荒川区のランドマーク「あらかわ遊園」から目と鼻の先に2018年2月5日にオープンした「旬 膳 燗 はせ川」さん。
店構えから、料理を極めて数十年のベテラン店主が待ち構えているのではと緊張していましたが、店内から大きなくしゃみが何度か聞こえ、ちょい飲みで伺うお店とは一線を画したお店にドギマギしていた私は、その思い切りの良いくしゃみに少々気持ちがほぐれ、暖簾をくぐることができました。暖簾をくぐった先には、温かい照明に照らされたカウンターがあり、カウンター内に大きなくしゃみの主のご主人長谷川さんと奥様が開店準備をされてました。長谷川さんは、浦和で居酒屋やバーなどを展開しているお店で腕を磨き、出身である西尾久に戻り「旬 膳 燗 はせ川」をオープン。オープン直前に奥様と入籍された新婚ホヤホヤさん。
まずは、お通しから。
春らしい器に盛られた青菜の胡麻和えと白和えそして飯蒸し。
手間暇かけた料理をしない私にとってこの小さな器の中の丁寧な仕事に嬉しくも頭が下がります。
オススメは、ほとんど方が注文されるという魚介のお造り。仕入れは築地やなかなか取引するのは難しいとされている京都の魚屋さんから取り寄せてるそうで、その時の旬な魚介を三点盛、五点盛で用意があり、気になる魚介があれば追加もしてくださるそうです。今回は、超わがままを言い十点盛にしていただきました。丁寧に捌かれた一口サイズのお刺身と隣の薬味がキレイ色の器と相まって見た目にも美味しい。
左上からホッキ貝、〆サバ、赤貝、ヤイトハタ、ブリ、アジ、生本マグロ、金目鯛、活平目、スミイカ
そして、ご主人が惚れ込んでメニューにしたという山西牧場の豚肩ロースのぬか漬焼。ちょっと火を入れすぎたとご謙遜されてましたが、柔らかくて肉の甘みが出てて美味しい!
飲み物は純米酒をメインにビールや酎ハイやカクテル、焼酎などが用意されてます。純米酒は燗でいただくと美味しい西のお酒が多いです。また、毎月ひとつの蔵元の特集をされており、3月の蔵元は「神亀酒造」で、神亀の辛口、甘口から「ひこ孫シリーズ」、「真穂人シリーズ」と純米酒好きにはたまらないラインアップではないでしょうか(筆者は日本酒飲むとダメ人間になるのでいただかず)。
3月の蔵元特集は「神亀酒造」。カウンターにズラッと勢ぞろい。
店内は、カウンター9席、テーブル(4人掛け)1席のアットホームなお店なので、ゆったりとお食事とお酒を楽しむには良い雰囲気です。そして奥様は、バーテンダーでラムコンシェルジュでテキーラマエストロとのこと、お店が忙しくなければシェイクしたカクテルもお願いできるそうです。飲んだ後にもう少しだけ飲もうかなとフラッと立寄れるお店が増えました。
テーブル席の壁には、日本酒樽を解体した木材が使用されてます。この壁を眺めながら純米酒をいただくのも良いですね。
<店舗情報>
・店名:旬 膳 燗 はせ川
・営業時間:16:00~0:00(食材の状況により閉店時間が早まる場合があります)
・定休日:不定休(ホームページかFacebookをご確認ください)
・住所:東京都荒川区西尾久7-29-8 ドミール高橋 1F
・電話:03-6458-2875
※荒川102の取材情報は地図からも探せます。ぜひご活用ください。>>> 「荒川102取材マップ」
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