タナカタロウが2種のたんたん麺をスタート!
町屋にある支那そば、つけ麺のお店「タナカタロウ」で新メニュー「汁なしたんたん麺」が登場したと聞きつけ、早速お邪魔してきました。
2019年3月のオープンから、味への探究心と丁寧な仕事ぶりで着実にファンを増やし続ける同店。すでに汁ありの「たんたん麺」は親しまれていましたが、どんな違いがあるのでしょうか?
支那そば、つけ麺に続く新スタンダード! 汁なしたんたん麺
まずは「汁なしたんたん麺」。スープの代わりにタレがかかっており、肉味噌、ねぎ、白髪ねぎ、酢玉ねぎが添えられています。コクのある肉味噌には、しっかりした食感のひき肉のほか、看板メニュー「支那そば」でも人気が高いチャーシューを細切れにしてぜいたくにミックス。肉を噛みしめる満足感とともに、旨味、甘味が味わえます。
汁なしたんたん麺、たんたん麺ともに辛さを選ぶことができ、写真は「2番 ちゅう辛」。ピリ辛な味を楽しみたいなら、自家製の辛味(写真、左奥)が追加される2番か3番がおすすめです。辛いものは好きだけれど、辛すぎるのは苦手な私。食べ終わる頃に汗ばむ程度の、ちょうどよい辛さでした。汁なしたんたん麺のほうが、たんたん麺より辛めになっています。
汁なし麺は食べ進めるうちに味が単調になりがちですが、この汁なしたんたん麺は2種の「味変」要素に注目。香り豊かな山椒がかけられた白髪ねぎ、そして酢玉ねぎです。特に酢玉ねぎは、スパイスカレーのアチャールを思わせるような、甘味を感じるやさしい酸味で、味にメリハリを生み出します。
ごまの風味をしっかり味わえる、すっきりスープのたんたん麺
続いて、汁ありの「たんたん麺」。田中さんも「食べやすく仕上げた」というこちらのメニューは、先ほどの汁なしとまったく異なるすっきりスープです。ごまペーストでこってり味にするのではなく、同店の支那そばを思わせる親しみやすさのなかに、ごまの風味をしっかり味わえるバランス。
担々麺好きにはうれしい、穴あきレンゲが添えられており、スープに浮かぶひき肉も残さず楽しめます。
白髪ねぎには汁なしたんたん麺と同様、さわやかな辛味の山椒が添えられています。さらなる味変を求めるなら、カウンターの花椒を振りかけて痺れる辛さを楽しみましょう。
2年目を迎えるタナカタロウ、次の一手は?
2020年3月でオープンから1年となるタナカタロウ。支那そば、つけ麺と正統派の味を追求し続けた田中さんは、今後さまざまな味にチャレンジしたいと意気込みます。2種のたんたん麺に続く、次の一手は? 2年目のタナカタロウに注目したいと思います。
<店舗情報>
店名:タナカタロウ
Instagram:https://www.instagram.com/ramentanakataro/
営業時間:月~土曜 11:30~14:30/17:30~22:00 日曜・祝日 11:30~16:00
定休日:不定休
住所:東京都荒川区町屋8-4-8 藤和シティコープ町屋II 101