三河島駅すぐの荒川仲町商店街。
尾竹橋通りから商店街にはいっていく入り口のところに研究を重ねた自家製カレーを売りにするお店ができました。

オープン早々、若い女性からも評判を集めるお店の名前は「カレー & バー ARUM」。
独自のスパイス調合による自家製カレーをメインに据えたダイニング・バーです。

平日はランチ営業も実施。
土曜日は夜のみの営業となります。
店内はいくつかのテーブル席と、スタンディング形式のカウンター。
店主の小山さんは、浅草で親戚のお店を手伝ったあと、5年前にARUMと同じ場所に小料理屋をオープン。常連さんに親しまれていましたが、その時にカレーが評判だったのが今のお店にリニューアルするきっかけだったとのこと。

「おうちで作るカレーにちょっとスパイスを加えたりしたら「おいしいおいしい」って言っていただけて。じゃあランチでカレーでも出してみようかなと思ったんですが、お店の外観がランチには入りにくいお店だったこともあって、一念発起でリニューアルしてみようかなって。どうせカレーをやるなら勉強してみようと思いまして、神保町界隈とか、カレーの有名なお店を食べ歩いていると、どんどんツボにはまってしまって。あ、家庭のカレーじゃ勝負にならないな、と思いまして真剣に研究を始めて、今のカレーに行き着きました。」

開店前に数々のカレー屋を巡りながら研究を重ねたというカレーは、スパイスはしっかり感じるけどくどくなく、スパイスくささもなく、それでいてしっかりアクセントのある味わい。お腹にすっと入っていきます。
「お水を一切使っていなくて、野菜から出た水分だけで煮込んで作ったカレーです。市販のルーではラードとか小麦粉なんかをたくさん使用しているんですが、うちでは小麦粉や動物系の油なども一切使っていないです。野菜を炒めるときに必要な最低限のオリーブオイルのみを使っています。」
目指すのは“インドカレーでもなければ欧風カレーでもなく、ご飯に合うスパイシーなカレー”。
食べた瞬間はそれほど辛さを主張しないのに、胃の中に入るころにはじわりと体内から体温が上昇するのを感じます。
油をほぼ使っていないせいか、いくら食べても胃がもたれる感覚はなく、食べるほどにその旨みがやみつきに。

「チキンカレーなどのとろみも、小麦粉ではなく野菜とか果物を煮込んだことによるとろみです。味は少し辛いんですけど、辛さを抑えるて、辛いというより、スパイス感が出るようにはしています。」
カレーは仕上がるまでに3日ほどかかるといいます。
「寝かせないとカレーって全然おいしくならないんです。ルーから作ったカレーはそれなりにおいしくなるんですけど、スパイスから作ったカレーは、作りたては尖っていて、ただ辛いんです。それが一晩二晩寝かせると本当にマイルドになって別物みたいになるんです。スープをとって1日寝かせて、玉ねぎ炒めて1日寝かせて、それを合わせて、、という感じで仕上がるまでには数日かかります。」
<読者特典>
「荒川102を見てきた」と言うとカレーメニュー全品100円引き。(2017年1月末まで)
食べにいったカレー屋のリストを見せてもらいました。東京だけでなく首都圏近郊まで、ずらりと並ぶカレー屋さんの数々。
「1年ぐらいずーっとカレー漬けでした。もう嫌になっちゃうくらい(笑)。食べに行っては作ってみて挫折して、、なんてことを繰り返しました。行列店に食べにいっても必ずしも自分達の口には合わなくて、でも行列だしなんなんだろう、、とか。スパイスを沢山入れすぎると漢方薬のような薬のような味になってしまって、これじゃないな、、とか。日本の甘いお米に合うルーを考えて試行錯誤しました。」
もともとあまり汗をかかない人だったという小山さん。何十軒とカレーを食べ歩いているうちに汗をかきやすくなったそうです。良質なスパイスの効果で新陳代謝が良くなったんですね。
「今ではちょっと味見しただけでも汗がでる感じで(笑)。」
お店には普通のカレーと、キーマカレーの大きく二種類のカレーがあります。

「キーマカレーはこの界隈ではあまり無いと思うので、一度は食べてみてもらいたいな、とは思います。それから、チーズがお好きだったらチーズトッピングとか。ARUMカレーは合盛りなので、それも食べていただけるといいですね。」
私はしょっぱなからチーズキーマカレーを食べてしまいました。辛いのが好きな方はノーマルなキーマカレーからスタートするのもいいかもですよ。


ARUMは夜はカレーだけでなく、お酒の飲めるバーでもあります。
「若い女性でふらっと来てグラスでワインを飲んで、アヒージョを食べて、ハーフのカレーを食べて帰られる、みたいな方もいます。30代ぐらいの方が多いですね。一人飲みしたかったんです、という若い方なんかも来ていただいてます。夜でも、カレーだけ食べて帰られる女性の方とかもいらっしゃいますよ。」

飲んだ後に、スパイスの効いたハーフカレー(500円)で締める!うーん、結構最高かも。
今後は、キーマカレーのバリエーションを増やしたり、客の好みに合わせた辛さの調整もできるようになことも検討中だそうです。
三河島になかった、本格的な日本のカレーの専門店がついにできました。
しかもお酒も飲めて、おつまみもあって。これはハマる社会人が続出しそうな予感。
<店舗情報>
- 店名:カレー&バー ARUM(アルム)
- 住所:荒川区荒川3-63-3
- 営業:ランチ11:30~14:00(平日のみ)、ディナー18:00-24:00
- 定休日:日曜日、祝日
※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」