「大雨で川があふれそうなとき、あなたはどうしますか?」
そう問われてすぐに答えられるでしょうか。
2019年の台風19号、荒川は観測史上最も高い水位に達し、あと60cmで氾濫という危機に直面していました。もし荒川があふれた場合、荒川区は約3時間で尾久から浸水する恐れがあります。
台風19号の被害を契機に始まったのが、「荒川流域防災住民ネットワーク」です。
スローガンは「誰も置き去りにしない」。高齢者、障がい者、妊婦、外国人など「要配慮者」を含む避難計画の実現に向けて、荒川流域全体で防災力を高めることを目指し、活動を進めています。
12月8日、防災を考えるイベントが都立大で開催!
同団体は、東京都立大学荒川キャンパスで12月8日(日)に「第4回荒川流域防災住民ネットワークの集い2024 in 荒川区」を開催します。
今回のイベントでは「共生・共助」をテーマに、基調講演や荒川区、荒川流域での防災活動の報告、さらに具体的なネットワーク作りのためのグループ討議が行われます。多彩な展示や体験コーナーも。
- 体験コーナー:高齢者、障がい者、妊婦の疑似体験で、防災時の課題をリアルに体感
- 展示コーナー:「あらかわ防災×景観カルタ」「荒川放水路100周年パネル展」など
- 中学生防災部展示:若い世代の視点からの防災活動紹介
小さなお子さんからご年配の方まで、どなたでも楽しみながら防災について考えることができます。
参加者のほか、ボランティアメンバーも募集中!
私もこのイベントを開催するための企画会議に伺い、取材しました。
「参加者にとって本当に有益なものにしたい」
「さまざまな立場の人から意見が出るようにしたい」
そんな思いが、会議の中で何度も語られていました。当日は、さらに多様な意見が交わされ、実際の避難計画やネットワーク作りに役立てていくことを目指しています。
そのためには一人でも多くの人の力が必要です。ここまでの内容について興味がある人は、ぜひ参加フォームからお申し込みください。
>> 参加申し込みフォームはこちら(〆切 2024年11月30日)
また、当日の軽作業のボランティアスタッフも募集しています。
- ボランティアを通じて地域との接点をもちたい人
- 高齢者、障がい者、妊婦、外国人など「要配慮者」と身近な関係にある人、横のつながりが欲しい人
希望者は以下の問い合わせ先までメールでご連絡ください。
問い合わせ先:荒川流域防災住民ネットワーク実行委員会
E-mail: arakawaryuiki.bosai@gmail.com
災害大国の日本では、正しい防災知識のほか、地域の横のつながりが非常に重要です。明日にも大きな災害が起こるかもしれません。
ぜひ「荒川流域防災住民ネットワークの集い」に足を運んでいただき、防災について考えてみてください。
>> 参加申し込みフォームはこちら(〆切 2024年11月30日)
ボランティアスタッフの応募は、以下の問い合わせ先までメールでご連絡ください。
<イベント情報>
- 第4回荒川流域防災住民ネットワークの集い2024 in 荒川区
- 日時:2024年12月8日(日)11:00〜16:30
- 会場:東京都立大学 荒川キャンパス
- 主催:第4回 荒川流域防災住民ネットワーク実行委員会
- 共催:荒川区荒川流域防災住民ネットワーク実行委員会、東京都立大学、SDGsいたばしネットワーク
- 後援:荒川区、荒川区教育委員会、荒川区社会福祉協議会、東京消防庁尾久消防署、国土交通省関東地方整備局荒川下流河川事務所、東京都、東京都社会福祉協議会、東京都助産師会、東京災害ボランティアネットワーク、ほか
- 協力:あらかわボランティアネットワーク、あらかわぼうさいの会、ほか
- 協賛:麦の穂基金、東京荒川西ライオンズクラブ、小林商事(株)ほか
- 問い合わせ先:荒川流域防災住民ネットワーク実行委員会
- E-mail: arakawaryuiki.bosai@gmail.com
- FAX:03-5943-1888
- Facebookページ「荒川流域防災住民ネットワーク」