何気なく日々過ごしている町。
知っているように思えて、一度変わってしまうと、長年住んでいる人でも元あった姿はなかなか思い出せないものです。
現在、JR西日暮里駅前では、大規模な再開発が予定されています。
再開発に先立ち、予定地区の今の様子を記録しておきたいと思ったので歩いてきました。
まず、再開発予定地域とはどの地区なのでしょうか。
確認しておきましょう。
西日暮里駅前周辺はもともと、平成22年ごろから西日暮里五丁目まちづくり協議会が結成され、まちづくりの話し合いを進めていましたが、平成27年に東京都が作成した「東京の都市づくりビジョン」において整備すべき「環状メガロポリス構想」の中の一つ、「センターコア再生ゾーン」に位置づけられました。
これをもとに荒川区が制定したまちづくり構想において、西日暮里5丁目交差点を中心とした半径約500mの範囲を対象に「長い歴史と高い利便性を生かした個性豊かなまちづくり 日々の暮らしと文化が息づく便利で安心なまち」を作るとされており、この再開発予定地域はその中の一つの事業として位置付けられています。
西日暮里駅周辺地域まちづくり構想の改定について(荒川区ホームページ)
詳しいことは資料を見ていただくとして、町の今を回ってみましょう。
まずは西日暮里5丁目交差点を舎人ライナーの回廊より。
一本裏の道はやきとんや喫茶店など、いくつか飲食店が集まる通りですね。
舎人ライナーの回廊を降り、高架沿いに、讃岐うどんのぶっかけやの辺りから下から交差点方面の景色を眺めます。
逆側に目を転じると貨物線へと道が伸びています。
貨物線まで到達し左手に折れると山手線方面へ向かって線路沿いに道が伸びています。
線路沿いに歩き、左折すれば西日暮里駅まで一本道です。この辺りは地元の方でないとなかなか通らない道かもしれませんね。
途中、旧道灌山中学校の校舎があります。
この校舎は懐かしい方もいることでしょう。再開発でどうなるのでしょうか。
パチンコ11号線の裏道を線路側から。
ここは新三河島駅から伸びてきている藍染川西通りの一部なんですね。ということはこの下が暗渠ということですが、今でも水は流れているのでしょうか。
開成の学生の溜まり場としてよくテレビにも出てくる有名な喫茶店のフィレンツェさん。
逆サイドは飲食店や修理屋さんなどが立ち並びます。
西日暮里スクランブル側から、線路沿いの風景です。
(参考)西日暮里の新しい交流拠点になりそうな予感!西日暮里スクランブル 第1弾
ミライザカ、巣鴨信用金庫などが立ち並びます。
いかがでしたでしょうか。
再開発計画では地上47階の高層ビルが建つ計画などが発表されていますが、コロナウイルスの影響もあり今後どうなるか、また追っていきたいと思います。