JR西日暮里駅で、まもなく開業50周年、そして改装から1周年を記念した1ヶ月にわたるイベント「ニリフェス」がいよいよ始まりました。
文化の日の11月3日は、朝から駅構内にあるエキラボniriをベースにした催し物が行われたり、西日暮里スクランブルでは限定品となるカレーやジェラートの販売が開始しました。
朝10時には、大きな「50」のモチーフが飾られ、駅長はじめ、JR西日暮里駅の駅員の方達も制服で大集合。
駅回廊に家族連れや子どもたちの声が楽しく響く賑やかな1日がスタートです。
駅がプレイグラウンドに!子どもも駅員さんも、みんなで一緒に駅を遊ぶ!
この日のイベント内容は「花かざぐるま」作り。
駅員さんと対決できるパラリンピック正式種目でもある「ボッチャ」。そして、JR西日暮里駅長と記念撮影コーナーなど。
同じ内容は、7日、28日にも開催されます。
花かざぐるま作りは、子どもでも簡単に作れる内容。
用意されている様々なイラストの用紙とビーズなどを組み合わせて、花のような形のかざぐるまを作ります。
駅員さんたちも夢中になって作っていました。
実はこの花かざぐるまのイラスト、西日暮里駅にちなんだ様々なイラストが描かれているんですよ。
見てわかるかな?
花かざぐるまは10分ぐらいで完成させることができます。
持ち帰ることもできますし、50のモチーフに挿しておくことも。
モチーフに挿された色とりどりの花かざぐるまがくるくる回って、とても楽しいです。
持ち帰る人は、髪に挿したり、胸につけたり、手首につけている子どもなど、みな思い思いに楽しんでいました。
ボッチャはパラリンピック正式種目。
最初に投げた白い球に対していくつかの球を投げ、最後に一番近いところにある球を投げた人が勝つ競技です。
子どもや親と、駅員さんが対決。
駅で、駅員さんと遊べる機会なんてなかなか無いですよね。
普段制服でキリッとしている駅員さんも子どもたちと一緒になって真剣勝負。
一球ごとに、「おお!」「惜しい!」といった声が上がっていました。
西日暮里スクランブルでは限定メニューや新作メニューが目白押し!
改札を挟んだ逆側の出口にある西日暮里スクランブルでは様々な限定メニューが。
まずは、1階のSPICESHでは11月の土日祝日限定となる「に・し・に・っ・ぽ・りカレー」。
ぐるぐるジェラートでは新作の「ぐるぐるラスクサンド」。
2階のNIGHT KIOSKでは「西日暮里ビール」が販売開始です。
「に・し・に・っ・ぽ・りカレー」は、西日暮里の頭文字をとった具材を入れているのが特徴。
「にしにっぽりカレー」の旗がとってもかわいいですね。
「にんじん、にんにく、ツナ、ししとう、生姜、豚肉(ポーク)、りんごを入れています。ベースににんじん、生姜、りんご、などを入れてあり、最初は甘みがあるんですが、後からかなりスパイスが効いてきて汗ばむぐらいの感じに仕上げています。」
実は、トッピングのツナにししとうの緑を合わせたのも山手線をイメージしているのだとか。
プロジェクトチーム内やJRさんにも何度も試食してもらって完成させたというカレーは、普段のSPICESHのカレーよりもかなりのスパイシー感。スパイスカレー好きな方は必食です!
ご当地ビールの「西日暮里ビール」は埼玉県川口市にある星野製作所で醸造してもらったもの。
2階のNIGHT KIOSKでの販売です。
11月の季節を感じさせるフレーバーを、ということで、月桂樹を使っており、爽やかな味が特徴のベルジャンビール。
喉越しをイメージさせる「ゴクゴクニシニッポリ」という名前がつけられました。
かわいいデザインには、西日暮里スクランブルにちなんだ様々なキーパーソンや、キーワードが織り込まれています。
社交ダンスやSPICESHの、じぇらーと屋さん、、あなたはどれだけ見つけられるかな?ぜひこの機会に買って、飲んでみてくださいね。
各地でポップアップショップなどを展開し、大人気のぐるぐるじぇらーとからは、西日暮里の大人気パン屋「Ianak!」さんとのコラボレーションにより開発した「ぐるぐるラスクサンド」が登場。
普段からianak!には通っていたというスタッフの金光さん。実は、最初はブリオッシュサンドを作りたかったんだそうです。
「途中でいちじく入りのパンに惚れてしまって、そこからそれに合わせたものを作りたくてラスクに変更になりました。ianak!さんと一緒に3ヶ月ぐらいかけて開発してきましたが、途中でのラスクへの変更や、変更してみたら硬くて食べにくいのでどうやって食べやすさを出すかとか、パンの厚さなども研究を重ねました。」
挟んであるのはぐるぐるじぇらーと自慢のミルクのジェラート。
ラスクはバターや砂糖の層のない自然の味が楽しめる、専用ラスクです。
ラスクに織り込まれているいちじくを含め、どれも余計な甘さのないすっきりした、それでいて豊かな味わい。
幸せな気分になること間違いなしです。
実は、ラズベリー味とラムレーズン味も準備中なのだとか。
ただいま、最適なラスクとの組み合わせを探して絶賛開発中とのことなので、いつお目見えするのか、注目ですね。
ただ、こちらのラスクサンド。硬いラスクは一気に噛むのはなかなか困難で一工夫が必要です。
上手な食べ方はぜひスタッフの方に聞いてみてくださいね!
全体を漂う団結感もニリフェスの魅力!
今回、「50」の大きなモチーフを含め、エキラボniriでの企画を考えたのはアーティストの丸山素直さん。
長年各地でこういったイベントをやってきた丸山さん、西日暮里駅には実際に来て行き交う人の様子などを眺めながらこの企画にたどり着いたそうです。
「かざぐるまは2013年に初めて企画しましたが、場所に合わせて様々にデザインやイラストを変更しています。今回、西日暮里駅を実際に見たときに、この企画が一番フィットする気がしました。意外と簡単に作れて、割とどなたでも良く回るかざぐるまが作れます。」
プロジェクト全体をリードするのは西日暮里スクランブルを運営するHAGI STUDIOの柳スルキさん。
もともとこの時期に谷中から西日暮里駅にかけて行われていたワクワク大感謝祭がコロナウイルスの影響で中止に。
この状況下で何かできないかということで今回のイベントにたどり着いたと言う柳さんに、ニリフェスの見どころを聞いてみました。
「この駅にまつわる色々な部署や部門が連携してイベントが成り立っていて、小さな小道具にもいろいろなアイデアが散りばめられています。例えばマスクにつけているワンポイントとしてかざぐるまのモチーフのシールをつけているのですが、西日暮里駅の中の羽二重さんや駅そば、New Daysのスタッフさんもみんなでつけることで、1ヶ月ちょっと意欲的になってみよう!と団結しています。そういう一丸となった団結感もぜひ感じてもらいたいです。」
同じ駅内で働いていても、組織が違えばなかなか接点はないもの。
ですが、ニリフェスでは駅も飲食店も売店も、みなが一緒になって盛り上げていこうという空気がムンムンしていました。
ニリフェスは11月いっぱい開催。
この他にもドローンやミニ四駆、俳句イベントなど盛り沢山でみなさんをお待ちしています。
各イベントの詳細をイベント公式ページで確認の上、ぜひいちど出かけてみてくださいね。
Permalink