米粉パスタと新鮮野菜を使った料理が美味しいレストラン、町屋にあるかくれん穂゛で2月から新鮮な有機野菜の販売を始めました。
店内入ってすぐに野菜販売のコーナーがありました。
色とりどりの野菜が並んでいます。
これらの野菜は、お店の料理にも実際に使われているそうです。
ということでいざ実食。ランチタイムのセット、季節野菜のペペロンチーノと野菜の盛り合わせとミネストローネ。
野菜の本来の味、調理して感じる味、甘味や辛味、みずみずしさ、野菜ってこんなに美味しかったんだ!と感じます。
この野菜はどのように育てられたのだろう?
店主の引間さんにお願いして畑に連れて行ってもらいました。
町屋から1時間半、千葉県印西市の柴海農園へ
これらの野菜は千葉県印西市にある柴海農園で作られた有機野菜。
町屋から京成線、北総線と乗り継いで1時間半。9ヘクタール、東京ドーム約2個分の畑をもつ農園です。
都心からそう遠くないのに、とても空気がきれいなのがわかります。
畑を紹介してくれたのは、農園主の柴海祐也さん。
「もともと両親が減農薬で野菜を作っていたんです。とても美味しかったのでお客さんに喜んでもらえる野菜を作りたいという思いで有機農業を始めました」
大学で有機農業に出会い、2009年から自身の畑で有機農業を始めた柴海さん。
年間40品目120種類の野菜を農薬、化学肥料を使わず栽培し、主に個人や飲食店に販売しているそうです。
畑にはケールが育っていました。
「旬のおいしさを知ってもらいたいですね。野菜の一番いい時期でしか作らない。ケールはもうほぼ収穫が終わっていてあとは花が咲くのを待っているんです」
ケールの花は味も見た目も菜の花に似ていて、まさに春の味!
お店のメニューにも入っていました。
「風味って風の味って書きますよね。ハウス栽培の野菜と違い、雨風など環境ストレスが風味を作るんです。生命力も違ってきます」
露地栽培とハウス栽培では味の差がはっきり感じられるとのこと。しかし露地栽培では気温、気候の影響を直接受けるので、年中同じ野菜が取れるわけではないのです。
続いて、葉ニンニクの畑で収穫体験。
引間さんが抜いた瞬間に広がる香り。
これは間違いなく美味しい。どんな調理をしたら美味しいか想像するだけでも楽しくなってきます。
葉と茎は引間さんオススメの醤油漬けにし、根っこは素揚げに。
しっかり洗い切らずに少し土が残っていても気にしない。
野菜の購入だけでも大歓迎! 調理法、レシピも案内します
「野菜は毎週水曜日に届き、基本的にお店の営業時間内に販売します(14時30分〜17時30分は休憩)。
お食事がてら、一杯飲みがてら気軽にお立ち寄りください。調理の仕方がわからない野菜の調理法や、おすすめレシピもご案内しますので気軽に聞いてくださいね」
と、引間さん。
旬の野菜は日々変わっていきます。来週はどんな野菜が入荷されるのか楽しみです。
かくれん穂゛はレストランですが、野菜の購入だけでの来店もオッケーとのこと、ぜひ柴海農園の野菜を食べてみてください。
<店舗情報>