尾久満喫サイクルロード 〜 尾久の原公園から尾久八幡神社へ(移動時間合計15分)
尾久の原公園で目一杯遊んだら、熊野前駅方面に向かって自転車を走らせましょう。
このあたりは広い一本道なので、熊野前、宮の前、あらかわ遊園前と続く都電の停車場をすーっと見通すことができます。つい、隣を走る都電と競争したくなったり。ゆっくりと自転車を走られば、ほどなく宮ノ前停留所に到着します。
停留所の目の前、石柵に囲まれた中に、尾久全域を氏子とする尾久八幡神社がどっしりと構えています。
この神社はなんと南北朝時代から続くスーパー由緒のある神社。
詳細については、荒川区のオキテの記事を見ていただければと思いますが、この辺りの開けた空間のせいか、境内の実際の面積以上に広さを感じる開放的な神社です。
訪れたら折角なのでお詣りもしておきましょう。
神社の前には、なにやらこんな看板が。
尾久宮前小学校の子どもたちが、この地域に昔あった用水路の存在を発見し、そこから地域を巻き込んでの歴史発掘活動になったとあります。
最終的にはその内容をまとめた手作り絵本「ぼくたちの音無川」という形でまとめられ、読売教育賞の最優秀賞を受賞した他、「八幡堀プロムナード」という名称で、用水路の存在を記念した区や都による周辺整備が行われたようです。
その気になって神社の前の道路を見てみると、よく見るとジグザグの水路のような模様が描かれているのを発見!これも八幡堀プロムナードの一つのようです。
知らなければなにげなく通りすぎてしまう中にも、あまり主張しすぎない形で歴史を残すいろいろな工夫がされているのだなと感心しました。
この他にも様々な記念設備や水路を模したデザインが景観の中に埋め込まれています。詳しくは他のサイトなどにも多数情報が掲載されていますので、ぜひ、事前に情報収集をしてから訪れることをオススメします。子どもたちと一緒にちょっとした宝物探しのような感覚で楽しめると思いますよ。
参考サイト:
「八幡堀の歴史」 by 東京都荒川区の歴史
「旧八幡堀」by 荒川ゆうネット
さて、ひと通りの散策が終わったら、自転車に戻って、ちょっとコーヒーとおいしいパンを食べにいきましょうか。