とにかくすごい行列! 荒川線感謝祭は大賑わい
昭和49年10月1日、都電の路線が次々と廃止していく中で残った2系統を一本化し、都電荒川線が誕生しました。
これを記念して東京都交通局では10月1日を「荒川線の日」と指定し、イベントを開催しています。2023年は10月22日(日)に、都電荒川線「荒川車庫前」停留場すぐの荒川電車営業所で「荒川線の日」記念イベントとして荒川線感謝祭が開催されました。
内容は、撮影会、研修所内見学、グッズ販売、展示や販売コーナーといった、これまでの荒川線感謝祭とほぼ同様です。
しかし、今年の荒川線感謝祭は今までにはないくらい大勢の人が並び、誘導スタッフを動員させるほどでした!
また、入口の位置が例年のおもいで広場横の係員通用口から……
西尾久ふれあい館横に移っていました。
一番人気は研修所見学
特に行列がすごかったのは研修所見学。長蛇の列ができており、誘導スタッフの指示でなんとか研修所構内に入ることができました。
待ち時間の間にトラバーサーと呼ばれる車両を平行移動させる装置や、高所作業車も見ることができましたが、あまりの混雑で少ししか見られないほど。
研修所見学の隣のレーンで車両と記念撮影できるコーナーの行列もできていました。
対象車両は現在あら坊あらみぃのハロウィンラッピングをした9002号車。過去の記念撮影コーナーでは、イベント車両の花100形や、かつて都電を走っていた6086号車を撮ることもできました。毎回異なる車両が展示されます。
憧れだった都電と記念撮影できるコーナーは、一生忘れられない素晴らしい経験となるのではないでしょうか。
ついに車両研修所見学です。
ここでは昔都電で走っていた行き先の方向幕や歴代の都電車両のイラスト、大田区にある萩中児童交通公園(通称:ガラクタ公園)に展示された7008号車の銘板が展示されています。
また車輪、主電動機(モーター)、検査作業中の車両まで展示されていました。
その他、荒川線感謝祭には踏切をスイッチで操作できる体験コーナーや駅員さんの制服で撮影ができるJR尾久駅コーナー、都電もなかでおなじみの菓匠明美、荒川区PRコーナーまで出店しており、見どころいっぱいのイベントでした。
関連情報:イベントカレンダー 「2023荒川線の日」記念イベント 荒川線感謝祭
2020年にリニューアルした都電おもいで広場もおもしろい
多くの来場客で大盛況となった、荒川線感謝祭。すでにイベントは終了していますが、荒川車庫前停留所すぐの都電おもいで広場もおすすめスポットです。
2020年にリニューアルし、降車ボタンや車内放送の体験、運転シミュレーターまで設置されました。開場日時は土・日・祝日の10時から16時(振替休日含む)。都電おもいで広場に寄れば、さらに都電を楽しむことができると思います。
<スポット情報>
- 都電おもいで広場
- 住所:東京都荒川区西尾久8丁目33−7(都電荒川線「荒川車庫前」下車すぐ)
- 開場日時:土・日・祝日の午前10時から午後4時(振替休日含む)
- ホームページ: https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/kanren/omoide.html