※この記事は、荒川コミュニティ・カレッジ(通称コミカレ)の授業の一環として、現役コミカレ生から寄稿いただいた記事となります。
(記者:中田千秋さん)
荒川区の公園といえば、まず挙がると思われるのは汐入公園、荒川自然公園、尾久の原公園・・・確かに、いずれも素晴らしい公園です。でも、わざわざそこまで足を伸ばさなくても、街中にはキラリと光る小さな公園がたくさんあります。
「あらかわ子育ておでかけMAP」(区役所、子ども家庭支援センター、保健センターなどで配布。私は転入時にいただいたセットの中に入っていました)を参考に、1歳の娘を連れ、自転車でしらみつぶしにあちこちをめぐっている私。
面白い公園に出会えると、親子共にテンションが上がります。そこで今回は、日々娘と遊び歩いた中から、特に印象深い公園をご紹介したいと思います。
◎くすのき山公園(町屋二丁目児童遊園)(地図:町屋4-3-10)
大門通りから少し東に入ったところ、慈眼寺の向かいにある公園です。ご存知の通り、町屋の町名が付いたこのあたりは非常に混み入っていて、私も「いい公園があるよ!」とお友達親子と連れ立って行った際、見事に迷ってしまいました(笑)。
入り組んだ町の造りとは一転、公園内に一歩入ると、日差しもさんさんとしてとても開放的な雰囲気です。ここの目玉は何と言っても、公園の中央にそびえるくすのきの山。
そして、この大きなくすのきを取り囲むようにして、遊具が配置されているのです。まさにワンアンドオンリー、ここにしかない遊具です。娘とお友達は、この木のまわりを延々とグルグルしていました(笑)。
すべり台もありますし、小さな子どもなら、丘状の山を登ったり、降りたりするだけでも楽しめるでしょう。
◎尾久第五児童遊園(地図:東尾久8-21-6)
尾久橋通りから少し西に入り、熊野前保育園のほど近くにあります。こちらの目玉はローラーすべり台。
ローラーすべり台というと、ある程度の規模以上の公園に設置されていることの多い遊具。荒川区では日暮里公園、天王公園という、区内では一軍と言える公園にあります。
それが、住宅街の中の、小さな「町の公園」にあるなんて!人気の公園では行列ができることもありますが、ここなら(1歳児の場合、小学生のいない午前中であれば)ゆっくり楽しめます。
ちなみに、このローラーすべり台とジャングルジムが配置されているエリアをよーく見てみると、全体を通して船のモチーフになっていることに気づきます。担当者の遊び心なんでしょうか。
◎荒川五丁目児童遊園(地図:荒川5-24-7)
中央に、美しい水色が印象的な三角形のすべり台が鎮座しています。
面積はかなり狭く、他にあるのはブランコ、鉄棒、砂場ととてもシンプルな児童遊園ですが、個性的な遊具がひとつあるだけで、「また来よう」と思わせる力がありますね。
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荒川区はふれあい館・ひろば館や子育て交流サロンなど、子どもと楽しめるスポットが非常に充実しています(我々親子も大変お世話になっています!)。それらで行われるイベントにくまなく参加していれば、毎日はあっという間に過ぎていきます。
でも、晴れて気持ちの良い日は、お外で思いっきり体を動かして遊ぶのもいいもの。区内には100を超える公園・児童遊園があるそうです。地図を頼りに足を運んでみると、「えっ、こんなところに!?」という場所にあったり、「えっ、こんなユニークな遊具が?」という発見があったりして、半ば宝探しをしているような気分にもなれますよ。
あなたの家の近くにもある「隠れた名公園」、お子さんと一緒にぜひ探してみてはいかがでしょうか。