、今後さまざまなチャレンジをしていくとのこと。
2019年6月に台湾茶専門店「沁涼茶品(チンリャンチャピン)」としてオープンし、1年半。町屋に台湾茶のおいしさを教えてくれたお店は、台湾グルメの発信地「M。你好(エムニイハオ)」としてこれからも注目を集めそうです。
<店舗情報>
店名:M。你好(エムニイハオ)
ホームページ:http://www.qlcp.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/qlcp.55/
Instagram:https://www.instagram.com/qlcp.55/
営業時間:平日10:00〜13:30、土日祝日10:00〜16:00
定休日:水曜日
電話番号:070-8368-7307
住所:東京都荒川区荒川6-20-10