成田空港へアクセスする玄関口とも言える日暮里駅。
中国や台湾から来られた中華系の人もたくさんいますが、日本人と中国人がお互いにつたない英語でやりとりする、そんな光景もよく見かけます。
これから2020年には東京オリンピックがやってきます。
「日本のおもてなし文化」を宣伝しているオリンピックですが、慣れない土地に来た外国人に国の言葉で話してあげられれば、きっと喜んでくれること間違いなしです。
日暮里駅から羽二重団子の方向に向かって伸びる道沿い、徒歩2分の距離に、中国政府による中国語教師としての国家公認資格を取得した先生に教えてもらえる語学教室があります。
中国語だけでなく、英語、韓国語なども教わることができるその教室は「IPAアカデミー」さん。
流暢な日本語で問い合わせを受けて、教室にうかがってきました。
教室はビルの9階にあり、エレベーターを降りて正面の扉を開けると、「あ、いらっしゃい」と日本語で笑顔で応対してくれたのは明るい王先生。
奥の教室ではちょうど、子どもたち向けの中国語のレッスン中でした。
発声練習をする子どもたちのかわいい声が聞こえる中で、インタビューに対応してくださったのは、教室を運営する金先生です。
– 「IPAアカデミー」とはどういう教室ですか?
ネットで調べると横浜にある国際職業能力資格認定協会という協会が出てきます。
この協会は、「国際中国語公認講師」という中国語教師になるための資格がありまして、その資格を発行している組織になります。
IPAアカデミーは、そこで講師として巣立った人たちが子どもたちを対象にその場で実践しながら活躍してもらえる場を提供するところからスタートしています。
IPAアカデミーは16年ぐらい前に日本に留学してからずっと中国語・日本語教育事業に従事し、日本語教育修士・中国語教育博士である柳宇星氏が開設しました。
横浜関内にある言語教室が開校10年を迎えた時に、私と、かつて同僚だった柳が話し合い、日暮里校を開設しました。その他、経営陣には孟 苗、王宝盼先生がいます。
– 開校はいつですか?
2015年の7月です。
最初はみな他の仕事をやりながらのスタートだったので、時間を合わせるのが難しくて大変でした。
どんどん先に進みたいときにうまく先に進めなくて50歩100歩、、そうやっているうちにあっという間に2年以上経ったという感じですね。
メインは中国語なんですが、英語、韓国語もやってます。
– 日暮里には中国語/韓国語教室はたくさんあると思いますが、こちらのスクールの特徴について教えてください。
日暮里には大人向けの教室はたくさんあり、私たちも大人向けレッスンを持っていますが、子供向けのレッスンが充実しているのが特徴です。
子ども向けのレッスンには、日本人の子ども向けのものと、もう一つは中国人の子ども向けのものがあります。
最初は、日本に長くいる中国人の子ども向けを主体にやるイメージだったのですが、実際には日本に来たばかりで幼稚園や保育園に馴染めなくて、しばらくこの教室に通って慣れてから学校に行こう、という中国人の子ども達が生徒の主体になりました。
日本人の子どもについては、親がどれくらい中国が好きでどれくらいグローバルな子どもに育てるか、ということに左右されますが、英語なら誰でも習ったりしますけど、中国語となるとやっぱり少し考えますよね。なので、まだ日本人の子どもの生徒はまだまだ少ない状況です。
いずれにしても子どもたちだけでなく、夜の部もありますので、大人の方にも積極的に活用していただきたいと思っています。
駅から徒歩2分で仕事帰りなどに気軽にトレーニングしていただける環境です。
トライアルなどの申し込み時に「荒川102を見た」と言っていただいた方に中国茶をプレゼントします(2017年7月末申し込み分まで)。
<問い合わせフォーム>
– 金先生はいつ日本に来られたんですか?
私は中国吉林省の出身で、16年前に日本に来ました。
最初は浜松町で中国語を教えていましたが、サラリーマンの方などがたくさん勉強に来ていました。
– なぜ日本に来られたんですか?
