ボルダリングで簡単爽快！ – YJロッククライミングジム – 荒川区の地域情報サイト「荒川102」

なんだかゴツゴツとしたカラフルな突起がある壁を登る人たちが最近増えていますよね？「ボルダリング」というスポーツです。

もともと山の岩壁を登るロッククライミングの練習から発展したものですが、町中でも気軽にボルダリングができる場所が最近増えてきました。

東日暮里の自宅そばにもオシャレなボルダリングのジムが出来ていることを知ったのはつい最近。ちょっと気になっていたのですが、思い切ってジムを訪問してきました。気さくなオーナーがすぐに対応してくれましたよ。

– ボルダリングのジムを開始されたきっかけは？

自分もボルダリングが好きだし、みんなと登るのも好きで、みんなで一緒に登れる場所を作りたいたいなと思ってオープンしました。ここの場所はたまたま山手線沿線で場所を探している中で見つけました。

– もともと山登りとかをよくされていたんですか？

そうですね。大学時代は山岳部で、ネパールなどの海外の山にもよく遠征に行きました。

– 本格的に山登りをされていたんですね！

自分は韓国の出身なんですが、日本にはもう11年以上住んでいます。大学のときによく海外にも行って山登りをしている中で、日本には山が多くていい国だなぁと思ってこちらに居続けている間に、思ってた以上に長く住み着いてしまいました。北アルプスあたりにも随分登りにいきました。韓国にも山はあるんですがそんなに標高は無いんです。ただ、岩場は結構多いですよ。

– ここは地元の方の利用が多いんですか？

地元の方にも使っていただいていますし、比較的遠いところから来る方もいらっしゃいますよ。インターネットなどで見つけて来ていただけるようです。

– ボルダリングって何か準備は必要なんですか？

いや、特に何も必要ないですよ。シューズもレンタルできますし、運動できる服であればなんでもいいです。トレーニングも特に必要ないですね。登ること自体がトレーニングです。

– 登るのにはなにかコツがあるんでしょうか？

そうですね、思った以上に難しい部分もあります。最初はどうしても手で登ろうとしてしまうんですが、実は足で登るのがポイントです。足と手をバランスよく使って体のバランスをうまく取れると上手に登ることができます。

男性は割りと力があるので手で登ろうとしがちです。女性や子どものほうが上手に登れますね。特に子どもは体全体を使って登るのが上手ですから、最初は大人より上手ですよ。上級の課題をクリアしていくためにはいろいろ制限もありますから、其のためには結構頭も使うんですよ。

– 課題というのがあるんですね？

ボルダリングでは限られたホールド（突起などの体を支える部分）を使って登っていきます。最初は足の置き場については自由だったりしますが、上級になると足を置く場所も限られていたりしますので、考えて登らないと難しくなっていきます。

– 利用者の方はいまどれくらいいますか？

まだ月会員の方よりも1日利用の方が多いですね。ボルダリング好きな方も、いろんなところに行って登ることが好きな人が多いです。

– ボルダリングの魅力ってなんでしょう？

やっぱり達成感ですかね。難しい課題を少しずつ練習して達成できたときが爽快です。これはボルダリングを始めた方はみな言われることです。どう爽快かと言われても説明するのが難しいので、、、まぁとにかくみなさんにやってみてもらいたいですね！（笑）

– 怪我とかは無いんですか？

マットもあるので怪我は滅多にないですよ。

と、インタビューをしている間にも、ジムで遊んでいた子どもが先生に「あそこで試してみたいんだけど、やり方がわからないけど先生やってみてよ〜」と寄ってきました。先生の雰囲気はとても優しくて子どもも声をかけやすいんですね^^

先生も、「あぁそうですか、じゃあ見ててね」と気軽に実演を披露。先生の登り方には無駄がなく、あまり力を入れているようにも見えないのにスイスイと登っていきます。子どももそれを見てすぐ「じゃあ私もやってみる〜」と挑戦。なかなか成功はしませんが、本当に楽しそう。体を使って、大人だから、子どもだから、といった差があまりなく、同じ壁に対して一緒に本気で楽しめるのもボルダリングの良いところなんだなと感じます。

元はなにかの倉庫だったという場所を改装してオープンしたジム内は2階建て。住宅街の中にあるので少しわかりにくいかもしれませんが、大きな木枠の外観が目印です。

1階のクライミングルームは大きく2部屋がつながった構造になっており、全部で10面ほどの、80度から110度の傾斜の壁があります。元々倉庫ですから天井は高く、開放感にあふれた室内は冷房も効いていて夏でも快適です。もちろん、着替えをする方のためには更衣室やシャワーもあります。マイ装備が欲しくなった人のために、シューズの販売なども行っています。ちなみに、ロッククライミング用のシューズのサイズは少し特殊です。必ずお店で経験者の方に聞いて試着してから購入しましょうね。

私もインタビュー後に子どもと早速遊びに行ってみましたが、見た目以上にチャレンジ欲がくすぐられ、ゴールに辿り着いたときの達成感、すぐに感じることができます。子どもも、昔でいう木登り感覚なのか、大人と競い合うように難易度を上げながら挑戦していきます。ルールがわかりやすく、同じルートでももう少し効率よい登り方がないかと工夫してみたり、短い時間で何度も達成感を味わえるのが良いですね。

料金は通常週末の1日利用で2160円、などとなっていますが、なんと、夏休み期間中の平日昼間は、子どもも親も500円で3時間楽しめるワイコインメニューを提供中！夏休みの予定が決まっていない1日なんかに、子どもを連れて一緒に遊ぶにいくのに最適ですね。