「三ノ輪ブランド」を発信する拠点へと始動! #みのさい

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三ノ輪橋駅すぐの、去年までCITTEC/CafeGalibier だった場所。
ここの看板が今年「サイクルジム&カフェバー三ノ輪 #みのさい」に変わりました。

ピンクの屋根が印象的。

1階にあったサイクルジムのマシンが多少減った以外は、2階も引き続きカフェ&バーが運営されており、特に大きく変わった点はありません。

しかし、建物のオーナーである株式会社宮橋商店代表の藤田さんは、何やらここをガラリと変えていこうとしているとのこと。
3月2日の土曜日、ここで開催されていたリニューアルイベント「自転車がつなぐアートとトークの一日」にお邪魔し、その構想を聞いてきました。

取材当日は何やらイベント中。

 

1. 3年前から温めてきた構想がようやく


「元々ここは3年前に「都電カフェ」として開業する予定だったんです。」

鉄道好きの藤田さん

と語る藤田さんが座る椅子は、小田急ロマンスカーの座席。

鉄道マニアでもある藤田さんは3年前、ここを都電の模型などが走る「都電カフェ」として改装し、1階を都電カフェ、2-3階については簡易宿所、都電ハウス、という名称にする構想を立てました。

ただ構想を立てただけでなく、「都電」という名称を使用するにあたり東京都交通局に折衝に行ったり、カフェで都電グッズを販売したいと、具体的な交渉をしていたといいます。

「ただ、当時は旅館業法の規制が厳しく改修費用が多額になり、空きビルを宿所として開所することが難しくて断念したんです。」

昨年、東京オリンピックを見込んだ宿泊施設の逼迫もあって旅館業法が改正。
これにより、藤田さんが当初描いていた構想に向かって改めて走り出す環境が整いました。

3年間諦めず、じっとタイミングを待っていた藤田さん。まだまだ実現に向けて難関はあるとのことですが、

「私はどちらかというとノー天気なんですよ。ただ、変な根性だけはあるんです笑。」

 





2. 下谷生まれ。機関車を見て育つ。


台東区下谷の生まれという藤田さん。

「当時の生家は御徒町あたりの線路際でした。秋葉原には当時上野から来る列車の貨物駅があり、その駅を出入りする蒸気機関車を見て育ったのだと思います。記憶には無いのですが、それがきっかけで鉄道マニアになったのかもしれません。」

戦災で一時、新潟の長岡に疎開した藤田さんですが、その後東京に戻り、それ以来、荒川区に腰を落ち着けます。
学生時代は航空高専に入って機械について学んだ藤田さん。その後、アマチュア無線にハマって電気通信技師になろうと考えていましたが、大学進学は叶わなかったと言います。

「好きなことのために勉強すればいいのに、当時天の邪鬼で、「試験のために勉強する」ということが絶対に嫌だったんですね笑」

結局、敢え無く入試には落ちてしまったと笑う藤田さんですが、全く勉強せずに大学を受験するというのも凄い根性。
これと決めればわが道を行く藤田さんの性格を彷彿とさせるようなエピソードです。

 

3. 三ノ輪のブランドを発信する拠点へ


新しい店の姿はまだ模索中ですが、2階のカフェ&バーを1階に下ろすことは決定しています。
また、お店の看板メニューとして、オーストラリア人シェフのブラッドリーさんが作る自家製全粒粉バンズを使った三ノ輪バーガーを全面的に押し出していくことも基本構想に入っており、テイクアウトなども可能にしたいと言います。

ブラッドリーさんのハンバーガーは自家製全粒粉バンズを使用。

「三ノ輪というブランドを作り上げていきたい。その発信基地にしたい。そう思ってるんです。」

1階にあるサイクルジムは上の階に引っ越しますが、引き続き自転車ジムとしても営業は続けると言います。

また、ハイエンドな旅行者をターゲットとした宿 泊設備も計画。外国人向けサイクルツアーなどとの連携による東京観光の拠点化も視野に入れています。

やりたいことが沢山ある藤田さん。

「ほんとは3年近く前にやるはずだったわけですが、やっとスタートラインに立てたかなと。道のりは長いですが、今のままでもやれることは今からでもやっていこうということで様々なイベントを企画したりしています。ぜひ楽しみにしていてください。」

現在店内にはあちこちにカラフルなアート作品が展示販売され、店内を明るく彩ってくれています。

提供しているのは取材当日開催されていた「自転車がつなぐアートとトークの一日」でもライブペイントを披露していた、イラストレーターのピーちゃん 。
彼女はデザイナーでもあり、色彩療法(カラーセラピー)などを行う色彩芸術心理療法士の資格も持っています。

元々動物や人の絵を書く活動していたピーちゃんですが、自転車に出会ってハマってしまってからストイックにトレーニングにも打ち込む傍ら、自転車に関する漫画を描いたり、自転車xアートのイベントも各地で開催するようになりました。

みのさいのことは自転車仲間の紹介で知り、それ以来、荒川区に来るようになったと言います。

「来た瞬間に、「三ノ輪橋駅の雰囲気サイコー!」ってすぐに大ファンになってしまいました。今後もここを拠点にイベントを色々出来るといいなと思ってます。サイクルジム自体、まだまだ珍しいんですけ ど、それがカフェと一体になっているっていうのは本当に珍しいです。シェフのブラッドリーさんも外国人で、それが逆に気さくで入りやすいお店だなと思います。」(ピーちゃん)

サイクルイベントは満席!

藤田さんのネットワークでこれからまた、たくさんの人が、このお店を軸につながっていきそうな予感がします。

夏までには改装の第一弾は終えたいという藤田さん。長年の夢の第一歩がどう実現するのか。三ノ輪に新しい名所が生まれるのでしょうか。

期待ですね。


<店舗情報>

  • 店名:サイクルジム&カフェバー三ノ輪 #みのさい
  • 住所:東京都荒川区南千住1-15-16
  • 電話:03-6806-6860

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