熊野前の交差点から都電沿いに進み、舎人方面へちょこっと入った路地にこだわりの焼き鳥屋があるのをご存知でしょうか?
駅から歩いて5分程度ですが目立たない、にも関わらず人気店となっているのは「備長炭焼き鳥 俊」。
先日ご紹介した、熊野前の隠れ家イタリアンARAKAWA BAL TOSHIの1号店です。
日暮里舎人ライナーにちょっと衝撃的な広告を出していて気になっていたこともあり、取材してきました。
オーナーの渡辺 俊之さんは高校時代から飲食店やバーでの経験を経て、料理を学ぶためにイタリアンのお店で修行。
その後、開業の資金を貯めるためにセブンイレブンの配送の仕事をしていたそうです。
都内各地を巡る仕事は各地域のリサーチに最適。
何曜日にどれくらいのどんな品物が仕入れられるのかわかるのですから。
そこで目を付けたのが熊野前。
配送する量は新宿のお店と変わらないのに家賃は安いという穴場。
都電、日暮里舎人ライナー、首都大学、旭電化通り、熊野前商店街という人が集まる要素が集中しているのです。
イタリアンで修行したのになぜ焼き鳥なのかというと、周囲に本格的な焼き鳥屋が無かったから。
また、下町なのでイタリアンも似合わないのではという思いがあったといいます。
開業前に焼き鳥の串の打ち方、焼き方を学びいよいよ開店。
その努力とリサーチのおかげで開店してから2年、順調にお店は成長しています。
お店のコンセプトは毎週来れる居酒屋。
焼き鳥盛り合わせを頼んで、2杯飲んで2000円行かないくらい。気軽に入れますね。
それだけに焼き鳥にはこだわっています。
使う鶏肉は信州の銘柄鶏、美桜鶏。
お店でさばき、串を打ち、備長炭で焼き上げます。
パリパリの鶏皮、トロトロのレバー、ふわふわのつくね、ジューシーなネギマ、サッパリとしたササミが入った焼き鳥盛り合わせは必食です!
とにかく一度お店に来てもらって、お店を好きになってもらいたい。
お客様に満足してもらうことが第一という思いから、名刺代わりに日暮里舎人ライナーに出した広告は
「広告を見た」といったら初回のみ1グループ3,000円以上のお会計から2,000円を引く
というもの。
二人で飲み食いして4,000円ちょっとのお店ですから約半額になってしまうなんてオトクすぎです。
次回以降は普通のお値段になるにも関わらずリピーターが多いというのは、それだけまた来たくなるお店ということなのでしょう。
呑兵衛のみなさん、ぜひ一度焼き鳥を食べに行ってみてください。
きっと虜になるはずです。
<店舗情報>
- 店名:備長炭焼き鳥 俊
- Facebookページ:https://www.facebook.com/bintyoutan/
- 営業時間:17:00~24:00
- 定休日:月曜日 年末年始
- 電話番号:03-3810-3533
- 住所:東京都荒川区東尾久8-14-7
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