荒川ラーメン紀行:らうめん原価堂(町屋)

今回の荒川ラーメン紀行は町屋にある老舗、今年で33年になるらうめん原価堂さんです。

まずは写真をみてください。 生野菜冷やし中華大盛(950円、ランチタイム850円)です。

平日ランチタイムの大盛り無料サービスを使うと、どーん!とにかく大きいこのインパクト。ただものではありません。

高さ約20センチ、8種類のフレッシュな野菜、麺250グラムは居酒屋のサラダぐらいの大きさです。 主に男子学生や体を使う職業の方たちに熱烈な支持をうけていますが、意外にも女子のファンも多いとのことです。 たしかにボリュームはともかくヘルシーな見た目です。

では実際食べてみましょう。 今回は「女子って生野菜好きだよねー」という単純な理由で友人のYさんに食べてもらいました。

とにかく満腹中枢が機能し始める前に食べきらないと完食は無理だろうと考えたYさん、とにかく無言で食べ続けます。 冷やし中華と言ってもいわゆる酸っぱいタレではなく、ゴマ醤油と上品な辛さの旨辛の2種類。「酸っぱいの嫌いだからなあ…」と店主。

それにしてもなぜこんな大きな冷やし中華を作ったのでしょう? 「人に負けたくないからかなあ。学生の頃のたくさん食べたかった感覚の名残かなぁ」と豪快に話す店主。安くてボリュームのあるラーメンを出したいという思いで33年前に町屋に店を開きました。

食べ始めて5分、やっと麺がみえてきました。 マヨネーズや添えられた豆板醤で味の変化が楽しめます。 マヨネーズをかけるとピリ辛がマイルドになります。

「おいしかったぁ」

ただただひたすら食べ続けたYさんは18分で完食。とても早い!かっこいい食べっぷりに、新しい一面を発見しました。

「お腹いっぱいだけど罪悪感がない」と、Yさん。

たしかに女性は大盛りに抵抗あるかもしれませんが、半分以上は野菜。たくさん野菜を食べたと思えば罪悪感も薄まりますね。 まあ、麺は250グラム、通常のラーメン屋より多いということは、この際気にしないでおきましょう。

この手の食べもので気になるのはタレが下に溜まって、「下のエリアは味が濃く、上の方の味が薄い問題」があるものですが、野菜自体に下味が付けてあるので、「素の野菜=味しない」ゾーンはありません。

冷やし中華以外のメニューは通常のらうめん、味噌らうめん、つけ麺、サイドメニューのご飯物などが楽しめます。 ランチタイムは麺の大盛り無料、またはライスサービス。

ネギらうめん。とんこつ、鶏、野菜をじっくり煮込んだ味わい深いスープです。


<店舗情報>

  • 正式店名:らうめん原価堂
  • 住所:荒川区町屋3-8-16
  • 電話番号:03-3895-5688
  • 営業時間:11時半~14時、18時15分~23時
  • 定休日:月曜、火曜

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