学校で日本語を学んでいたから、というのもあると思います。
父も学校の教師でしたが、日本企業とも仕事していて、中国企業にはない日本企業のしっかりしたマネジメントスタイルなどを知っており、そういうことを日本で学んできたらどうか?ということは言っていました。
今でこそ中国も外国語といえばまず英語という感じですが、昔はハルビンの近くでは第一外国語はロシア語でしたし、吉林省では日本語でした。
私も日本語をずっと学んでいたのですが、「何かをやるなら最後までやり通せ」という父の教えがあって最終的には日本に来たんです。
– 大人で中国語を勉強したい人にはどのようなコースがあるんでしょうか?
「集中講座」というのがあります。
サラリーマン向けの短期集中講座なんですけど、これは夜8時~9時の時間帯までやってますので仕事帰りなどに通う場合はこちらがオススメです。
また、スタンダードコースは日中にやっているので、主婦の方なども無理なく通っていただくことができます。興味がありましたらまずは無料トライアルをオススメします。
中国語・英語を中心に様々なニーズに合わせたコースを提供。
夏の街なか商店塾でもレッスンを出す予定でして、500円で受けられるレッスンをいくつか用意しています(中国茶を飲みながら中国語レッスン、お帰り英会話レッスン、大人中国語会話レッスン)。ぜひ受けてみていただければと思います。
– 子どもたち向けのコースにはどのようなものがあるのですか?
例えば、放課後の子どもたちを対象とした「学童コース」では、プール、ピアノ、習字、算盤などの語学以外のレッスンと中国語、英語などの語学の勉強がセットになっていて、プールに連れていったり、教室で算盤をやったり、親の代わりに学校が終わった後の全部の面倒を見ます。
– 「一日フルコース」というコースもあるんですね。
これは土曜日のコースで、10時から16時までずっと教室にいて、英語をやったり、中国語をやったり、宿題の面倒を見ることもやります。先生やスタッフは日本の小学校や中学校の元教師の方が来てくださって教えてくれます。
全部込みで月21,000円(週1回)なので、個別に教室に通ったり保育に行ったりすることを考えればかなりおトクだと思います。一日中長く勉強ができるので、上達する上でもかなり効果があると思います。
– 語学にコツはありますか?
その質問を聞かれれば私はいつも「ありません」と答えます(笑)。
やっぱり24時間中国語で話している人たちといきなり話せるようになることは難しくて、勉強が必要です。
何か外国語を学ぼうとしたら、最低でも3年ぐらいは続けないと実際に使うのは難しいと思います。
週1回1時間勉強したとして、月で4時間、年間で48時間です。3年でも150時間ぐらいにしかならないんですね。
少しでも関心があれば、まずはスタートしてみてもいいんではないかと思います。
ただ、日本人は真面目に勉強する人が多いんですが、一人の先生にずっと付いて学ぶ事が多い傾向があります。
いろんな先生について学んでみることで、先生によって話すスピードが違うことに慣れたり、一人の先生から習うとしてもいろいろなイベントに参加してみるとか、そういったことは語学を実践する上では大事だと思います。ぜひ、いろんな中国人と触れていただきたいです。
最近は欧米でも中国語ブーム。トップビジネスマンがこぞって中国語を学んでいます。
中国語が話せれば、中国だけでなく、さまざまな国でも中華系の方と話しができてとても役に立つのは間違いありませんね!
IPAアカデミーでは、中国語教師としての国家資格を取得した先生達がしっかりと教えてくれるので安心です。
今なら、荒川102を見て無料体験を申し込んだ方なら、中国茶が無料でもらえますよ(7月末まで)。
ぜひ、この機会にチャレンジしてみてください。日暮里駅から徒歩2分です。
<教室概要>
- IPAアカデミー 日暮里校
- 住所:荒川区東日暮里5-52-10-9F
- 電話:03-6806-5882
- Email:anshinkids@mbr.sphere.ne.jp
- HP:http://www.hatakura.com/nippori.html
- 受付時間:平日10時~18時、土曜10時~17時
※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」