じっくりと火を通し、おいしさを引き出す壺焼き芋
町屋の台湾茶専門店「沁涼茶品(チンリャンチャピン)」が、秋から春までの期間限定で壺焼き芋の提供をスタートしました。
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壺でじっくりと火を通すことでサツマイモのおいしさを引き出す、壺焼き芋。日本でも昭和初期から続く製法で、台湾でも流行しているスイーツです。気になる新メニューを取材しました。
試行錯誤を繰り返し、おいしさを追求した調理法
お店の入り口で目を引くのは、壺焼き調理を実現する大きな美濃焼の壺。オーナーの中村さんが理想の壺を求めて行き着いたと言います。
中にはたくさんのサツマイモが。品種の違いによって色や形はさまざまです。練炭と炭を使って、じっくり2時間加熱します。
一度常温まで戻してから、さらに1時間の蒸らし。この長時間調理がおいしさの秘密です。
お店で提供されているサツマイモの品種は紅はるか、シルクスイート、種子島ゴールド、安納芋の4種。品種ごとの特徴や、生産者の紹介がされているメニューを見ながら選べます。
価格は1グラムあたり2.5円(税込)で、1円単位は切り捨て。これは取材時点の価格となり、市場の取引価格により変動します。焼き芋1個あたり200〜250グラムほどで、価格は500〜630円(税込)が目安です。
それでは、それぞれの銘柄をみていきましょう。一緒にあわせるのにおすすめの台湾茶も聞きました!
蜜たっぷりの「紅はるか」
まず最初にご紹介するのは宮崎県都城市(みやこのじょうし)直送の、紅はるか。ご覧の通り蜜たっぷりで、濃厚な甘みを感じられます。しっとり、とろとろの舌触りとあいまって、お菓子のような満足感があります。
相性のいい台湾茶は東方美人、青茶、鉄観音などの烏龍茶。甘さ控えめがおすすめです。
上品な甘みの「シルクスイート」
鹿児島県鹿屋市(かのやし)直送のシルクスイートは、上品なやさしい甘み。しっかりした食べごたえがありながら、なめらかな食感とすっきりとした後味が楽しめます。
ミルクティーなど、甘めのお茶とも相性ぴったりです。
やわらかな食感の紫芋「種子島ゴールド」
鹿児島県垂水市(たるみずし)直送の種子島ゴールドは、ねっとりとやわらかい食感。抗酸化作用があるとされる、ポリフェノールの一種「アントシアニン」をふくむ紫芋です。
やさしい甘みで、こちらもミルクティーとの組み合わせがおすすめ。
強い甘み、ほくほく食感の「安納芋」
鹿児島県、種子島直送の安納芋。ほくほくの食感と味わい深い甘み、厚みのある皮の香ばしさを味わえる品種です。
サツマイモの甘みを味わうため、東方美人、青茶、鉄観音といったすっきりした烏龍茶と楽しみましょう。
販売状況はInstagramをチェックして!
壺焼き芋の販売はサツマイモの仕入れ状況により、土曜日、日曜日に限定して営業します。開店、休業の情報はお店のInstagramやTwitterで発信されるため、確認してから足を運びましょう。
台湾B級グルメの朝ごはんで好評の「M。你好(エムニイハオ)」も、気温が下がる10月中旬ごろに再開予定です。こちらもお楽しみに!
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<店舗情報>
店名:沁涼茶品(チンリャンチャピン)
Facebook:https://www.facebook.com/qlcp.55/
Instagram:https://www.instagram.com/qlcp.55/
Twitter(ちゃぴんのお芋屋さん):https://twitter.com/ChapinPotato
営業時間:土曜、日曜の11:00〜仕込み分がなくなるまで(最長20:00) ※臨時休業する場合があります
電話番号:070-8368-7307
住所:東京都荒川区荒川6-20-10