ふらりと寄りたくなるアジアン食堂、麺料理とアジアごはんHARE – ZOU

 

オープンして4年を迎えた麺料理とアジアごはん HARE - ZOU
都電沿いを歩いていると、熊野前駅の近くに現れる麺料理とアジアごはん HARE – ZOU

気軽に外で晩ごはんやランチを食べようと思うと、どうしてもチェーン店になりがちだ。
いつも同じ、どこでも食べられるご飯は味気ない。
どうせなら雰囲気の良い店で、家では食べられない料理を食べたくなるもの。
昼も夜も、お酒の有無に関わらず使い勝手の良いお店が熊野前駅から徒歩2分の線路沿いにあるのをご存知だろうか?
麺料理とアジアごはんHARE – ZOU。
オープンして4年を迎えた今年、6月に居酒屋からリニューアルしたそうだ。

明るくウッディでカフェ風な店内 HARE - ZOU
明るくウッディでカフェ風な店内

扉を開けると店内はアットホームなカフェのよう。
カウンターもあり、店員さんも女性なので女性のお一人様でも入りやすい雰囲気だ。

隠れた都電スポット HARE - ZOU
窓から見える都電。隠れた都電スポットだ!

大きな窓からは都電が走る姿を臨むことができる。
その姿を見るたびに心躍るのは何故だろうか。

30年以上料理人をしているというご主人 HARE - ZOU
30年以上料理人をしているというご主人

肝心の料理は?というと料理の世界に入って30年というベテランのご主人が腕を振るう。
フランス料理、イタリア料理、居酒屋と腕を磨いてきたご主人が作る料理。
それは国境に囚われない、アジア各国の料理の数々。

ちょっとした小物もキラリと光るものが
ちょっとした小物もキラリと光るものがある

荒川区でお店をやろうと思ったのは一緒にお店を切り盛りする奥様の出身地だから。
お店探しをしている時に熊野前を紹介されたのだとか。

夜のメニューには気になるものが色々 HARE - ZOU
夜のメニューには気になるものが色々

麺料理やご飯物がメインだが、夜の居酒屋メニューも変わった物が色々。
エビチリオムレツ、秋刀魚のガリ和えなど味はもちろん姿も想像しにくい。

自家製コーヒー焼酎 HARE - ZOU
自家製コーヒー焼酎も!

カウンターの上にはコーヒー焼酎。
コーヒーの匂いと焼酎の匂いって相性が良さは一度飲んでみればわかるものだ。
これはぜひロックで味わっていただきたい。

アジアを横断する料理たち HARE - ZOU
アジアを横断する料理たち

Hare-Zouでは日本をはじめ中華、インドネシア、ベトナム、タイとアジア各国の麺料理とごはんを食べることができる。
ところが驚くことにご主人はどこの国にも行ったことが無いのだとか。
それが信じられないほどに本格的なのは、研究熱心なご主人が国内の専門店を食べ歩き追い求めた味。

あの頃を再現した中華そば HARE - ZOU
あの頃の味を再現した中華そば

秋田出身のご主人が子供のころ食べた中華そばが原点。
かん水多めの麺で、味は美化されていると言うが、それを再現するために試作を繰り返した努力はそれを裏切らない。

チャーシューにも煮卵にもこだわりアリ HARE - ZOU
チャーシューにも煮卵にもこだわりアリ

中華そばのスープを一口含むとその味の深さに驚く。
丁寧に取られた鶏ガラスープの味わいは専門店のそれに引けを取らない。
麺も自家製麺ではないというが、細麺と醤油ダレの絡み具合はまさに少年時代に食べた懐かしさを感じる。
柔らかなチャーシューと煮玉子の半熟さも申し分ない。

四川風!汁なし麻婆豆腐ラーメン
四川風!汁なし麻婆豆腐ラーメン

一見しただけでは麻婆豆腐なのか麻婆丼なのかも見分けがつかないが、こちらは汁なしラーメン。
俗に言うまぜそばだ。
麻婆とラーメンと言えば中本が有名だが、こちらの汁なし麻婆豆腐ラーメンはそこまでの辛さはなく、ピリ辛程度。
とはいえ山椒と辣油の効いた辛さは辛い物好きも満足できるだろう。

熱狂的ファンもいるトムヤムクンラーメン
熱狂的ファンもいるトムヤムクンラーメン

世界三大スープであるトムヤンクンを使ったラーメン。
辛さと酸味のバランスの良い味にハマる人は多く、コレしか注文しないお客様もいるのだとか。
たっぷり入った海老のプリッとした食感に各種香辛料の入った複雑な味わいのスープはそこらのタイ料理店に引けは取らない。

パクチーたっぷり! インドネシアの麺料理、ミーゴレン
パクチーたっぷり! インドネシアの麺料理、ミーゴレン

こちらはなかなか食べたことがある人は少ないのではないだろうか。
インドネシアの焼きそば、ミーゴレンである。
ライムを絞り、たっぷりのパクチーと一緒に食べる。
シャキッとしたもやしと海老。やや甘めでスパイシーな味わいは珍しいが万人受けするだろう。

とろーり卵がたまらないガパオ
とろーり卵がたまらないガパオライス

こちらはもう日本でもおなじみのガパオライスだ。
ごはんに甘辛い味付けで汁気たっぷりの鶏肉炒めを添えた一品。
半熟卵を崩し、黄身を絡めて食べるという食べ方が和食の丼物と通じるところがあり受け入れられているのだろう。

紹介した以外にも麺、ごはん共にまだまだメニューがある。
ぜひ料理でアジア一周の旅をしていただきたい。

私達がお待ちしています!
私達がお待ちしています!

お店ではご主人夫妻とスタッフが温かく迎えてくれる。
仕事帰り、休日など一度そのこだわり抜いた料理を体験してはいかがだろうか。


<店舗情報>

※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」


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川村 大

年間500回以上お一人様で外食をするソロメシエヴァンジェリスト。 2007年から続く食べ歩きブログ「東京レビュー」を主宰 ぐるなび運営のグルメキュレーションマガジン公式キュレーター 荒川区の荒川区民による情報サイト荒川102を運営する合同会社荒川102社長 定額制温泉宿予約YYORKアンバサダー

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